『ひょうたんから粉』制作秘話満載 監督の作り方(ちょっと大人味) -2ページ目

中之島映画祭で上映されることになりました!

5月4日5日 大阪中之島映画祭にて、「ひょうたんから粉」上映が決定しました。

無料でご覧いただけますので、ぜひお越し下さい。

観客の方がグランプリを決めることができるようですので、

ぜひ、面白いと思う作品に1票入れてください。

http://www.nakanoshima.net/

チャリティーTシャツに賛同しています。

「ひょうたんから粉」は、群馬県吾妻郡で撮影されました。

ロケ場所を探してくださり、家を貸してくださり、ひょうたんの小道具を作ってくださったのも、

みんな群馬県の方々です。

伊参スタジオ映画祭の実行委員は、ボランティアスタッフとして、映画祭の運営をしてくださっています。

そのスタッフもされておられる方の中に、東吾妻の商工会議所青年部の方々がいらっしゃいます。

震災後の早い段階から、青年部の方々は福島県の南相馬市支援のために、動き始めました。

その迅速さと、温かい支援に共感し、私も何か協力することはできないだろうかと考え、

青年部のみなさんが制作している南相馬支援のためのチャリティーTシャツを手売りさせていただくことにしました。(東吾妻と南相馬の支援の経緯の詳しくは、URLを参照してください)


http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/news.asp?news=11857

Tシャツのデザインは、伊参映画祭のパンフレットのデザインでおなじみの渋川市出身のみちこ。さんです。

温かいイラストが印象的なデザインです。みちこ。さん自身、イラストのままの柔らかな優しい笑顔の素敵な女性です。


南相馬から、東吾妻へ避難している方々を直接支援すべく、動いているみなさんの行動力と、「ともにがんばろう」という言葉に共感しています。

直接、東吾妻、杉並の販売所で購入することもできます。

また、わたしにメッセージをくだされば、着払いでお送り致しますので、ぜひご賛同いただけますと幸いです。

2000円でSMLのサイズを用意しています。


$『ひょうたんから粉』制作秘話満載 監督の作り方(ちょっと大人味)


わたしは、静岡県伊東市出身です。

小さい頃から、常に地震の被害と隣り合わせで育ちました。

実際に小学校5年生の頃、群発地震に見舞われ、当時新築だった家の中が、ぐちゃぐちゃになり、

コンビニから食べられるものが消え、停電や余震に怯えた経験があります。

3月11日に働いている東京で地震にあったとき、一番始めに頭をよぎったのは、

「東海地震がついにきたか!?」でした。

私は、まず地震が起きると、東海地震の可能性が常に頭の中にあります。

誰かが言っていましたが、静岡人は、ある程度の地震には慣れているけれど、

それ以上の大きい地震がくると、覚悟を決めるのだそうです。

全員がそうとは思いませんが、少なくとも、私は、静岡に住む両親のことを考えます。

そして、覚悟に近い気持ちを抱きました。

「震源が静岡県沖なら、間違いなく伊東は、ひどい状況になっているな。」

気を確かに持たなくてはと、冷静になろうとつとめました。

震源が東北であったことを知り、今度は、東北に住んでいる親友に連絡を必死にとりました。

なかなか連絡がつかない、あの不安な時間は鮮明に憶えています。こういう気持ちをどのくらいの人が今回のことで経験したのだろうとも思いました。

たくさんの方が亡くなり、まだ多くの方が行方不明である今、被災者と関係のない場所から、不必要な言葉が聞こえてきます。

日本人の持つ素晴らしい精神もありますが、一遍の言葉通りの解釈ではなく、自分のオリジナルな精神をきちんと持ちたいと、今思っています。

裕福な生活をしている訳ではないけれど、ちょっと節約をすれば、募金に小銭を入れることができる生活をしています。

南相馬市へのチャリティーは、義援金という形ではなく、直接南相馬市の方が使ってくださるような仕組みにしてくれています。

もちろん、他の地域へ配分する義援金にも、微力ながら気持ちを送らせていいただきました。

立派に自分を誇れることなど何一つない人生を生きて来たように思いますが、それでも私が日本で生活し、生きて来れたこと、今生きていることを大切に感じたいと思います。

「日本人」であることだけで団結する風潮に苦手意識があります、実のところ。団結の枠に入れない少数の方を見ないようにはできないからです。(そのせいもあって、某スポーツの国際試合などで盛り上がることは苦手・・・)

人の役にたつことを率先してすることは、勇気がいりますし、迷惑になったらどうしよう、恥ずかしいと二の足を踏んでしまうこともありますが、迷惑がられたら、「ごめんね」って言って謝ればいいんですよね。

わたしは、ちょっと恥ずかしいくらいのおせっかいもしていきたいなと思っています。

わたしにできるおせっかいなんて、小さなことです。

ただ、今自分の中に優しい気持ちがあるということを、自分自身で忘れないように、今日はブログを書きました。

きっと、今後不自由がなくなったら、今の気持ちと同じではないだろうし、忘れないとはいいきれないから、少しだけ真面目に記しておきます。

上原三由樹

昨日はありがとうございました!

昨日は、ラブストーリー映画祭にお越しくださいまして、
ありがとうございました。

渋谷アップリンクは、とても素敵な映画館でした。
また、初めて「ひょうたんから粉」を観てくださった方が、
いらっしゃるということ、本当感謝です。

これからも、よろしくお願いしますアップ