先日、ちょっと珍しい仕事にお邪魔させていただきました。
ジャングルで働く女性たちの意欲を高めるために、
毎年畑のコンクールが開かれているそうです。
その審査のお手伝いをしました。
(ちなみにこのコンクールは、農業省ではなくて、
家族省の主催のものらしいです)
一日で1~3候補者のジャングルをまわって、
規定の審査項目を見て回りながらチェックしていきます。
朝が早い、ということで、前日夕方から現地入りして
待っていましたが、
メジャーがない、車のバッテリーがあがる、
メンバーがこない、などなどいろいろあり、
結局スタートが昼前の11時に。
(当日朝出でも十分間に合ったというツッコミはしまっておいて…)
まず畑に最寄りの村にいきます。村は大体幹線道路沿いにあり、
規模にもよりますが、村長さん宅をはじめ、
学校(あっても閉鎖されている場合もありますが)、
教会、
マガザン(お店)、
バー、
無料診療所などがあ(ることもあ)ります。
村の様子はこんな感じ。
まず畑に行くまでの道のりが長く、更に道から遠い畑の場合は、
それからずんずんずーっと歩かないといけません。
ついたらついたで、広さを記入するため、メジャーで畑のはしから
はしまで測ります。
綺麗に草が刈られている畑だと楽チンですが、
倒木がそのままだったり、鬱蒼とした草木が生えている中をわけいって
測らないといけない場合もあり、
なかなか大変です。
見た目やアクセスなど、いろいろな項目で審査していきます。
整然とならぶバナナの畑。草もきちんと刈られています。
数日前に焼いた畑。
(画面が悪くて申し訳ないのですが)パパイヤの木。
パイナップル(株の中央に食べる実がなります)
収穫物のバナナ。
審査がおわると、昼食などをいただきます。
ジャングルの恵みをそのまま頂くお昼は美味しい。
○紫色の丸いものがアタンガという果物(こちらにきて好きになった果物です。日本で同じ味には出会ったことがありません。くせがあって最初はびっくりする味ですがくせになります)、
○中央が甘いバナナ、
○スプーンが入っているお皿が、仏語名がわからないのですがツル植物の茎の料理ちょっと苦くてえぐいです。
審査員や参加者の農家は初対面同士のひともいますが、
みんなその場で本当に盛り上がって、ガボン人のコミュニケーション能力の高さも
すごいなと思います。
こちらはナス科植物。
同僚に甘いから食べなよと何度も薦められて
食べて、本当に苦かった。
他の省の方々と話したり、仕事の話を聞いたりするのも
とてもおもしろかったし、
車がないと普段なかなか行けない畑にもいけたし、
すごくきちんと頑張っている篤農家にも出会えたし、
(バナナが均等に整然と植えられていて、草も綺麗に刈られていて、
そして様々な野菜も混植されている…今まで見た中で一番見事な畑でした…!
ジャングルでコンポストを作っているひとにも初めて出会いました)
最後までちゃんと参加したかったのですが、
私は1日目のおわりで体調不良にあい
途中で引き上げてしまいました…
もっと自己コントロールできなければいけません…
結果発表はもう少し先になります。