
どうも。
今回は、円高・円安について書きますね。
塾講師のアルバイトをしている人なら、よくご存知かと思いますが
中学生は『円高』という言葉を聞いても全く理解不能です。
円高??ふぁあああ??
という感じで。
今回はそんな「ふぁあああ」という感じの中学生でも分かるように
書いていきまーす。
■まずは、円高とは何かというお話!
円高という現象は、外国が存在して初めて成り立つ概念です。
つまり、世界に日本という国しかないなら、100円は100円なんです。
外国(例えばアメリカ)が存在するから、その時々によって
100円の価値が変動してしまうのです。
なぜ変動するのかは、需要と供給(欲しい人と要らない人の関係)が
関係しているんだな、くらいの認識でオッケーです。
で、ここでとっても簡単な例を出しますね。
とっても簡単です。
あなたが100円を握りしめてアメリカに行きました。
8月の交換レートは、100円=1ドルでした。
9月の交換レートは、50円=1ドルでした。
あなたがアメリカに行った時、手に握りしめたお金は
8月と9月でどう変わりますか?
8月であれば、あなたの100円は1ドルになります。
9月であれば、あなたの100円は2ドルになりますね。
さて、どっちが嬉しいですか?
同じ100円が1ドルになったり2ドルになったりするのであれば
2ドルの方が嬉しいですよね。
このように、同じ100円なのに貰えるドルが増える理由は、
円の価値がドルの価値よりも高くなったからだと言えます。
円が高くなる…… 円高……
そう、円高とは、円が他の通貨よりも価値が高い時にそう呼ぶんですね。
上の例では、1ドル100円の時よりも、1ドル50円の時の方が円高である
といえます。
ちょっと練習しますか?
問 AとBどちらが円高か選びなさい。
(1) A 1ドル120円 B 1ドル90円
(2) A 1ユーロ100円 B 1ユーロ120円
(答えは記事の一番下です♪)
もちろん円高の反対は円安です。
これは円の価値が他の通貨より安くなったということですね。
ついでに言うと、通貨の交換レートは毎日、毎時間、毎分、毎秒
変化しています。
その交換レートを決定しているのは為替市場といいます。
■なぜ円高が悪いのか?
最近ニュースで、円高のせいで景気が……とか聞きませんか?
円の価値が高くなるからみんなハッピーじゃないの?と思う人も
いると思います。
確かに、外国の製品を購入する際にはとてもハッピーです。
アメリカで1ドルで売っているものを買うとします。
1ドル100円の時と、1ドル50円の時では、
同じ商品に対して、100円と50円と支払う金額が変わってくるからです。
つまり今は円高なので、外国製品を買う際には得なんです。
では、今度は逆にアメリカの立場になって考えてみましょう。
日本で100円で売っている商品をアメリカ人が買う場合を考えます。
1ドル100円の時と、1ドル50円の時について考えると、
それぞれ支払う金額は、1ドルと2ドルですよね。
つまり円高の時は、アメリカ人は支払う金額が増えたように感じるわけです。
つまり日本の製品を高く感じるわけですね。
そして、アメリカ人が買う商品は何も日本製のものだけではなく
世界中の国がアメリカに商品を売ろうとしています。
そして、できれば安く買いたいわけですから、
相手国の通貨よりも高い(ドル高)国から買うわけです。
ただ、日本もそれを黙って見ているわけには行きませんから
製品の値段をどんどん下げないといけなくなります。
こうして製品を外国へ売る企業はどんどん利益が少なくなって行くという
構図です。
そうなると社員を首にしたり、工場を人件費の安い外国へ移転したり
していって、産業の空洞化が起こり経済力が落ちていくんですね。
輸出企業の多い日本では、円高はかなり大変なことであると分かります。
■円高と物価の関係
この関係についても、あんまり理解している人はいないんじゃないかなーと
思います。
簡単に書くと、円高によって安い輸入製品がどんどん入ってくれば、
日本製品も値下げせざるを得なくなりますよね。
消費者にとっては嬉しいことでしょうが、売る側にとっては利益が
減るということになります。
これがまわりまわって、給料が減ったり、それによって消費が減り
ますます商品が売れなくなり……という悪循環に陥るんですね。
この状態をデフレと言って、まさに今の日本の状態です。
値段が安くなってもいいことばかりではないということを
頭のどこかで覚えておいてくださいね。
ではでは。
written by じっぷす
おっと答えを忘れるところだった
円高なのは、
(1)B 1ドル90円
(2)A 1ユーロ100円
ですね!
