2014年 10 月 977 号 |
かけだし情報 |
ガバレ農場 鴻巣市前砂359 ℡548-1173 |
畑情報
2週連続の台風がやって来た10月ですが、ようやく秋晴れの気持ち良い週末を迎えることができました。今年の稲刈りイベントは、いつもの年よりも10日遅い、19日でした。先週だったら台風の真っただ中で稲刈りどころではありませんでしたが、一転して秋晴れの中での稲刈りとなりました。
いつもよりも遅い稲刈りの理由は、お米の品種が違うからです。ここしばらくは埼玉県の奨励品種である「彩のかがやき」を植えていました。ところが、毎年のように猛暑に見舞われ、彩のかがやきは高温障害にやられていました。高温障害は、玄米が白く濁ってしまうのが特徴ですが、見た目が良くないために等級外になってしまいました。そこで、比較的、高温に強いという品種である「大地の風」というお米を今年は合鴨の田んぼには植えました。この品種は中生の中でも晩生になるため、彩のかがやきの稲刈りが終わってからの収獲となりました。
今年の稲刈りは、いつもの年とは違う場所を中心に刈ってもらいました。稲の苗を育てる場所である苗代で、面積は3aほどです。今年も小さな子どもたちを連れた家族の参加が多かったため、時間的にも、体力的にもちょうど良い広さだった気がします。
毎年のように稲刈りに参加してくれる家族もいるので、一緒に来る子どもたちが年々成長している姿を見られるのも楽しみのひとつです。去年まではお母さんのそばから離れなかった子が、今年は鎌を持って稲刈りに挑戦したり、刈った苗を運んでいたりと、少しずつ参加できるようになっています。とはいえ、子どもたちの集中力がそれほど続くわけではありません。
お茶の休憩後は、バッタを獲るのに夢中になったり、猫と遊ぶのが楽しくなったり、裏の畑を冒険してみたくなったりと、それぞれが関心のあることで遊び始めます。車がくる心配もないので、大人にしても少し目を放していても大丈夫だという雰囲気をかんじるのでしょうか、稲刈りよりも目を輝かせてくる時間です。
子どもたちの関心のなかで大きなものがもみ殻の山です。収穫し、乾燥した籾を、もみ殻と玄米に分ける作業時にでるのがもみ殻です。同じ場所に出るようになっているため、高さは約2mほどあり、子どもたちにしてみたら、少し高い丘のようにみえるかもしれません。もみ殻の山で遊ぶこと自体は危ないことはありません。しかし、服のなかや靴下についたもみ殻はちくちくします。夢中で遊んでいるときはそうでもないですが、お風呂に入るときなど、そのちくちくがぶりかえします。でもそんなことはお構いなしで、子どもたちにとっては格好の遊び場となったもみ殻の山は、高さが半分ほどになり、平たい丘となりました。
今年の稲刈りは昔から今の稲刈りを体験した年となりました。一番昔は手刈りです。イベントで、刈る面積も少しですが、鎌を使って稲を刈り、刈った稲を束ねてはざ掛けして天日干しにするというのが基本手的な形です。一番時間がかかる方法です。
続いてはコンバイン。実はコンバインの前にバインダーと言う機械があります。バインダーは、稲を刈って束ねる作業だけをする機械です。束ねたものを天日干しにします。刈って束ねる作業が機械化されただけでも、手刈りに比べると圧倒的に時間の短縮になったはずです。コンバインもいろいろなタイプがありますが、去年、親せきから頂いたコンバインは歩行型のものです。2条刈りの機械で、軽トラックにも載せられそうな大きさです。このコンバインは、刈って、脱穀し、籾を袋に入れるという作業をこなします。2条刈りで歩行型なので、作業としては1日で1反から2反ほどでしょうか?今回は初めて使うために、トラブルが合ったり、雨が降ったりしたため、結局1反の半分ほどしか刈る作業をしませんでした。
そして今の機械がもう1台のコンバインです。こちらは乗用型の4条刈りです。刈った籾はタンク内に溜まり、いっぱいになったらアームを伸ばして軽トラックに乗せた籾の運搬車に入れることができます。とても効率がよく1反の稲刈りにかかる時間は1時間ほどです。もちろん、大型のコンバインもあり、そちらはもっと効率よい稲刈りができます。
手刈りをした翌日の月曜日、天気予報では曇りだったのに、午後からはポツリポツリと雨が降りだし、3時過ぎには本格的な雨降りとなりました。今年は台風直撃にも関わらず無事に稲刈りを終えることができました。これも伊香保神社の嵐除けのお札のご利益でしょう。お礼に行かなくては。