12月9日、ぐっと寒くなった夜に僕のたった一人の血の繋がったばぁちゃんが永眠した。
95才、老衰だった。
認知症から約10年、老後施設で約6年過ごした。
亡くなる前々日、かぁちゃんが施設を訪ねるとばぁちゃんは笑顔でかぁちゃんの事を迎えた。
認知症にもかかわらず、誰の事も覚えてないのに・・かぁちゃんの事だけは忘れていなかった。
その笑顔が最後の力だったんだねって、母ちゃんが言ってた。
生前のばあちゃんに会ったのは3年前の夏、入院したときに見舞ったのが最後になってしまった。
棺桶に入ったばぁちゃんは本当に小さくて、小さくて、小さくて・・・
95才まで生きたんだ、小さい体でホントよく頑張ったね。
小さい頃のばぁちゃんとの記憶が所々だが、数少ない思い出がよみがえった。
遺影は親父が用意したもので、
30年前じいちゃんが死んだ年にお墓参りに行ったときの一枚。
じいちゃんが天国で待ってるからじいちゃんがばあちゃんってわかるようにって・・・親父の粋な計らいというか、最後の親孝行だったのかも。
出棺前にばあちゃんの周りにたっくさんのお花を詰めた。
花が好きで花柄の編み物をよくしてたと聞いたことがある。
ばあちゃんの胸には、若い頃のじいちゃんの写真。
これも天国で迷子にならないようにと親父がそっと置いたもの。
小さな体の周りに花を詰めながら、
ばあちゃん、じいちゃんにやっと会えるな!
ばあちゃん、なかなか会いに来れなくてごめんな!
ばあちゃん、ゆっくりね。
そんな言葉をかけながら、涙が止まらなかった。
叔母が言ってた。
最後の日、まだ脇の下が温かかったのよ。
ばぁちゃんとの別れは、覚悟はしていたが、
こんなにも涙がとまらないとは思わなかった。
でもそれが、やっぱり血の繋がったばぁちゃんだから。
天国のじいちゃんへ
ばぁちゃんそっち着いたでしょ?
ばぁちゃん笑ってるでしょ?
ばぁちゃん頑張ったから誉めてあげてよ!
それからじいちゃんの遺言のテープ聞いたよ!タカと仲良くしてます。記録を残したがるとこ、親父も好きでついでにオレもそういうの好きなんだ!じいちゃんの血、ちゃんと受け継いでるぜ!うちは武士だからな!
じいちゃん、もう心配いらないぞ!親父とオレがいるからな!
ばぁちゃんと仲良くな!
天国のばあちゃんへ
じいちゃんに会えたか?
親父が心配してるよ。あんなに老け込んだらじいちゃんわかんないなぁって。でも大丈夫だよな!
ばあちゃん、良い顔してたな!
いつもばあちゃんち行くと本当に優しくしてくれて、本当に好きだった。
心の温かいばあちゃんの孫で本当に良かった。これからもばあちゃんの優しさ忘れねぇからな!
天国でじいちゃんと仲良くな!
ばあちゃん本当にお疲れ様。
ゆっくりね。
2012年12月17日
まさかつより












