TikTok ‘challenge’で学校休校 | ぴぎのOptimistic Life

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アメリカ移住直前で妊娠。
異国の地で初めての出産・子育てに臨むと同時に応用行動分析士を目指しています。学生ママとしてキャリアと子育ての両立や応用行動分析学について綴っていきます。

アメリカの多くの州は本日から冬休みに入りました⛄
そんな冬休み目前、TikTokで”School Shooting Challenge”と称して「金曜日、複数の学校で銃撃が行われる」といった内容が拡散されたという情報が全米を駆け巡りました。(TikTok側はそれを否定、FBIが調査中)

また、これがさらに若者を刺激し、暴力的な行為を助長するのではという懸念も広がりました。

今回のこの件は、最初サンフランシスコで迷走さんのこちらのブログで私も知りました。

 

 

銃と聞くとどうしても本土をイメージしますが、先月末もKalihiで銃による強盗殺人未遂事件が起きたばかり。ハワイとは言え、アメリカで銃と無縁なわけではありません。
それでも何となく他人事で過ごしていた昨日、スマホの通知に休校のお知らせが届きました。

ハワイ州の多くの学校は通常通り行われたようですが、ハワイ島のWaimea中学校は休校という決断をしたようです。

 

 

このような拡散がなくても年度末は生徒が暴れる、好き勝手する風習のようなものも元々あり、私が以前勤めていた高校でも、卒業生が騒ぎまくるのが毎年恒例となっていました。

たいていの場合は暴力的なところまでは発展せず、ただ歌い踊り、走り回りという感じですが。

今回は年度末ではなく学期末ですが、それでも学校最終日は良くも悪くもいつもと違う雰囲気になりやすい気がします。

そんな中のこの拡散、真偽問わず不安は高まります。

 

 

 

保護者に向け、お子様の様子をよく観察してください。お子様とこの件について話してください。
と訴えた州もあったようです。

 

幸い、大きなニュースになるような事件は起きなかったようですが、
SNSが発展し、これまで届かなかった声も、こうして一瞬で全米、世界へと発信されていく。
届いてほしくないメッセージも安易に広まり、人々を刺激していく。

SNSによって、一個人が、言葉で世界を恐怖に陥れる力を手に入れてしまった気がします。
拡散の力、SNSの影響力を考えると、情報の真偽を問わず警戒しないわけにはいかない時代になってしまいましたね。

 

一方SNSの力によって救われた人がいるのも事実。
社会の変化に合わせて常に私たちは何かのジレンマに悩まされるのかもしれません。