Revolutionnaireのブログ

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 二葉亭四迷や山田美妙らによって行われた言文一致運動の成果は、日本人の内面の発見に結びついた。それまで、日本人は文語体でしか表現することができなかったが、口語体の発見により、感情という内面を文字に表せるようになった。その後の、いわゆる文明開化において西洋思想を輸入した。



 しかし、そもそも日本人は本音と建前という思想形態をもつために結局のところ西洋の思考形態を完全に受け入れることはなかった。この大きな違いを先に説明すると、自然とのかかわり方にそのヒントがある。西洋は、主観と客観という二項対立の結果、自然を対象として認識することに成功した。これが意味することは、自然を観察するための対象に仕立て上げたということである。逆を言えば、自己の確立が文体に内包されていたということである。


 主観と客観という考えは、西洋独特のSOという文体に現れるのだが、経験則上、文化は言語に引きずられるから、やはり文体の作用が文化に大きな影響を及ぼすのだと考えられる。

 さて一方で日本の文体に目を向ければ、それこそ自己を規定せずに自然をみる一変数的思考から生まれでた、主語と客体の省略にある。