ひとりの・・・たったひとりの

大切な人が旅立ってゆかれました


その人に、縁あって 関わってきた私たちは


安らかな旅立ちを願い

残される家族の皆さんのことを想います


ご縁を ありがとうございました


ご冥福をお祈りします。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚




どの事業者も、だれしもが

真剣に

精いっぱい

関わってきたつもり

・・・でしょう


残されたご家族には、

どんな慰めの言葉や

お悔やみの言葉を述べても

ご家族の心の中には、

悔いがない

ということはなく、さらに、

辛い気持ち

悲しい気持ち

が、折り重なってくると思います。




私たちは、

ご家族とは 違います


悲しい気持ちは いっぱいあります


けれど。


あのときのこの対処は どうであったか

この関わり方は どうだったのか

などなど


悲しみの中、

自分自身

そうした客観的な振り返りを

冷静に?

してゆきます


殆どが、悲しい気持ち以上に

自分への憤りや

やるせなさが充満してしまい


未熟な自分は、感情を押さえることができないでいます。


他者を責めてはいけない

自分を責めてはいけない

自分を責めることは、他者を責めることにもなる

とも、言いますが、


責めるつもりはなく、ちゃんと、振り返りしましょうよ


と、言いたい


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



担当のケアマネさんと連絡をとる


お見送りしたその時に

関わった介護事業者同士

顔を合わせれば、

お互いの労をねぎらう

ねぎらい合っての言葉が


「よかったですね」 


何が?

何が良かったというのだろう


それが、ケアチームの解散の挨拶になっているのか?


そんな心の葛藤をよそに、


「そうですね。」

と、共感の言葉をつらつら述べる自分


なんで、言えない?


「ホントに、良かったのですか?」

「家族は良かったかもしれません・・・

そうお伝えしていいと思います。

でも、ご本人は、どうだったんでしょうか?」


なんで、言えないのか。


言わないで あとで、イライラしてる方が

どうかと思うよ。まったく。


・・・・今、わかった


私は、その担当ケアマネの

「よかったですね」

の言葉を聞いた瞬間から

同じ事業者として、みれなくなってしまったんだ


そんな風に

勝手に、距離を 壁を作ったのは、自分自身だった


その時に

「なんで、いいんですか?」

って、言えば良かったんだ


たった、それだけのことなんだ


わかった!


明日、ケアマネに電話して、カンファレンスの提案をしよう


最後のカンファレンスをするべきだ。


お見送りしたら・・・


それまであれこれ、み~んな、

全ての出来事が

必然で、


「良かった」「良かった」で


結んではいけないんだ。


私たちは、ケアチームなんだから











「年とると、自分のお金も自由にならん!」


怒り心頭の70代のおじさん。


話を聞いていると、びっくりのできごと。


振り込め詐欺事件の防止なんだろうけど困ったもんです。




かけていた保険が満期になった。


住宅を修繕したりで、このところ、大きな出費が多かったおじさん。


満期をあてにして、子供に費用を立て替えてもらっていたようで


さあ、この満期になったお金を引き出そうと、銀行へ。


窓口嬢  「お客様、このお金は、何にお使いで?」


おじさん  「満期やで下ろしたいだけや」


窓口嬢   「現金でなく、口座の方に入金されては?」


おじさん  「わしは、現金で出したいんや」


のようなやり取りが繰り返された揚句・・・


「お客様 こちらに~~~~」


と、別室に連れてゆかれ・・・


銀行の上司とのやり取りがあり、


また、待たされて


なんか知らんけど、今度は、お巡りさんが登場し


おじさんは、自分の事情を説明し


子供さんやら、保険会社やらに、電話され


お巡りさんが消えたと思ったら、今度は刑事に囲まれ


再度、事情を訊かれるんで、説明したら、


「あんた、さっきの話と、違うやないか」


と、責められ、突っ込まれ


・・・・


子供さんが、呼ばれ


どんどん時間が経ち


15時を回り


「お客様、営業時間を過ぎたので、お取り扱いができなくなりました。」


な、なんやと~~~~


どういうこっちゃ!!!


あほらしい!!!


わしの金、自由にできんて、どういうこっちゃ


頭来た~~~


わしの、一日。息子の一日を返してくれ!!!


大変な出来事でした。

台風が接近しています。


梅雨時の 雨続きのなかでも、

雨の合間をぬって

たけはな小町に来て下さる町の人々に、

感謝します。



ネコ  けいさん  ネコ


以前、ブログに書いた

たけはな小町に来るようになって

「笑えるようになって嬉しい」

と 言ってくださった けいさん(仮名)


けいさんのお話からすれば

家族さんみなさん、仕事に出かけられ

家にひとりなのだそうです。

雨降り以外は、

小町に来て下さいます。コーヒー


「ここに来て、おしゃべりして、笑って。楽しいわ。」


「お腹も膨れて、し・あ・わ・せ~」(*^_^*)


だんだん、元気になって、

よく笑われるようになって 私たちも嬉しいです。


小町で預かっているコーヒーチケットの残りがわずかになると、

お家の方宛てに、けいさんにお便りを渡します。

すると、ご家族がチケットを買いに小町に寄ってくださいます。

そのようなやり取りも、回を重ねてきました。

少しずつ、お家の方ともお話できるようになってきました。


小町で、ささやかながら、やっていることを

ご家族は理解してくださっていると感じています。

ありがたいことです。


先日、小町のスタッフさんが

「この前いらっしゃったときに、息が上がって、えらそうだった。」

「暑かったせいかな~とは思うけれど」


小町のスタッフさんたちは、介護関係者ではありません。


けいさんのことを、よく見ていてくれるのだな~と思い

嬉しい気持ちでいっぱいになります。


そのようなスタッフの話を聞くと

次、お店で会ったときに、お顔色や、むくみなど、ご様子をさささ~っと、

アセスメントしてしまうのですが・・・

(こういう所が、嫌な面でもあるけれど、場合によっては、必要なことでもあると思っています。)

今くらいならば、経過みていてもいいのでは?

家で、クーラー入れてみえるかな?

水分摂ってみえるかな?

おしゃべりの中で、気になることは、伺って・・・しまいますが・・・

押し付けたりすることのないように心して、

体調管理のことをお伝え~しています。




かさ  あっちゃん  かさ


あっちゃんとは、不思議な出会いでした。


小町の店の中から、散歩中?のその方に、

思わず、手を振ってしまったんです。

とっても、愛らしい女性なんです。


すると・・・ゆっくりゆっくり、小町に来て下さいました。

喫茶店に 呼び込んでしまったようでした。

脳梗塞後でしょうか。

不全麻痺があり、言葉にも、少し支障があります。

飲んだり食べたりに、ご不自由はないかしら??

とさりげなく、見守っていたというのが、初来店のときでした。


あっちゃんは、その翌日も来て下さいました。

嬉しかったですね~

話かけると、

毎日、歩いてリハビリしているのだと。

いつもは、違う道を歩いていたが、

たまたま、通ったら喫茶店がやっていたから、寄った。

のだそうです。


次に来て下さったときには、

脳梗塞で、入院中は、動けなくて、着替えも人にやってもらって

ホントに辛かった・・・と

よくここまで、回復されたと思うのでした。

どれだけ、努力されたか・・・

「これだけお元気に、回復されて頑張られたですね。よかったですね。」

と話すと、涙ぐんで・・・

今も、片足が重い。しゃべりにくいし、聞きとりにくい。

人の話すことが わからないことが多くなって、辛いのだ

と話してくださいました。

いっしょに うんうん と・・・なにも、返す言葉が浮かびません。


あっちゃんは、自分の名字が、曖昧でした。

名前で呼んでくれていいよ

と言って下さったので

あっちゃん(仮名)とお呼びしています。



ハートぃっぱぃ  けいさん と あっちゃん 


ある日

あっちゃんと、けいさんが たまたま同じ時間帯に来店され

そして、たまたま隣の席になりました。


スタッフが 一緒に座って、おしゃべりすることもある

・・・小町の特徴でもあります


あっちゃんと、けいさんのおしゃべりの仲介をしつつ

楽しいひとときを。


翌日、また、偶然に お二人が。


あっちゃんが、

「ここに座っていい?」

けいさんが、

「おはよう。いいよ。」


そして、二人で、おしゃべり。

いっしょに、モーニング。


「途中まで、一緒に帰ろうか~」

と、けいさんが誘ってくださって

二人連れだって、帰ってゆかれたのでした。


小町のスタッフが、

「よかったですね~こういうことがいいですよね~」

と、お二人を見送りながら言ってくれました。


あっちゃんと けいさんが、小町で知り合って、仲良しになれたことも嬉しい。

小町のスタッフさんが、理解してくれてることも嬉しいです。



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とっても 嬉しいことや、考えさせられることなどなど

日々、盛りだくさんです。

このところ、ブログを休んでいたのは、

書くことが、どうなのか・・・

と思うようになったからでした。

喫茶店というお仕事で、お客さんのことを書いていいのかぁ

私のことを信頼して、お話して下さることを

ここに書いていいものなのか???


今も、疑問があるのですが

けれど、今日は、

敢えて ブログに書くことにしたのでした。

読んでくれた人に共感してもらいたい

そう思って書いています。


このブログを読んでくださる地元の人がいて

そういうことを考えて、やっているお店なのだと知ってほしいのです。


日中、ひとりでいる高齢になった親。兄弟。

閉じこもって、足は弱るし、しゃべらんし、心配なんだ

~ということならば、

「あのお店に行って、コーヒーでも飲んでりゃ~」

と、勧めてほしいのです。

利用してほしいのです。 


家に閉じこもってばっかりやで~

さ、デイサービスに行ってくれ


で、なくても、いいのでは・・・と。


もちろん、小町でなくてもいいのです。

近くの喫茶店へ。商店へ。

人が多いのが苦手な方は

空いてるお店、空いてる時間帯がいいかと思います。


そのような利用の仕方があることを

知ってほしいと思っている

竹鼻の町の中の 喫茶店です。(*^_^*)

今日で、たけはな小町 2月の営業も終わりです。


相棒のキョンちゃんと二人


「お疲れ様でした」 と、二人でいつものミーティング。


今月は、またまた、実り多き日々でした。


何よりも・・・


前回 ブログに書いた気になっている方・・


ご家族の理解もあって、


朝食?昼食?で、小町に来ていただけるようになりました。


「ここに来ると、いろんな人とおしゃべりできるし、

最近、元気になったし、笑えるようになって、嬉しい。」


その言葉を聞いて、


もう、胸がいっぱいで、 ウルウルしてしまいました。


慣れてくださった・・・ということでもありますが、


来店されると、キョンちゃんや、私とおしゃべり。


また、隣の席のお客様とおしゃべり。


お顔の色が、ホントに変わって、血色がよくなって


表情も、やわらか~く、朗らかになって


小町から、帰ってゆかれる足取りも安定してきました。


先日は、小雨の降る中、来てくださって


体力もついて来られたように思います。


そして、先の言葉を聞いて


これこそ、お仕事冥利に尽きるできごとでした。




キョンちゃんとふたり、午前中のお店の営業が終わると


賄い食を食べながら・・・ミーティング。


普段は、デイサービスの仕事や、


午後から、ケアマネの仕事に入ってしまうので、


二人揃うことが、なかなかできないので


貴重なミーティングタイムです。


「今日も、パヮ~使いきったね。」


そんな風な言葉が、自然と出てきます。


グループで、または、お二人で来て下さるお客さまには、


お話の邪魔にならないようにするには・・・


ということに、気を配ります。


湯呑にお茶(小町では、寒い時には、お水ではなく、お茶を出しています)が

なくなっていることが、わかっていても、

どのタイミングで、お席に寄っていって

注ぐといいのか・・・

タイミングが悪いと、お客様の話を止めてしまうこともあるし

明らかにお話の途中とおもわれるのに、

・・・じゃあ、帰ろうか~という感じにもなってしまいます。


そういうときには・・・・申し訳なかった・・・・と、反省するのです。


おひとりで、来られるお客様で

ゆっくり、雑誌を読みながら、くつろぎたいという方

お帰り前には、少しだけ、お声をかけています。

何となく、ニコッとしてもらうと、


それがまた、また、嬉しい瞬間です。


おひとりのお客様の中には、他のお客様が見えないときには、

たくさんおしゃべりして帰ってゆかれます。

私たちも、色々なことを教えますし、

楽しい会話ができてうれしいです。


お客様が、元気になれると、言って下さったら、


嬉しくてたまらないです。


来月も、お客様とのお付き合いを大事にしてゆきたいと思いました。


お茶会企画、来月も行います。

お店に告知の張り紙をし、よく来て下さるお客様にお声がけしています。

来て下さると嬉しいな。


介護の相談日は、第一日曜日の午前中。


先日、行った『認知症カフェ』の企画会議。

行政の方や、地域包括の方、市内の有志の方々が集まってくださいました。

みなさんのご意見が、貴重で、ありがたいものでした。

すぐには、動かないとも思いますが、

少しずつ、みなさんと協力し合ってやってゆきたいことです。


これまでとは、違った活動の方法や、物事の進め方を、


今、経験させてもらっています。


「まず、やってみないと、なにも、始まらないよね~」と、


仲間と話しています。


地道にコツコツですね。(*^_^*)







今日は、たけはな小町 一日営業日でした。


普段は・・・といっても、月 火 水 金曜日は、12時までの営業で、


木曜日だけは、一日営業しております。


昼時間に、他のお店のように、ランチを望まれても、

小町は・・・できない・・・

軽食くらいは?と、望まれても、

ごめんなさい・・・

と、しております。


お客様に申し訳なく・・・

木曜日は、一日、モーニングサービスとしております。


きっと、軽食など ご用意できるようになりますので、

もうしばらく・・・(*^_^*)



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



このところ、気になっているお客様がありました。


一度だけきてくださったお客様。


身軽な感じで、手には、小銭入れが。


「ちょっと外に出てみたら、回転灯が回ってるので、来てみました。」

「お店は、いつから、始めたのですか?」


コーヒーの御注文でした。


「今日は、モーニングサービスがつくんです」


と、お話すると、


「いえいえ、持ち合わせが・・・」


「朝の時間と同じで、コーヒーの値段で、色々付きますので」


「あ~それなら・・・。」


「まあ~色々付くのね~。」

「おいし~い。うれしいわぁ~」


と、喜んでくださいました。


と、帰りがけに・・・小銭入れのお金が、足らなかったのです。


「すぐ、とってくるわ。すぐそこの○○です。」


と、仰いましたが、その方は、明らかにお足が御不自由。


「いいです~今度で。そこの○○さんですもの、顔パスですョ。」(*^_^*)


そう言って、お見送りしたのでした。


翌日、その○○さんのお家の方が、来店されました。


丁寧にお礼を言ってくださって、


コーヒーチケットも買って下さいました。


一瞬、どうしようか迷ったのですが、


「よかったら、お店でお預かりさせてもらえないでしょうか?

お客様の中には、チケットを買われても、無くされる方もあるので、

お家に帰られたら、小町にチケット置いてあるから

好きな時に行ってきたら・・・と、お話下さいませんか?」


そうお話すると、

お家の方も、了解してくださったのでした。


さて、お預かりしたものの、○○さんが、小町にチケットがあることを

ご家族から聞いて、

そういえば・・・

と、思いだし、来て下さるか・・・

心配でたまりません。


足が御不自由な様子でしたし、

転んだのか、ほっぺも少し青くなっていたように思います。

お元気な時ならば、

おしゃれして、気軽にお出かけされて、

活発に過ごされていたと思うのです。

今は、家にこもりがちなのでは?

おしゃべりする機会も減ってみえるように思うのでした。


どうしよう・・・

喫茶店のスタッフが、お誘いに行くのも、妙だしなぁ・・・

こちらが、散歩の風を装って御自宅前に行ったとしても、

外に出てみえなきゃ、会えないし・・・

なにかいい方法ないかな~と、

キョンちゃんと、話をしていました。


・・・・来てほしいな・・・


その思いが通じたのでしょうか~(*^_^*)


来て下さいました!!!!


わぁ~~~~い うれしい~~~~~ぃ


もう、嬉しくって、お客様を ハグしそうなくらいでした(こらえました)


「今日は、天気も良かったので、散歩がてら来ました」


と。


「この前は、ごめんね」


「いえいえ 翌日には、お家の方が

本当に丁寧に御挨拶してくださって・・・

こちらこそ、恐縮しました。

また、チケットも買っていただいて、ありがとうございます。

お店でお預かりしておりますから~

いつでもお越しください。」


「うちの嫁さんがそう言ってたで」


「ほんと、いいお嫁さんですね~」


「そうなの、あの子は、ほんと、いい子で~」


それから、しばらく、おしゃべりできたのでした。


私は、小町の役割は、ここにある!と思っています。


お客様をお見送りしながら、


先日、来て下さったお嫁さんの言葉を思い出しました。


「チケットが、無くなったら、いつでも言ってください。」