初級公務員(高卒)・事務の、難易度を総括する その1 一次試験

大学進学から公務員に転換したとき、まず「どれくらい難しいのか?」が問題になります。
なにせ倍率はどれも10倍を超えます。
概略一次試験で5倍以上、二次試験で2倍内外といったところ。
ぱっと見、一次試験の難易度がかなり高いように見えます。

では10人に2人しか受からない一次試験はそんなに難しいのでしょうか?


一方、予備校の校舎別合格率は、100%であったり、たぶん校舎でひとりふたりしか落ちていないような高い成績をうたっているところばかりです。

 たとえば、公務員ゼミナール
http://www.01-group.com/result


これはいったいどういうからくりなのでしょうか?

受け終わってから得た結論はこうです。

1.一次試験はコツを掴んで時間をかければ、大学受験に比べて「誰でも」高得点しやすい問題である。

2.しかしながら、問題が独特で例年変化が少ないため、公務員試験専用の学習方法が確立されており、予備校の優位性が大きく出ている


なんです。

公務員試験一次は、「予備校に通ったもん勝ち」の様相が顕著な試験と思われました。

 

実際ドラ息子も、クレアールのWeb講座の受講と東京アカデミーの夏期講習に通い、これなしで合格は難しかったように思います。

 

では、逆に予備校に通わないと受からないのか? というとそうではなく、2.のとおり独特の傾向を掴んで、1.のとおり、しっかり時間をかければ「誰でも」高得点できます。

 

そして2.は過去問として手に入れることが出来る類のものなのです。

 

ところが、大学受験でいう「赤本」が完備されていない。これには参りました。

 

また一次試験には、適性試験という知能検査的な試験を課すところもあります。

これも、とても解りにくかった。

「特別区には適性試験が無い」のは、当日はじめて知ったくらいです。

この試験が国家公務員試験にはとても効いてくるのですが、「国家公務員試験適性検査には図形問題は無い」とか…。

 

過去問は根性で揃えたのですが、比較的簡単に揃える方法もありました。

 

このあたり、おって書いていきます。