第3回 素晴らしいキーワードを導く方法
まずは、軽い気持ちで多くのキーワードを挙げてみよう
前回お話ししたキーワードツールの検索結果は、あくまで過去に検索した結果。時代やマーケットは常に進むもので、過去のデータを反映させるだけでは顧客は獲得できない。将来の顧客を想定しさまざまなキーワードを考えて、はじめて本物のインターネットビジネスといえる。
前回も話したことだが、初めは難しく考えずに軽い気持ちで頭に浮かんだ言葉をメモしていこう。論理的に考えるとありきたりなキーワードになりがち。それよりも
思いつきや勢いにまかせたほうが、アドワーズ広告では表示されていない、キーワードが思い浮かぶことが多い
のだ。
また、この段階では質より量が大事。とにかくなにか浮かんだらその場でメモしよう。
実際に、ちょっと実践してみよう。「モテる」でキーワードを考えてみる。
・モテる+髪型
・モテる男
・モテる+仕草
・モテる+裏技
・モテる+方法
・モテる+技術
・モテる+服
・モテリーマン
・モテる+メール
・モテる+診断
・モテる+合コン
ざっと考えてこんな感じ。バラエティに欠けている点はご容赦を。
グーグル検索を使ってキーワードを絞り込む
次にグーグル検索を使って、各キーワードの需要(競合性、検索ボリューム)を調べる。このときに考えてほしいことが
アドワーズ広告の場合、グーグルの検索結果ページで1ページ目に表示されるようになるためには10位以内の順位に入らないといけない
という点。
(「服 通販」検索結果)順位の高い順から広告が貼られる。
1ページ目に表示されるのと2ページ目に表示されるのとでは広告効果の差は歴然。また、同じ1ページ目でもなるべく上部に掲載されたほうが広告効果は高い。低コストで効果的なマーケティングを目指すのであれば、なるべくクリック単価ではなくクリック率で勝負したい。つまり
競合が少なく、かつ需要が高そうなキーワードを探し出す
一概には言えないが、広告の掲載位置は上位3位以内を狙う
ことが大切。
上写真のケースでは、競合が多くとても太刀打ちできそうにない。
これらのことを踏まえて考えられる「モテる」関連キーワードは以下のようなもの。(画像汚いですがご容赦ください)
「モテリーマン」の浸透度、R25を読んでいる人の数を調査して再度検討してみるのも悪くないのではないだろうか。
ビッグキーワードは避けよう
アドワーズ広告が2ページ、3ページ…何ページにもわたり連なるキーワードをビッグキーワードという。「保険」などのキーワードが代表格に挙げられる。ビッグキーワードは検索数は多いが競争率が高く、かなり高い価格で入札競争が展開されていることが多い。このようなキーワードには手を出さないほうが無難だろう。アドワーズ広告は日本ではまだまだ認知度が低く、他の広告システムに比べれば競合も少ない。つまり、よく頭を使って戦略を練れば勝てるマーケットといえる。このブログで言っているように低コストで誘導するキーワードを探す努力をすれば
1クリック10円以下でも検索結果の上位に位置するキーワードを見つけることが、まだまだ可能
なのだ。
《次回予告》明日は「競合に負けないアドワーズ広告戦略」。お楽しみに!!
《コラム:オススメ書籍①》
水滸伝(全19巻)
著:北方謙三
定価:600円
自己啓発やビジネスに関する実用書を紹介したほうがいいかどうか迷いましたが、今回は北方謙三さんの『水滸伝』を紹介させていただきます。最近、中国がやたらと注目されていますが、僕たちはかの国をどれくらい知っているでしょう。ビジネスの市場として捉えるのなら、まずはよく知る必要があるのではないか。そう考えると、これから付き合う相手の過去(歴史)を知るのも悪くないのでは?
「宋」という国に反旗を翻し戦う「梁山泊」の男たちの物語。「替天行道(たいてんぎょうどう)」の志のもとに集結した108人の男たちが、熱く泥臭くじつに魅力的に描かれています。いつ死ぬかではなく、どう生きたのか。ひとりひとりの死に様がとにかく美しく描写され、男の人生について考えさせられる作品です。
また、政治的要素も取り入れていて、貧困に喘ぐ民の犠牲のうえで繁栄する「宋」という国は、国民の声を聞いているように振る舞い、自身は私腹を肥やすどこぞの国の政治家の姿そのもの。保身に奔る人間、野望を持つ人間、さまざまな思惑が行き交います。
全19巻という超長編なのですが読み出したら止まりません。涙も止まりません。是非、読んでください。
前回お話ししたキーワードツールの検索結果は、あくまで過去に検索した結果。時代やマーケットは常に進むもので、過去のデータを反映させるだけでは顧客は獲得できない。将来の顧客を想定しさまざまなキーワードを考えて、はじめて本物のインターネットビジネスといえる。
前回も話したことだが、初めは難しく考えずに軽い気持ちで頭に浮かんだ言葉をメモしていこう。論理的に考えるとありきたりなキーワードになりがち。それよりも
思いつきや勢いにまかせたほうが、アドワーズ広告では表示されていない、キーワードが思い浮かぶことが多い
のだ。
また、この段階では質より量が大事。とにかくなにか浮かんだらその場でメモしよう。
実際に、ちょっと実践してみよう。「モテる」でキーワードを考えてみる。
・モテる+髪型
・モテる男
・モテる+仕草
・モテる+裏技
・モテる+方法
・モテる+技術
・モテる+服
・モテリーマン
・モテる+メール
・モテる+診断
・モテる+合コン
ざっと考えてこんな感じ。バラエティに欠けている点はご容赦を。
グーグル検索を使ってキーワードを絞り込む
次にグーグル検索を使って、各キーワードの需要(競合性、検索ボリューム)を調べる。このときに考えてほしいことが
アドワーズ広告の場合、グーグルの検索結果ページで1ページ目に表示されるようになるためには10位以内の順位に入らないといけない
という点。
(「服 通販」検索結果)順位の高い順から広告が貼られる。
1ページ目に表示されるのと2ページ目に表示されるのとでは広告効果の差は歴然。また、同じ1ページ目でもなるべく上部に掲載されたほうが広告効果は高い。低コストで効果的なマーケティングを目指すのであれば、なるべくクリック単価ではなくクリック率で勝負したい。つまり
競合が少なく、かつ需要が高そうなキーワードを探し出す
一概には言えないが、広告の掲載位置は上位3位以内を狙う
ことが大切。
上写真のケースでは、競合が多くとても太刀打ちできそうにない。
これらのことを踏まえて考えられる「モテる」関連キーワードは以下のようなもの。(画像汚いですがご容赦ください)
(「モテる+方法」検索結果)アドワーズ広告5件
(「モテる+技術」検索結果)アドワーズ広告3件
広告数が少なく比較的検索されそうな「モテる+方法」「モテる+技術」「モテる+会話」の3つに絞ってみた。
「モテる+裏技」は競合0だが「モテる+技術」と被り、技術のほうが比較的検索されやすいと考えたので却下。一方、「モテリーマン」も検索率は低いが、R25(フリーペーパー)読者の間で需要があれば、競合0なのでクリック率をかせげるかもしれない。
(「モテリーマン」検索結果)アドワーズ広告0件(「モテる+技術」検索結果)アドワーズ広告3件
広告数が少なく比較的検索されそうな「モテる+方法」「モテる+技術」「モテる+会話」の3つに絞ってみた。
「モテる+裏技」は競合0だが「モテる+技術」と被り、技術のほうが比較的検索されやすいと考えたので却下。一方、「モテリーマン」も検索率は低いが、R25(フリーペーパー)読者の間で需要があれば、競合0なのでクリック率をかせげるかもしれない。
「モテリーマン」の浸透度、R25を読んでいる人の数を調査して再度検討してみるのも悪くないのではないだろうか。
ビッグキーワードは避けよう
アドワーズ広告が2ページ、3ページ…何ページにもわたり連なるキーワードをビッグキーワードという。「保険」などのキーワードが代表格に挙げられる。ビッグキーワードは検索数は多いが競争率が高く、かなり高い価格で入札競争が展開されていることが多い。このようなキーワードには手を出さないほうが無難だろう。アドワーズ広告は日本ではまだまだ認知度が低く、他の広告システムに比べれば競合も少ない。つまり、よく頭を使って戦略を練れば勝てるマーケットといえる。このブログで言っているように低コストで誘導するキーワードを探す努力をすれば
1クリック10円以下でも検索結果の上位に位置するキーワードを見つけることが、まだまだ可能
なのだ。
《次回予告》明日は「競合に負けないアドワーズ広告戦略」。お楽しみに!!
《コラム:オススメ書籍①》
水滸伝(全19巻)
著:北方謙三
定価:600円
自己啓発やビジネスに関する実用書を紹介したほうがいいかどうか迷いましたが、今回は北方謙三さんの『水滸伝』を紹介させていただきます。最近、中国がやたらと注目されていますが、僕たちはかの国をどれくらい知っているでしょう。ビジネスの市場として捉えるのなら、まずはよく知る必要があるのではないか。そう考えると、これから付き合う相手の過去(歴史)を知るのも悪くないのでは?
「宋」という国に反旗を翻し戦う「梁山泊」の男たちの物語。「替天行道(たいてんぎょうどう)」の志のもとに集結した108人の男たちが、熱く泥臭くじつに魅力的に描かれています。いつ死ぬかではなく、どう生きたのか。ひとりひとりの死に様がとにかく美しく描写され、男の人生について考えさせられる作品です。
また、政治的要素も取り入れていて、貧困に喘ぐ民の犠牲のうえで繁栄する「宋」という国は、国民の声を聞いているように振る舞い、自身は私腹を肥やすどこぞの国の政治家の姿そのもの。保身に奔る人間、野望を持つ人間、さまざまな思惑が行き交います。
全19巻という超長編なのですが読み出したら止まりません。涙も止まりません。是非、読んでください。
第2回 想定したターゲットのキーワードを見つけるコツ
ターゲットの目線で考える
ターゲット(見込み客)が決まったら、次に考えること
それは
ターゲットがどんなキーワード検索であなたの商品(会社)を探すのだろうか?
ということ。
まずは、自分がターゲットになったつもりで検索するキーワードをピックアップ。ここであまり深く考えすぎないように。気軽に「こんな感じで検索するんじゃねぇの?」という程度で考えてみよう。そうすることで柔軟な思考が生まれ、素晴らしいキーワードが発見できる可能性が高まるはず。電車の中や一服中、就寝前などのちょっとした空き時間に思いつくことも多い。キーワードを見つけ出す手順は次の通り。
1. ターゲットの立場を想定する
まずはターゲットが「自分が売る商品を探すためによく検索するだろう」と思うキーワードを考えてみよう。例えば健康食品を販売する場合、キーワードは
・サプリメント
・健康補助食品
・ダイエット
・コエンザイムQ10
などが挙がる。
2. キーワードツールを活用する
1.の方法の他に、キーワードの需要が事前にわかるツールがある。その名も『キーワードツール』。このツールを使うことがキーワード探しの基本になる。
アドワーズ広告を始めている方は、まずログインしてキーワードを増やしたいキャンペーンをクリック。次に「キーワードの編集」→「キーワードツール」の順にクリックする。まだ、アドワーズ広告を始めていない方は、下記URLにアクセスしよう。
https://adwords.google.com/select/KeywordToolExternal
すると現れるのがこのキーワードツール(下画像)。
ここで、赤枠部分にキーワード(下写真は「健康食品」)を入力すると
このように入力したキーワードに類する単語がずらりと検索される。
この検索結果の中には関係ないキーワードが含まれるケースもあるが、過去グーグルで検索された検索ワードのデータベースをもとに作られたものだから、実際にこのような検索をした人がいたということ。
これを参考にターゲットに合うキーワードを探し出そう。ここでキーワードになりえる言葉を見つけたら、「キーワードを追加」をクリックしよう。
【キーワードツールの利点】
・意外でマニアックなキーワードを見つけやすい
・類義語や関連のある言葉から芋づる式にキーワードを拾っていくことができる
・なにより楽だし時間が掛からない
すぐ成約に結びつきそうな、かつ競合が少ないキーワードを探し出せ
いいキーワードとは、ビジネスを考えれば、当然すぐに成約に結びつくものだろう。
例えば
①ホテル きれい
②ホテル 値段
ならば、きれいなホテルを探している①の人よりもホテルの値段を調べている②の人のほうが、すぐに成約に結びつきやすいはず。
しかし、一般的にそのようなキーワードは、他者の需要も高くライバルとの熾烈な競争になることが多い。入札単価も高いと思ったほうがいい。最初はキーワードの動向を調べることが必要なので、どちらかといえば入札単価は安いほうがいいだろう。
では、どうすればいいか
それは
入札単価が低くて、すぐ成約に結びつきそうな、かつ競合が少ないキーワードを考える
こと。ちょっと難しいことのように感じるが、意外と探せば出てくるもの。入札を考えているキーワードを入力して、何も表示されていない場合は競合がいないということ。これは、大チャンス。アドワーズ広告で成功するためには、この条件を満たすキーワードをどれだけ見つけられるかが勝負の鍵なのである。
キーワードツールから読み取れること
キーワードツールを使うとキーワードの様々なことを読み取ることができる。
例えば、キーワードツールで検索して数百件もの関連ワードが調べられたキーワードは、かなり需要があると考えることができる。これは新商品の販売など、ビジネスを考えるうえで非常に参考になる。
新しい事業を始めようと思ったら、まずはその事業のメインキーワードをキーワードツールで調べてみよう。これで一件も検索されないようならば、そのキーワードがマーケットで認知されていないということ。需要が少ないと考えることができるので、すぐに稼ぐことは難しいかもしれない。新しいビジネスチャンスを作るためには、まったく新しいキーワードを作ることも大事かもしれないが、SEO(※1)やPPC広告(※2)を用いる場合は、需要が大きく、かつ競合ができるだけいないマーケットを狙うべき。
※1 SEO=サーチ検索最適化の略。検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。
※2 PPC広告=Pay Per Click の頭文字を取ったもの。広告主は、宣伝費は払うのではなく広告がクリックされるたびに課金する広告システムのこと。アドワーズ広告もPPC広告のひとつ。
また、キーワードを調べれば、その業界がどのような傾向にあるかも掴める。
赤枠部分が競合性、緑枠部分が検索ボリュームを表示される。
上画像は「健康食品」というキーワ—ドで検索した結果である。画像が荒く(すいません)見ずらいと思うが、最近では、サプリメント、コラーゲン、coQ10、ヒアルロン酸などの需要が高いことがわかる。他にも調べてみるとユーザーが何を考えているのかが見えてくるだろう。
キーワードツールを使いこなすし、マーケティングの精度に磨きをかけよう。また、ライバルに差をつけるためにも、サイト自体に付加価値を付けPPC広告を出稿するなど、ユーザーのアクセスを呼び込むような仕掛けと戦略を練ることを心掛けてみよう。
《次回予告》明日は、さらに詳しくキーワード戦略に迫っていきたいと思います。乞うご期待!!
《オススメi-Phoneアプリ②》
Simple Mind X ¥無料
これであなたもアイディアマン
マインドマップは、ブレインストリーミング(集団発想法)の手法のひとつです。提唱したのはイギリスの著述家トニー・ブザン。本来は紙にペンで描くものですが、このアプリなら素早く簡単にそれを再現できます。使い方は単純で、初めに概念の中心となるキーワード(下画像なら「エコ」)を入力し、それに関連するキーワードやイメージを放射状に発想を伸ばしていくだけ。能が考えている情報を視覚的に捉えることで発想回路が明確になり、柔軟なアイディアが生まれます。作成したマインドマップを画像として保存することも可能。昨日紹介したEVERNOTEと合わせて使用すれば、一流アイディアマンも夢じゃない? 企画会議で活躍するビジネスパーソンの必需品。
第1回 ターゲットを見極めよう
初めまして、G-マン です。これからウェブマーケティングに関してのノウハウを毎日UPしていきます。興味のある方は、暇なときに立ち寄ってみてください。
アドワーズ広告ってナニ?
まずは、すでにご存知の方が大半だと思うがアドワーズ広告の基本的な説明から。
アドワーズ広告とはグーグルのリスティング広告(検索連動型広告)と呼ばれるウェブ広告システムのこと。例えば、グーグル検索で「インターネット」と入力すると、次のような検索結果ページが表示される。
上画像の赤枠部分がアドワーズ広告。検索したキーワードによって出稿している広告主のテキスト広告(キャッチコピー・説明文・URL)が表示され、これがクリックされる度に広告主はグーグルに課金する仕組み。
ちなみに、アドワーズ広告を開始するのに必要な初期費用は500円で、1キーワード1円から設定できる(キーワードによって金額は異なる)。
ユーザーが知りたい情報を検索した際に表示されるこの広告システムは、その事柄に関心のあるユーザーが目にするため、従来のバナー広告などに比べるとクリック率が高い。また、検索結果として見るために広告であることへのアレルギーも少なく、費用対効果もわかりやすいからマーケティングもしやすい。
従来の概念を覆す画期的広告システムといえる。
【アドワーズ広告の主なシステム】
●掲載順位
クリック単価×品質スコア
●課金システム
次の2つを選択できる
[クリック単価課金システム]
広告がクリックされた回数により課金
[インプレッション単価課金システム]
広告の表示回数により課金
●連想語による検索結果表示
ユーザーが入力したキーワードから連想される(関係のありそうな)アドワーズ広告を表示することができる
ターゲットを見極めることが重要
「弘法(こうぼう)筆を選ばず」という言葉がある。弘法大使のような書に優れた者ならば筆の善し悪しは関係ないという意味のことわざだが、これはアドワーズ広告にもいえること。
例えば、美空ひばりや八代亜紀を好む年配客が多いCDショップの店頭で、マキシマム・ザ・ホルモンやリンキンパークなどのロックバンド特集を組んだところで、集客が見込めないのは言うまでもない。これは某王手CDショップが過去に実際に行っていた例である。これなら「懐メロ」や「昭和の名曲」と銘打って特集を組んだ方が効果的ではないだろうか。
逆に、ファストファッションの火付け役、いまや世界規模の企業となった「ユニクロ」は広告戦略もすごい。有名デザイナー・佐藤可士和が手掛ける宣伝広告は、どれも情報整理されシンプルでわかりやすく、老若何女問わず幅広い層をターゲットとする企業の狙いを確実に満たしている。
筆と同じように広告システムも使い手次第で効果に差が出るのだ。
「ターゲットの見極め」
は、ネットに限らずすべての広告戦略の基本中の基本だが、なかなか難しい作業である。
ユニクロのようにはいかなくとも、某CDショップのようにはなりたくないところ。アドワーズ広告を始めて間もない方、あるいはアドワーズ広告の効果がなかなか上がらない方は、まずターゲットの見直しから始めてみよう。
【ターゲット設定のポイント】
①自分たちの商品(事業)を好きな人が、どんな人かを考える
例:酒屋なら日本酒が好きな人。サーバーを売りたいならCPUを使用する法人。
⇩
②ターゲットの生活や趣味を考える
日本酒好きな人がどのような生活習慣や趣味を持っているか、どんなことで悩みどんなことで喜ぶのかを考えてみましょう。
例1:ハードな仕事から帰宅後、妻に出してもらう日本酒一杯がたまらなく旨く、疲れを癒してくれる。
例2:日本酒はもちろん嗜むが、集めることが趣味で、家のリビングにはずらりと日本酒が飾られている。
⇩
③想定したターゲットの違いを見極める
②の例1のケースならいつもの価格より安く売ればまとめ買いしてくれるかもしれない。
しかし、例2のケースではいくら安くしても、すでに持っていたり価値がないと判断されると見向きもされない可能性がある。
⇩
④ターゲットそれぞれのキャッチコピーを考える
例1の場合、毎日のように日本酒を飲むサラリーマンを想定するので、キーワードは「癒し」や「安い」だろう。「あなたの疲れを癒す○○○(銘柄名)がなんと30%OFF」などのキャッチが心に響くかもしれない。例2なら、コレクター意欲を掻き立てるような「○○地域で代々守られてきたあの幻の銘柄を、50本のみ限定入荷!」などのキャッチが効果的だろう。
以上のポイントをまとめアドワーズ広告を用いた戦略を考えると、以下の作業手順が見えてくる。
調査と改善を繰り返しながら、事業(商品)とユーザーとの距離を少しずつ詰めていこう。
ターゲットが見えてこない場合
前途の工程を踏んでもターゲットが見つからなかったり、ターゲットは明確なのだが商品が売れない場合は、商品自体に問題がある可能性があります。商品の売れるイメージは思い浮かびますか?
「商品を見込み客はどのように見るのか」
「競争相手と比べて商品をどれくらい差別化できているだろうか」
の2点を考えてみてください。しっかりと仮説を立てて商品販売を考えることが重要です。
僕も他人をとやかくいえる立場ではないが、ネットビジネスを始める前に、そもそもビジネスモデルが成立していないケースが多々ある。一度始めてしまうと後戻りするのは難しいもの。まずはしっかりとしたプランを立てること。芯が通った企画に仕上がれば、自ずとウェブマーケティングの精度も上昇していくだろう。
〈次回予告〉明日は、想定したターゲットに合うキーワードの見つけ方を紹介していきます。乞うご期待!!
《コラム:オススメi-Phoneアプリ①》
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いまや、仕事には欠かせない便利アプリ
すでに使っている人も多いと思うのですが。。。
ウェブ上でちょっと気になったことや会議のホワイトボードを記録したり、名刺帳代わりにもなる超万能メモツールです。テキスト、画像の他に音を記録しておくことも可能なので、パッと思いついたアイディアをメモする時間がない時は言葉で録音しておくなんて使い方もできます。企画やアイディアを出す仕事をしている方に特にオススメです。ダウンロード無料なので、まだ使ってない人は是非!!
アドワーズ広告ってナニ?
まずは、すでにご存知の方が大半だと思うがアドワーズ広告の基本的な説明から。
アドワーズ広告とはグーグルのリスティング広告(検索連動型広告)と呼ばれるウェブ広告システムのこと。例えば、グーグル検索で「インターネット」と入力すると、次のような検索結果ページが表示される。
上画像の赤枠部分がアドワーズ広告。検索したキーワードによって出稿している広告主のテキスト広告(キャッチコピー・説明文・URL)が表示され、これがクリックされる度に広告主はグーグルに課金する仕組み。
ちなみに、アドワーズ広告を開始するのに必要な初期費用は500円で、1キーワード1円から設定できる(キーワードによって金額は異なる)。
ユーザーが知りたい情報を検索した際に表示されるこの広告システムは、その事柄に関心のあるユーザーが目にするため、従来のバナー広告などに比べるとクリック率が高い。また、検索結果として見るために広告であることへのアレルギーも少なく、費用対効果もわかりやすいからマーケティングもしやすい。
従来の概念を覆す画期的広告システムといえる。
【アドワーズ広告の主なシステム】
●掲載順位
クリック単価×品質スコア
●課金システム
次の2つを選択できる
[クリック単価課金システム]
広告がクリックされた回数により課金
[インプレッション単価課金システム]
広告の表示回数により課金
●連想語による検索結果表示
ユーザーが入力したキーワードから連想される(関係のありそうな)アドワーズ広告を表示することができる
ターゲットを見極めることが重要
「弘法(こうぼう)筆を選ばず」という言葉がある。弘法大使のような書に優れた者ならば筆の善し悪しは関係ないという意味のことわざだが、これはアドワーズ広告にもいえること。
例えば、美空ひばりや八代亜紀を好む年配客が多いCDショップの店頭で、マキシマム・ザ・ホルモンやリンキンパークなどのロックバンド特集を組んだところで、集客が見込めないのは言うまでもない。これは某王手CDショップが過去に実際に行っていた例である。これなら「懐メロ」や「昭和の名曲」と銘打って特集を組んだ方が効果的ではないだろうか。
逆に、ファストファッションの火付け役、いまや世界規模の企業となった「ユニクロ」は広告戦略もすごい。有名デザイナー・佐藤可士和が手掛ける宣伝広告は、どれも情報整理されシンプルでわかりやすく、老若何女問わず幅広い層をターゲットとする企業の狙いを確実に満たしている。
筆と同じように広告システムも使い手次第で効果に差が出るのだ。
「ターゲットの見極め」
は、ネットに限らずすべての広告戦略の基本中の基本だが、なかなか難しい作業である。
ユニクロのようにはいかなくとも、某CDショップのようにはなりたくないところ。アドワーズ広告を始めて間もない方、あるいはアドワーズ広告の効果がなかなか上がらない方は、まずターゲットの見直しから始めてみよう。
【ターゲット設定のポイント】
①自分たちの商品(事業)を好きな人が、どんな人かを考える
例:酒屋なら日本酒が好きな人。サーバーを売りたいならCPUを使用する法人。
⇩
②ターゲットの生活や趣味を考える
日本酒好きな人がどのような生活習慣や趣味を持っているか、どんなことで悩みどんなことで喜ぶのかを考えてみましょう。
例1:ハードな仕事から帰宅後、妻に出してもらう日本酒一杯がたまらなく旨く、疲れを癒してくれる。
例2:日本酒はもちろん嗜むが、集めることが趣味で、家のリビングにはずらりと日本酒が飾られている。
⇩
③想定したターゲットの違いを見極める
②の例1のケースならいつもの価格より安く売ればまとめ買いしてくれるかもしれない。
しかし、例2のケースではいくら安くしても、すでに持っていたり価値がないと判断されると見向きもされない可能性がある。
⇩
④ターゲットそれぞれのキャッチコピーを考える
例1の場合、毎日のように日本酒を飲むサラリーマンを想定するので、キーワードは「癒し」や「安い」だろう。「あなたの疲れを癒す○○○(銘柄名)がなんと30%OFF」などのキャッチが心に響くかもしれない。例2なら、コレクター意欲を掻き立てるような「○○地域で代々守られてきたあの幻の銘柄を、50本のみ限定入荷!」などのキャッチが効果的だろう。
以上のポイントをまとめアドワーズ広告を用いた戦略を考えると、以下の作業手順が見えてくる。
調査と改善を繰り返しながら、事業(商品)とユーザーとの距離を少しずつ詰めていこう。
ターゲットが見えてこない場合
前途の工程を踏んでもターゲットが見つからなかったり、ターゲットは明確なのだが商品が売れない場合は、商品自体に問題がある可能性があります。商品の売れるイメージは思い浮かびますか?
「商品を見込み客はどのように見るのか」
「競争相手と比べて商品をどれくらい差別化できているだろうか」
の2点を考えてみてください。しっかりと仮説を立てて商品販売を考えることが重要です。
僕も他人をとやかくいえる立場ではないが、ネットビジネスを始める前に、そもそもビジネスモデルが成立していないケースが多々ある。一度始めてしまうと後戻りするのは難しいもの。まずはしっかりとしたプランを立てること。芯が通った企画に仕上がれば、自ずとウェブマーケティングの精度も上昇していくだろう。
〈次回予告〉明日は、想定したターゲットに合うキーワードの見つけ方を紹介していきます。乞うご期待!!
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いまや、仕事には欠かせない便利アプリ
すでに使っている人も多いと思うのですが。。。
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