ichi-ri-duka 4th

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いつの間にか再開。

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蒼白いもの。


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それは、僕の中にある断片的な記憶。

瞳を閉じると、蒼白い風景が僕を包みます。

それは月明かり。雪明り。
とても冷たく、とても優しく。
とてもせつなく、とてもあやうく。
けれどもそこには、あたたかなぬくもりを感じます。

絵であれ、音であれ、人であれ。
蒼白いものに僕は魅かれます。

ただそれが、何を意味するものなのか?
未だ僕には、わかりません。

そして、いつかそこにたどり着くことが、
僕自身のテーマであり、
このBlogのテーマです。

余白に。(2009.1013)

G-g

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書きたい。
と思う事がある。

記録に残しておきたい。
と思う事がある。

自分が感じた事。

その時の気持ちを
時間が経過した時に思い出せるよう。

書きたいと思う事がある。

FacebookやTwitterが普及しても、
その為にBlogを残していた。

でも、言葉でうまく表現できず、
結局書かずじまいになる。

なんとか、今年1年のことを書きたいんだよな。
残しておきたいんだよな。
僕にとって、2011年は激動の1年でした。

どんな1年だったのかは、またいつか書くとして。

波に逆らうより、
この流れに身を任せよう。

震災が起きたとき、そう気持ちを切り替えました。

来年は、能動的に。

残りの1ヶ月で色々な事にけじめをつけて、

新しい年を気持ち新たに迎えられるように、

準備したいと思います。




この長い物語は、
その日本史上類の無い幸福な楽天家たちの物語である。
(略)
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、
前のみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い空に
もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて坂を上っていゆくであろう。

「坂の上の雲」のあとがきです。

以前どなたかのブログで拝見したのですが、
司馬遼太郎さんは、楽天家の意味を他の小説でこう説明していました。

村田新八は陽気な男とはいえなかったが、
志士あがりの男に多い
楽天家であった。
どういう悪い状況下でも、
前途にかすかな光明を見出しては
志をみずからはげましてゆく性格のもちぬしであった。

”楽天家”の意味を知らなかった私としては、
納得できなかったあとがきでしたが、
この説明を読んで納得しました。

そして、自分を励ます言葉として、
読み返しています。