あの子の匂いがした


感情に爪を立て抉られたみたいになって


気が振れて仕舞うかとすら思った



それ位の毎日が其処にはあったよ


遠い遥か昔の様に









変わらなくちゃいけない。



今日を生きた罪悪感が、消えた日は見えない。



いつ終えるか解らない刑期のような
いつ解けるか知らない魔法のような



世の中を軽蔑したその眼には、裏の裏の背中が見えた




全てに平等に刻まれる時間でも、其処に置く気持ちは皆違ってるから


じれったく針を追う今日の私を、針に終われた明日の私は、酷く蔑んだ眼で見ていた。






久々恐怖感。


ピグピグピグって。


バーチャルに飲み込まれるリアル。


どこかの空はいつか崩れる。







今日はちょっと幸せ。

がんばろってね。



明日を拒むように


朝を許さないかのように


覚醒する脳髄に


一撃を喰らわそう




何もかも分からなくなったら良いねと

私の右の眼球は笑った






もう良いのに。

もう‥。




プライドと自己愛の天秤はきっと生まれた時には壊れてたんだろう。


私からそれを取ったら何が残るんだろう?

一生こうやっていくのかな。





死んじゃいたいなんて一日一回で充分だよ?




どうして苦しさで目を醒まさなきゃいけないんだろう。