更生・社会復帰 -2ページ目

更生・社会復帰

死刑囚は死刑を受ける


九月中旬の夏休み念願の大キレット縦走へついでに友だちを訪ねて表銀座もつなげよう長い日記なので興味のある人だけお読みください一日目中房温泉燕山荘大天荘前夜発で中房温泉へ新宿でゲリラ豪雨に遭い先行き不安明治安田生命ビルの前で待ってる間にめちゃ濡れたしかも号車を間違えて案内されさらに濡れるこんなんだったら竹橋発にすればよかった隣が空席だったので爆睡だったけど朝の五時には中房温泉に到着準備をしているうちにぞくぞくと人がやってくる燕岳に登るのか軽装備の人が多い行列になりながら夏の合戦尾根を歩くおっさん二人組とお菓子をあげっこしたり合戦小屋まであと少し名物のスイカが売っていたいいなあと思いつつも一切れ800円は高いよなあてゆうかあの半分の大きさでじゅうぶんだよスイカは真ん中のところが好きですだんだんと青空が広がる燕山荘に到着朝のうちは少しガスっていたけど結局よい天気燕岳は何度か来てるけどいつも晴天の相性のよい山裏銀もきれいに見える燕山荘から見る燕岳がいちばん好きでも山頂には行かず先を急ぐ燕山荘を離れると喧騒が遠ざかるふり返るとまだ燕岳がきれい大天井岳に続く尾根を歩く雷鳥がいた足に少しだけ冬毛が生え始めている大天井ヒュッテ分岐の手前でハイマツがゆさゆさ揺れるどひーなんか出てくると思ったら案の定おサルたちだった前に後立で襲われかけて以来やつらが苦手ですお願いだから登山道に立ちふさがらないでびくびくしながら歩く分岐を過ぎるとおサルはいなくなったふり返ると稜線で駆け回ったり瞑想したりしていたここらへんのやつらは危険じゃないみたい青空もすっかり隠れた頃ようやく大天荘に到着テントを張っているとマキちゃんがスケッチから帰ってきた稜線上で風が強かったので張るのを少し手伝ってもらう張ってすぐに雨が降り始めてぎりセーフ温かい小屋でうどんとフルーツタルトをいただくこのフルーツタルトはマキちゃんの手づくりコーヒーか紅茶がつくケーキセットとして販売してますめちゃおいしいのでお近くにお寄りの際はぜひマキちゃんとはパンプ二十周年パーティーで知り合った実は会うのは今回でまだ三回目なので人の縁は不思議です不思議と言えばマキちゃん自身も不思議な人だと思う会話の噛み合わない人だなってのが第一印象そして今回もやっぱり噛み合わなかったでも決して居心地が悪いわけではないむしろよいから不思議です仕事に戻るマキちゃんと別れてテントへ少し昼寝でもと思ったら四時間も眠ってしまった六時半からふたたび小屋でマキちゃんとワイン片手に談笑でもやっぱり半分くらい会話が噛み合ってないま、いっか水を無料で分けてもらいお菓子もたくさんいただくなんの手みやげも持たずに来たのにすみませんでもなんか楽しい夜だったなあ風はすっかりやんでいた九時半就寝二日目大天荘槍ヶ岳南岳南岳小屋二時半起床月あかりとまばらな星空まやかしでないことを祈りながら準備するマキちゃんに手紙を書いて厨房のお兄さんに託すまだ寝てると思ってたのに出発する時になったら見送りに来てくれたほんとにいろいろありがとう四時半出発前日は見えなかった槍穂が天を突くふり返ると大天井岳が大きいそういえば山頂まで行かなかったなまあ前にも行ったしいっかはるか前方に赤く染まった穂高の峰々西岳だと思っていたけど実は赤岩岳ビックリ平から裏銀すばらしい展望常念岳とその肩に富士山槍ヶ岳とわたし赤い屋根が見えてきたヒュッテ西岳に到着いったんもめんみたいな艶シ岳の山頂はごめんなさいてゆうか今回まったくピークを踏んでないま、いっか西岳直下では梯子の修理中こんな足場の悪いところで大変だろうな安全な登山はいろんな人のおかげで成り立っているどうもありがとうございます東鎌尾根を歩く二年前に槍から歩いた時は西岳への急登がきつかった梯子の連続だったような記憶がある槍ヶ岳がすくっとしてとてもきれいしかしこれから登らないといけないかと思うとぞっとする標高で考えたら槍ヶ岳に登るほうが絶対につらいはず人の記憶なんていい加減なもんですはるかかなたに鹿島槍と剱岳水俣乗越を越えてゆく眼下に槍沢のテン場が見えたひたすら歩いて大天井が小さくなる槍穂がだいぶ近くなってきた槍ヶ岳山荘が見えてきたさくっと山頂へガスで穂高の眺めがいまいちなのが残念槍ヶ岳山荘でまちゃるの所在を確認する岳沢勤務だけど休暇中で今は下山しているとのことなーんだ会えないじゃん西鎌尾根を見送り南下するガスの切れ間に鏡平小屋を見つけてうれしくなった大喰岳の目立たないピークを通過小雨が降るなか南岳に到着下るとすぐに南岳小屋が見えたテン場いちばん乗りだぜーい張ってすぐ本格的な雨で今日もセーフ槍ヶ岳から抜きつ抜かれつの小屋泊お姉さんと仲よくなる話をしているうちに大天荘のオーナーと知り合いなことが判明ケーキ焼く子がいるって聞いたけどその子が友だちと言われた世界は狭いのと同時になんて愛おしいんだ雨がやんだ夕方の笠ヶ岳方面テン場にはわたしのテントのみ誰も来ないかと思っていたら夕方遅くに韓国人パーティの幕営なぜ彼らは相手が目の前にいるのに叫ぶように大声で話すのだろうハングルが飛び交う夜七時就寝三日目南岳小屋大キレット北穂高岳穂高岳山荘三時起床星空が見える空が明るんできたら出発風が強いけど悪い天気ではなさそう最初から悪いなあと思ったら変な岩にとりついていたではなく尾根を緩やかに下ってゆくのが正しい道めざす北穂がよく見える富士山もくっきりときれい朝日に照らされる本谷カール右手には滝谷が遡上する梯子や鎖場を越えて岩稜を歩くいくつかのピークを越えてA沢のコルに到着どこがキレットでどこが長谷川ピークなのか結局わからなかっただいぶガスってしまったけれど雨は降ってないので先に進む風は西から東へと吹きつけ西側の岩肌を濡らした信州側への巻きが多いのであまり気にならない飛騨泣きの鎖場も無事に通過目の前に唐突に北穂高山荘が現れたぐるっとまわり込んで小屋の前のベンチでひと息やはり休憩中の奥穂から来たとゆうお兄さんと情報交換天気が悪いままならここに張ってもよいかもねとかなんとか彼との会話がやたら楽しくてしばらく話し続けるそうこうしているとガスが晴れてきた奄フ向こうに富士山まで姿を現したお互いの健闘を祈りそれぞれのピークへ出発北穂高岳の山頂へは小屋のすぐ裏手の階段を登る青空が広がる山頂を堪能したらふたたび岩稜を進む最低コルこのあと鎖場やガレ場が出てくる慎重に通過すればなんてことはないです涸沢カールテン場が小さく見えるあそこから穂高連峰を眺めていた数年前を思い出す秋空のような押ソ沢岳に到着同じく南岳小屋から来たおっさんに撮ってもらう奥穂高岳に手が届きそう常念岳が見えたあの向こうからずっと歩いてきたんだなあ中房温泉から入ったと言うとおっさんに仰天された槍の穂先を発見おっさんと大はしゃぎの涸沢岳なのでした穂高岳山荘はすぐそこ某ピークスの山小屋紹介でよく見る風景ゴミ箱があってビックリ平ほんとに山小屋ですか岳沢までの予定だったけどすでにお昼近い時間出発を遅らせたのが響いたのだけどこれはしかたない午後の天気もあまりよくないようだしどうしようしばし悩んで穂高岳山荘で張ることにした夕方遅くまで歩いて雷に遭うのが怖かったのでザイテングラートのすぐ脇に張る荷揚げのヘリが五回も飛んだ小屋の裏手から見た涸沢岳大キレットを無事に通過できたお祝いにビールしっかりと三梼x持をすればちゃんと歩けるルートだと思ったでも高さがけっこうあるので高所恐怖症の人はつらいかも北穂涸沢岳は岩登り要素があっておもしろかったホールドはよいので浮石やガレにさえ注意すれば難しくない荷物が思いからそれなりに疲れはしたけれどでもこのルートで渋滞とかは嫌だなあ焦るかもなあ平日で人が全然いなかったのは恵まれていたまあそうゆう日を選んだわけだけど韓国人がぞくぞくとやって来る夜になると満天の星空明日は晴れるかな四日目穂高岳山荘奥穂高岳前穂高岳岳沢上高地二時四十分起床寝坊とゆうか二度寝しちゃた天気はあまりよくない停滞も考えたけど縦走への思いをとり戻すため出発今ならまた縦走を愛せそうな気がするひとりよがり真っ暗な岩稜を奥穂高岳めざして登り始めるヘッテンの角度調節の部分が壊れているため手に持って登る片手ふさがり暗いし予想外に鎖場あるし危険じゃないのさらにコンタクトずれてキレットより大変だっただんだんと空が白み始める桃色のガスのなか山頂に到着涸沢岳のおっさんが俗っぽい山頂と言っていたなんとなくわかる気がする確かに俗っぽいそのあとはガスの襲来目の前に現れる道をひたすら歩く一瞬ガスが晴れて上高地が見えた前穂高岳の分岐でデポして山頂へ残念ながらなんの感慨もないただピークを踏んだとゆう事実が残ったそのあとは重太郎新道をひたすら下る雷鳥広場は雷鳥ではない鳥のたまり場になっていた岳沢パラマからヒュッテの赤い屋根本格的な雨となり濡れながら下る岳沢ヒュッテに着いた時には滝のような雨雨宿りをさせてもらい小雨になるのを待ったやって来る登山者がほぼ韓国人でアウェイな気分ヒュッテで売ってるカップの辛ラーメンを食べていて笑った韓国人はやっぱり好きなんですね雨足が少し弱まった瞬間を見逃さず出発よく整備された登山道をカエルにびびりながら下る天気が回復してきた一時間半ほどで上高地の登山口に到着木道が出てくるとそこはもうアウェイです涼しい顔して散策している人たちを横目に河童橋をめざす霞沢岳が大きい河童橋から穂高岳を眺めるまた少しガスが出てきたか次は晴れた日に会いにきますねバスターミナルで南岳小屋のお姉さんと再会喋り方で関西の人かなと思ったら三重県の人だったバスの時間がきて慌ただしく別れるまたいつか会えますように上高地から平湯温泉へ少し歩いてひらゆの森まで行くここは露天風呂がいっぱいあるのです温泉のあとは飛騨牛のカルビ丼うまでも久しぶりのお肉で少し胃がやられた産直で大量に野菜を買ってザックに詰め込むミョウガが齣ワ150円だけど二袋なら100円と言われ理解に苦しむ新宿までの高速バスが空いていたので乗せてもらう平日だと渋滞もなんもなく定刻より早い到着諏訪のSAで二重にかかる虹を見た少し弱くなってまた少し強くなるその繰り返し株式会社ユニオンアース 出会い系かもしれない