みそっかすの黒歴史スピンオフ作品
【ドランキー伊藤の「俺だってモテたい」】
第1話「25歳」
25歳。
高校を卒業して、地元を離れて7年目。
多くの同級生が大人になって、結婚とかして落ち着いて。立派になっていく。
中学生の時にバンドに取り憑かれて、
気付けば10数年立った今日も、スピーカーから流れる爆音にニヤニヤしてる。
それが僕だ。
何かの間違いで、僕は「みそっかす」というバンドにスカウトされた。
大学1年生の冬くらいの事だ。
元々ストレートなパンクやパワーポップ好きの僕からはかけ離れた意味不明な音楽性のそれだったが、なんとかなるだろうと思い、興味本位で加入した。
19歳。あの時は、みそっかすがこんな事になるなんて思ってもみなかった。
詳しい事はみそっかすホームページ内の「みそっかすの黒歴史」を読んでもらえればわかるが
「デビュー」とか「リリース」とか「ソールドアウト」とか「ツアー」とか、バンドっぽいカッコ良い言葉がまったく似つかない状態であった。
それがどうしたことか。
去年の9月に1stミニアルバム「三次元からの離脱」を全国リリースしてインディーズデビュー。
ロングセールスを記録更新中である。
連日の練習、ライブでの寝不足が祟って寝坊、遅刻、勤務中に寝るなどの職務怠慢を繰り返した結果。
僕は県内トップクラスの売り上げ、規模を誇る社会福祉法人を、クビになる前に、逃げるように退職。
知多半島の武豊町の1LDKの快適な部屋から名古屋市の1Kユニットバスに引っ越した。
大好きな牛丼店、すき家での修行の日々。
死にそうだった。
まぁまたすぐにそこそこの社会福祉法人に再就職したわけですけど。
同時期にマイペースだったみそっかすの活動も活発化。知名度も、鈍感な僕でもわかるくらい上がった。
自主企画などの様々なライブでソールドアウト。東名阪で行われたサーキットイベントではすべて入場規制。
地元、静岡の高齢者福祉施設で相談員職をしていたギターのノブリル・ラヴィーンの退職。
名古屋移住。
そして、来る10月3日。
2ndミニアルバムの全国発売である。
まさか、自分がバンドやって2枚もCD出すとか思っても見なかったわけで、どう転ぶかわからないけど、発売が楽しみで仕方がありません。
手にとって聞いていただければわかるかと思いますが
僕たち、頑張りました。
下手と言われても、変なバンド名と言われても、ドラムが特に下手と言われても。かっこわるくても、面白いことが言えなくても
へこたれずに頑張りました。
ぜひ手にとって聞いて下さい。聞こえるはず。
僕らの叫びが。(僕は曲中で普通に叫んでるけど笑)
みそっかす
2nd mini album
「異次元からの来訪者」
10月3日全国発売決定!
品番DOR-001 \1575(税込み)
収録曲:
1.オテントサマ
2.キャデラック
3.黄昏サンセット
4.監獄五重奏
5.ワルイトモダチ
6.都会のシンデレラ
【みそっかす2nd mini album】
CDの初回特典決定!!!
9月中頃公開予定のPVのDVD(対象店舗未定)
+1st mini album収録の「切り札はハートのエース」のJAZZカバーverCD(タワレコ限定)
+ドリルおじさんステッカー(タワレコ名古屋パルコ店限定)
※タワレコ限定特典は付く店舗とつかない店舗がございます。お手数ですがあらかじめご確認の方をよろしくお願いいたします。
25歳。
僕は、こんなんです。
毎日いろんな角度から
いろんなものが攻めてくる。責めてくる。
ぶち当たってくる。
負けずに頑張っています。
とりゃー!
完