快か不快か
脳で感じて
ホルモンを出すスイッチが入る
前回のブログでは
ストレスホルモンであるアドレナリンとコルチゾールについて書きました
身体の働きって本当に良くできていますよね
人は病気になる前に
ストレスに対処しようと身体の中で色んな反応を繰り返し
病気にならないようにしてくれているんです
まさに神秘
アドレナリンは交感神経を刺激 
戦闘体制にして心身ともにストレスに打ち勝てるよう準備
コルチゾールはストレスに戦うためのに糖を新生してエネルギーを蓄え
筋肉ではたんぱく質の代謝
脂肪組織では脂肪の分解などの代謝促進
抗炎症
免疫抑制
などの必須ホルモンです
こうして
『ストレス防御システム』が備わっている訳です
ところが
ストレス過多になりその状態が長く続くとホルモンが過剰分泌して
自律神経のバランスが乱れ高血圧・血糖
不整脈や虚血性心疾患
胃腸障害
免疫力低下
という結果に・・・
まさにストレス社会が生んだ現代病
そしてさらに
これらのホルモンが分泌されすぎて器官が疲れてしまい
分泌されにくくなると
炎症を抑えるコルチゾールでもあるので
身体のあちらこちらで炎症を起こしてしまいます
ある医学博士の言葉で
「炎症こそが無数の病の根底にある原因です」
と語っているくらいですから
がん
心臓病
糖尿病
うつ病
アレルギー
などもきっとその中の病ですね
ストレスホルモンの過剰分泌はストレスフルな状態が長期間に渡って続くと
『ストレス防御システム』が対応できない状態をつくってしまう
なので
この「分泌バランス」って大事ですよね
コルチゾールは朝一番沢山分泌されて夜には少なくなり
身体の一日の活動リズムを整えます
このリズムを整えるのには
有酸素運動が良いと言われています
有酸素運動をすることで
心身に負荷（ストレス）をかけ
酸素やエネルギーを必要とさせます
コルチゾールの分泌が進み鼓動が早くなり血圧も上昇します
そして運動終了後による分泌コントロール
この繰り返しにより
「分泌のバランス」
を整える事ができるようです
やはり適度な運動は心身に良い影響を与えるのですね
さらに
ある消化器外科医の先生がマウスの実験で明らかにされていますが
「オキシトシン」というホルモンが
ストレスとなんらかの因果関係がある事が判ったらしいです
「オキシトシン」は「幸せホルモン」とか「愛情ホルモン」とか言われていて
私も妊娠・出産経験がありますが
妊娠・出産時に大量に分泌されるホルモンなのです
そして陣痛促進剤としても使われます
出産後は授乳時に乳を出すように促す働きもあります
妊娠・出産時以外でも
オキシトシンが分泌されている研究結果がでてるんです
それは
五感を刺激して
「あー気持ちいなぁ～
幸せだな～
」と
感じているときこそ
オキシトシンホルモンが増えているらしです
さらには
「人との交流・触れ合い」
が効果的だと分かってきたようです
人との関わり合いで感謝をする気持ちを想うだけでも
なんとオキシトシンは増えるそうです
「ありがとう」
相手も幸せにする素晴らしい言葉
「人に優しく、感謝の気持ちを忘れずに」
ですね
そして
なんと
合谷穴
を刺激すると
オキシトシンの分泌が促進されるようです
お灸刺激もおススメです
合谷穴の取穴法
人差し指側面を逆側の人差し指で滑らせ
骨を感じながら滑らせていきます
写真でお灸が乗っている付近に陥凹しているところが見つかります
その穴こそが「合谷」です
合谷は万能ツボとも言われ色々な効果が期待できますが
しっかり穴を見つける事がポイントです
押して「ズン
」と響くところです
他の効果
頭痛・生理痛・肩こり・喉の痛み・風邪・歯の痛みなどなど
いつでもどこでも
押しやすいところなので
試してみて下さいね
私は最近鴨川に行って
オキシトシン
チャージしてきました
次回はホルモンと炎症について書きたいと思います
最後までお読み頂きありがとうございました