今日は、甘いものが無性に食べたくなった。デパ地下のスイーツコーナーを訪れると、ショーケースの中には、色とりどりの和菓子と洋菓子が所狭しと並んでいる。
どちらにしようか、ショーケースの前でしばらく立ち止まって悩んでしまった。
上品な甘さが魅力の和菓子。美しい断面が食欲をそそる洋菓子。どちらも捨てがたい。
私は、どちらかというと和菓子派だ。
幼い頃、祖母の家に行くと、いつも手作りの和菓子が出された。
春は桜餅、夏は水羊羹、秋は栗きんとん、冬は牡丹餅。
季節ごとに変わる和菓子は、見た目も美しく、優しい甘さが心と体を癒してくれた。
特に好きだったのは、祖母が作るあんこ。小豆をコトコトと時間をかけて煮て、丁寧に裏ごしされたあんこは、市販のものとは比べ物にならないほど美味しかった。
祖母の家で食べた和菓子の思い出は、今でも私の心に深く刻まれている。
しかし、今日の私は、洋菓子に惹かれていた。
ショーケースの中に並んだ、色とりどりのケーキやタルト、チョコレート。どれもこれも美味しそうで、見ているだけで心が躍る。
最近は、和菓子だけでなく、洋菓子も好きになった。
きっかけは、近所にできた小さなケーキ屋さん。そこのケーキは、どれも素材にこだわって作られていて、甘さ控えめで上品な味わいが私の好みだった。
特に気に入ったのは、季節のフルーツを使ったタルト。サクサクのタルト生地に、甘酸っぱいフルーツとカスタードクリームが絶妙にマッチしていて、一口食べると幸せな気分になる。
結局、今日の私は、和菓子と洋菓子、両方買ってしまった。
和菓子は、祖母を思い出しながら、温かいお茶と一緒にゆっくりと味わいたい。
洋菓子は、自分へのご褒美として、美味しいコーヒーと一緒に楽しみたい。
甘いものは、心を豊かにしてくれる。
和菓子と洋菓子、どちらもそれぞれの魅力があり、どちらか一方を選ぶなんて私にはできない。
これからも、その日の気分や季節に合わせて、和菓子と洋菓子、両方を楽しんでいきたい。