FXには「証拠金・必要証拠金・余剰証拠金・有効証拠金・証拠金維持率」があります
記事を見るの順番としてタイトルの「①FXとは」から順番に記事を見て下さいね
証拠金とは
証拠金とは、FX取引会社へ担保として預けるお金のことです。預託金/保証金とも呼ばれます。
担保で預けたお金は、そのままXMTradingの口座残高に反映され、取引ツールMT4 / MT5の「残高」の項目に表示されます。
この担保としてFX会社へ預けた取引証拠金を元に、レバレッジ取引を可能にします。
XMTradingのレバレッジは、最大で1000倍を提供しているので、証拠金(残高)の最大1000倍の金額までを売買できます。
例えば、80,000円の証拠金(残高)であれば、8万円 × 1000倍の8,000万円分の取引ができるということです。
必要証拠金とは
必要証拠金とは、取引する際に最低限必要な証拠金(資金)です。
当然、必要証拠金は口座残高(証拠金)以内でなければ取引はできません。
取引する際の必要証拠金に対し、十分な口座残高(証拠金)があるかを確認しながら取引しないと、大きなリスクに繋がります。
計算条件
- ドル円の為替レートが120.00円の時に新規注文
- Standard口座で1ロット(10万通貨)の量を取引
- 最大レバレッジ1000倍
- 「約定レート」 × 「取引通貨単位」 × 「数量」 ÷ 「最大レバレッジ」 = 「必要証拠金」
- 「120.00円」 × 「10万通貨」 × 「1ロット」 ÷ 「1000」 = 「12,000円」が必要となる
有効証拠金とは
有効証拠金とは、証拠金(残高)に、現在保有しているポジションの合計評価損益を加減した金額です。
有効証拠金の計算式
「証拠金(残高)」 + 「評価損益」 = 「有効証拠金」
例えば、証拠金(口座残高)が10万円、評価損益で5万円の利益がでているなら、「10万円 + 5万円 = 15万円」が有効証拠金となります。
反対に、5万円の損失が出ているなら、「10万円 – 5万円 = 5万円」有効証拠金となります。
余剰証拠金とは
余剰証拠金とは、新規注文で利用可能な口座残高です。
余剰証拠金内で追加の注文ができます。
余剰証拠金以上の必要証拠金が必要の場合は、必要証拠金不足により取引できません。
余剰証拠金の計算式
「有効証拠金」 - 「取引中の合計必要証拠金」 = 「余剰証拠金」
例えば、有効証拠金が10万円で取引中の合計必要証拠金が4万円の場合は、「10万円 – 4万円 = 6万円」となり、残り6万円以内で追加の取引が可能となります。
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する、有効証拠金の残高の比率です。
証拠金維持率が低い程リスクが高くなり、XMTradingは20%を下回るとロスカット(強制決済)になります。
ロスカット基準額 計算式
- 「必要証拠金」 × 「ロスカット水準 20%」 = 「ロスカット基準額」
- 「12,000円(10万通貨 × 120円 ÷ 1000倍)」 × 「20%」 = 「2,400円」
となり、2400円が最低ラインとなります
有効証拠金からロスカット基準額を差し引いて取引数量で割れば、どれくらい為替レートが動くとロスカットされるかの価格幅を知ることができます。
ロスカット基準額 計算式
- (「有効証拠金」 - 「ロスカット基準額」) ÷ 「取引数量」 = 「ロスカットされる価格幅」
- (「100,000円」 - 「2,400円」) ÷ 「100,000通貨」 = 「0.97円」
上記計算により、新規注文したときの為替レートから0.97円損失の方向へ動くと、ロスカットになることを把握できます。
上記例では、
120.00円で新規注文しているので、売り注文の場合は120.97円(120円 + 0.97円)、
買い注文の場合は、119.03円(120円 – 0.97円)になるとロスカットとなります。
以上、これまでの記事がFXを始めるにあたっての内容となります
実際に、トレードしながら、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、ダウ理論、エリオット波動理論などを覚えて活用していきましょう