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ドル80円後半、市場はECBの利上げをほぼ確実視

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ドル80円後半、市場はECBの利上げをほぼ確実視
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 7月7日、東京外為市場午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の80円後半。写真は2008年10月、都内で撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)
 [東京 7日 ロイター] 東京外為市場午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の80円後半。きょうの欧州中央銀行(ECB)の理事会では利上げがほぼ確実視されているが、市場はECBが追加引き締めのシグナルを送るかどうかに注目している。ユーロは前日安値からは切り替えしたものの、依然軟調な足取り。

 ドルは81.02円の高値から一時80.80円まで下落した。輸出業者はドル売り目標水準を81.50円から81.10円付近まで切り下げたとされ、こうした実需の売りに押され、81円台での滞空時間は短かった。実需の注文の回復が著しく、3週間ほど前に比べると10倍以上に増えているという。

 また、外国為替証拠金取引の関係者によると、個人は80.95円から81.30円まで売り注文がずらりと並んでいるという。買い注文は80.85円以下から増加するという。 

 ユーロは1.4347ドル付近の高値から徐々に下落した。豪ドルは豪雇用統計を受けて1.0760米ドルまで上昇した。  

 <ECB> 

 外為市場は、欧州中央銀行(ECB)がきょうの理事会で、インフレ抑制に向け主要政策金利であるリファイナンス金利を1.5%に引き上げることをほぼ確実視している。市場が注目するのは、ECBが追加引き締めのシグナルを送るかどうかだ。

 「5月の理事会の際と同様に、先行きについては注意深く見守るとのスタンスを示すだろう。(きょう以降も)市場から利上げ期待の火が消えることはなさそうだ」と三井住友銀行・市場営業推進部のチーフストラテジスト、宇野大介氏は話した。

 ユーロの今後の展開について同氏は「昨年の半ばのボトムからみれば、まだ上昇トレンドの中にあると言えるが、現状はトレンドが一服した状況で、目先1.5ドルを明確に上抜けしない限りは、方向感に乏しい展開となりそうだ」とみている。 

 来週は、欧州銀行監督機構(EBA)による欧州連合の金融機関に対するストレステスト(健全性審査)の結果公表が見込まれている。ロイターは今週、同ストレステストでは91行中、最大で15行が不合格となる可能性があるとの予想を報じた。

 宇野氏は「増資が必要な金融機関が全く存在しない方が不自然で、不合格行が特定されることで、テストの信頼性が保たれ、かえってアク抜け感がでるのではないか」との見方を示している。 

 <豪ドル> 

 午前10時30分に6月の豪雇用統計が発表されると、豪ドルは1.0760米ドルまで上昇した。失業率は4.9%と前月から横ばいだったが、就業者数が常勤雇用者に引っ張られる形で前月から2万3400人増加し、市場予想の1万5000人増を上回った。

 早期利上げ期待を高めるほど強い内容ではなかったものの、市場からは「今回のように雇用情勢の改善が続けば失業率も下がってくるので、年後半のどこかで利上げは再開される可能性がある」(外為どっとコム総研の植野大作社長)との声が聞かれた。

 市場では、豪ドルと円の相関が高まっているとの指摘が出ていた。

 「豪ドルのような資源国通貨が買われると、安全資産としての円が弱含むというのが従来のパターンだったが、近頃では、豪ドルが上がると円もつられて一緒に強含むという現象がみられる」と野村証券金融市場調査部シニア為替ストラテジストの池田雄之輔氏は言う。同氏は「金融市場がひとまず安定したことで、市場の関心が今後のドルの展開に注がれているためだろう」とみている。 

 <米金利> 

 米10年国債利回りは3.1247/3.1229%の気配で、ニューヨーク終盤から上昇している。同利回りは6月中に3%を割り込んだ水準での推移が続いていたが、6月末から3%台に乗せ、現在に至っている。  

 「(米国債の)リスクプレミアムとの見合いで、3%割れはなんとなく気持ちが悪いという人が多いのだろう」と岡三証券外国債券グループのグループ長、相馬勉氏は話す。

 同氏は「米短期金利はほぼゼロなので、金融機関にとっては(10年物の)3%台で十分な収益が得られる。他方、金利が一段と上昇すれば、保有資産の再評価も必要になるので、今の水準付近が居心地が良いのではないか」と語る。

 他方、投資家の外債需要については「ドル/円が80円台で安定的なことに加え、株価が回復してきているので、リスク許容度が上がり、投資余力が出てきている」と同氏は指摘した。

 関係筋が6日ロイターに明らかにしたところによると、米議会が8月2日までに債務上限を引揚げられない場合に、米連邦準備理事会(FRB)が国債をいかに市場で売却できるかについて、米財務省とFRBが協議を行ったという。また、米財務省で憲法の修正条項に基づき債務上限に関係なく借り入れできるか否か検討が行われたという。 

 他方、英国銀行協会(BBA)は6日、ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の金利を報告する銀行20行から、ドイツのウエストLB[WDLG.UL]が外れると発表した。8月1日から実施される。前日の海外市場では、このニュースも手伝ってユーロが1.4286ドルまで下値を伸ばしたという。

 金利を報告する銀行が19行となることに伴い、ドルLIBORの算出法も変更される。最高・最低の金利を報告した銀行それぞれ5行のデータを除く、9行の金利の平均によって算出されることになる。BBAは今回の決定について特定の理由は挙げなかったものの、ロンドン市場での活動状況や評判、信用状況などによるとしている。  

(ロイターニュース 森佳子)

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