インド中央銀行が適時、為替 介入を行っている為に、BRICs諸国の中でもインドルピーの為替相場はかなり安定しています。米ドル と連動するように為替 介入を行っており(ペッグ制)、円とルピーのレートグラフは、円とドルのレートグラフと見事なまでに酷似しています。

為替 介入時には、外貨・外貨建て資産を購入する事になる為に、インドの外貨準備高(為替 介入で入手した外貨資産残高。通常は相手国の国債で保有。)は年々増えつづけ、2004年には1200億ドルを突破しました。これは世界でも第6番目に相当する、莫大な金額です。

実はインドの貿易収支は赤字であり、膨大な貿易黒字を積み上げている中国と違い、為替 介入してペッグ制(ドル高=ルピー安)を保つ必要はありません。しかし、海外からの投資を誘致したり、外国企業との取引を拡大させる上では、ペッグ制を取って為替レート を安定化させる必要があります。先進国同士のように、経済的な信頼関係が築けるレベルには達していないからです。

為替 介入すればレートは安定しますし、外貨準備が多ければ自国通貨が暴落する「通貨危機」にも対応できるので、経済に対する信用性が高まります。かつてアルゼンチンや韓国などが通貨危機の末にデフォルト(国家破産)に陥ったのも、外貨準備が十分であれば避けられたかもしれないのです。

しかしこれだけ多額になってしまった外貨準備高は、将来的にはインド経済に負の遺産を残す可能性が極めて高いです。貿易収支は赤字でも、インドの経済成長力は先進国をはるかに凌駕しているので、長期的に見れば為替 はルピー高になっていくことは確実です。そうすれば、外貨準備金はルピーベースで見れば目減りすることになります。

この問題は、中国などペッグ制を取る新興国が抱える、共通の問題だと言えます。その為、将来的にはインドも為替 介入を止めて、変動相場制に移行せざるをえないのは間違いありません。
為替レート 相場予想を質問する方」に対して逆に質問します。Yahoo知恵袋で為替レート 相場予想を質問する方が散見されます。ところで私の個人的見解ですが、「未来は予測出来ない」と考えています。よって私には質問する方の意図が理解出来ないので教えてください。なお「未来は予測出来ない」根拠としては下記に記載の通りです。 ①将来、円高・円安・あるいは現在の水準が続くかはノーベル経済学賞受賞者級の経済学者でもわかりません。予想は予想なのですよ。

為替 が動く要因は様々ですが、それらの要因の動きに常に着目することで、為替 の動きを予測するのですよ。何事も100%予測することは不可能だが、60%~80%の予測は可能なのですよ。ただし、予測にも超短期のものもあれば、長期のものもあります。数時間、1時間、数時間、1日、数日、1~2週間、・・・半年、1年と予測する時期によっても活用するデータ・情報は異なるのですよ。絶対に予測ができないというのは、為替 が動く要因をまったく知らないということになります。
為替レート というのは、異なる通貨の交換比率のことをいいます。また、為替レート は、外国為替 市場で通貨同士が売買され、その需給関係によって価格が決まる仕組みになっています。

為替レート (かわせれーと:Exchange Rate )とは、外国為替 取引におけるそれぞれの通貨間の取引レート(交換比率)のこと。近代における通貨は各国の政府または中央銀行が発行し、法的な裏づけを与えられて利用されるが、その効果が及ぶのは自国内のみであるため、他国での取引をする際はその国の通貨お用立てる必要がある。この際の通貨間の交換比率を決定するものが為替レート となる。

なお、為替レート が一定の値に固定されているものを「固定相場制」、為替レート がそれぞれの国の経済状況需給などにより変動するものを「変動相場制」と呼ぶ。現在はほとんどの先進国においては「変動相場制」が採用されている。

為替レート は、それぞれの国の間で計算をするとその数は非常に多くなる。そのため、現在は米ドル を中心とした「クロスレート」という方法で為替レート は計算されている。

これはある国と別の国の為替レート を計算する際、それぞれの国の間でレートを決めるのではなく、米ドル との交換レートを元に計算する方法である。