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今宵、淫な夜空に

悲しい夜空を
見上げている
あなたへ

私が初めて買ったコミック漫画は、

山上たつひこ先生の『がきデカ』だ。



少年警察官こまわり君を主人公にした、

お下劣ギャグが満載の少年漫画。


決めゼリフは、

「死刑!」
「八丈島のきょん!」
「あふりか象が好き!」

下半身丸出しの決めポーズ。



当時は、ブラックジャック、ドカベン、

マカロニほうれん荘などを連載していた、

少年チャンピオンが少年誌では大人気で、

がきデカもその少年誌漫画のひとつであった。






わたしが初めてキャラクターを模写したのは、こまわり君。

金玉袋にシワを描き入れた、

象さんのように愛くるしいこまわり君の性器を見て、

ち●こってこう書けばいいんだ!ってすごく勉強になった。




こまわり君は、まだ少年の皮かむりの、ち●こだったので、

親御さんたちも黙認してくれていたような気がする。

練習して、見ないで描けるようになり、

友人の年賀状に、おめでとう!死刑!などと

描き込んだ力作を送り続けていた。

今となっては友人の親の苦笑いが眼にうかぶ。





女性の裸→なんか興奮する!という

心の声を意識し始めたのも

がきデカを読んでからだった。

少年誌にエロ要素は必須だ。

まだマスターベーションを知らない

小学生の私にとって、

『がきデカ』はいつもベットの脇にある㊙の宝本であった。






実は、ライバル誌、週刊少年ジャンプにて

山止(やまどめ)たつひこ というペンネームで

作品を連載していた作家さんがいた・・・・。




『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本 治先生だ。




たしか単行本6巻までは、このペンネームを使っていたと記憶している。

やはりというか、

山上 たつひこ先生からクレームがきた。

そして本名である秋本治に変更することとなった。

こち亀の連載が始まった当初は、

まさか、こんなにも長期連載になるとは、

思ってもいなかったんだとか‥‥。






それが連載40周年。

単行本200巻。ギネス世界認定であります。

そいてついに今年2016年、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が終了。





漫画家といえば、

いつも締め切りに追われているイメージであるが、

秋本先生は原稿を遅らせたことがないのだとか。

緊急時のためのストック原稿まで用意してあるそうな。


スタッフ(腕利きのベテランぞろい!)も

社員として雇い、日曜日を休日とし

雇用体制もしっかり。

流行に敏感でもあり、

常に情報収集を怠らなかった。







長きにわたって連載が続いたのも、

破滅型の多い漫画家としては珍しい自己管理能力の高さが、

この歴史的偉業を成しとげたのでしょう。













そういえば、『こち亀』も『がきデカ』も警官ものであった。

どちらも破天荒なキャラクター。

山止たつひこ と 山上たつひこ。

実はペンタッチ(画風)がとても似ていると思います。

秋本先生は、

当時大人気であった山上たつひこ先生を意識していたと思います。





両さん、秋本先生、

長い間、ご苦労さまでした。

新作期待しています!