おおきに! ムゲンや。
前回な、
ムゲンが1500万ふっとばす
出来事あるゆうたろ。
そんときな、ムゲンはもうな、
頭のなか、もう儲けることでいっぱいでな。
何も考えてなかったわ。
それは、2006年のことやった。
ちまたでな、ミセスわたなべ とかいって、
FXの日本人個人投資家がはやってた頃の話や。
ムゲンもな、
FXで億万長者になれる人がおるんや!
って思うてな、FXの裁量取引をやりはじめたんや。
せやけど、そんな世の中甘くないで、
ほんま、勝たれへんでな。
どないしよ‥‥思うとったんや。
ほんでどうしたかというとな、
FXのセミナー通い始めたんや。
まあ、いまだったらそんなセミナー、
絶対いかんけどな。
でな、セミナーに何回かでとるうちに
けっこう、セミナーに顔をだしてる奴っておるやろ。
そういうやつと、仲良くなったんや。
ほんで、その仲間内で、
結構、飲んだりしててな、なかよくやってたんやが、
そのうちのひとりがな、ある日
ごっつ、ええ投資案件の話があるで!!
言い出したんや。
なんと、その案件は
FXで運用して月利5%の配当をだす!
って案件でな。
当初、FXの難しさを知っとったから、
そんな、案件あるかい!
ってわらってたんや。
せやけどな、
ムゲン結局 この投資に1000万突っ込んだんや。
なんでやと思う?
その投資案件の運用方法をきいてな、
こりゃ確かにぜったい儲かるわ!
っておもったんや。
その投資案件はな、
業者間の値動きの差を利用して取引する
「業者間アービトラージ」
やったんや。
業者間アービトラージってのはな、
たとえば、FX会社AとFX会社Bがあったとするやろ。
で、この二つのFX会社は当然、
インターバンク市場とつながっとるんやけど、
大きな値動きが急に起きたときは
その値動きが反映される時間が
A社とB社で異なるねん。
たとえば、いきなり 米ドルの買い注文が
ぎょうさんやってきて、
米ドルが一気に10pips上がったとするやろ。
そんとき、たとえば
A社ではインターバンクより
1秒遅く値動きが反映されて、
B社ではインターバンクより
2秒遅く値動きが反映されるとするわな。
ほんだらな、
A社の値動きを見て、
A社で米ドルが上がった瞬間に
B社で米ドルの買い注文をいれるんや。
そうするとな、
100%の確率で、勝つことできるヤンか。
これが、
業者間アービトラージや。
ほんで、このファンドはな、
ものごっつ早い、光回線を専用にいれてな。
注文をごっつ早く通すようにしてな、
米国雇用統計のような、
大きな値動きがおこるときに
この業者間アービトラージをやったんや。
な、勝てる気するやろ?
ほんで、もうムゲンはぜったい勝てるおもうてな、
他のファンド全部解約して、
このファンドにつっこんだわけや。
全部で1000万円ほどやったで。
もう、業者にお金渡したあとはな、
これで、ムゲンも不労所得で資産家の仲間入りや!
そう思うて、のぼせとったで。
いま思うとほんま、クルクルやったわ。
そのあとはな、毎月一回、自分の銀行口座に、
50万円ほど振り込まれるようになってな、
もう、ムゲン完全に自分勝ち組になった思うてな、
仕事する気もだんだん失せてきてナ、
周りの仲間にも、
「そろそろ自分、悠々自適生活に入りますんで~」
なんて、言うとったんや。
ほんま、なめとったな、人生。
そんでな、そうこうしとるうちにナ、
最初の10ヶ月間は毎月配当金が振り込まれたんやけどな、
ついに11ヶ月目にきたんや!
いきなり配当金が振り込まれなくなったんや!!
でな、当然、連絡してもつながらん。
音沙汰なしや。
お金は業者に渡したんで
どこにいったかわからずじまい。
ほんで、しかも配当金は
すべてこのファンドに再投資してもうたんで、
残金ほぼゼロ。
初期投資金と、配当金あわせて
1500万円ほどが露と消えたんや。
ほんま、最初は信じられんでな、
呆然としたけどな。
そのあとはもう
くやしくて、くやしくてしょうがなかったわ。
このときにな、
じつは自分が全然、
業者間アービトラージの投資の
実際を把握しとらんかったこと。
そして、まったく自分でこの投資案件を
コントロールできていなかったこと。
そのことをほんま、痛烈に理解したんや。
ほんでな、もう絶対こんな詐欺にはひっかからん!
そう心に誓ったんや。
ムゲンがな、
リスクを把握して、自分でリスクをコントロールしろ!
自分でリスクコントロールできんもんは投資やない!
ギャンブルや!
こう、いつも口すっぱで言うとるやろ。
これはな、この投資の世界にはな、
人のお金をだましとろうってやつがほんま多いんや。
いっぱいあるやろ?
投資詐欺の話。
せやから、ムゲンは
みんながこんな詐欺に引っかからんように
言うとるんや!
ほんでな、結局、大損こいた後にナ、
ムゲンはな、心に誓ったんや!
「絶対、自分で運用できるようになったる!」ってな、
ちょうどそのとき、ムゲンはFXをやってたんでナ
よっしゃ、これで一旗あげるぜ!って思うて、
FXの裁量取引に全勢力を注きこんだんや!
せやけどな、まだまだ、
そう簡単にはうまくいかんかったんや……。
そう、FX裁量取引の壁が
ムゲンの前にたちはだかったんや!!
ほんま、ムゲンのハートは
粉々に打ち砕かれたんや……。
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決意の覚醒篇につづく