★米雇用統計を前にドル円は113円台を回復
昨日のドル円は上昇の流れが続き、NY時間には米株高の動きを受けて113円台を回復しています。
さらに、昨日はトランプ政権のもう一つの注目要素であるインフラ投資について、トランプ大統領が来月末(1月30日の一般教書演説)までに投資計画を発表すると発言。
期待が高まっている税制改革案と合わせて、インフラ投資計画への期待からもドル買いが進み、NY時間のドル円は113円台に上昇しました。
そして懸念されていた債務上限問題でも、政府閉鎖を回避するためのつなぎ予算案が下院で可決され、上院でも可決が見込まれていることがドル買いに繋がったようです。
★トランプリスクにも要注意
昨日はインフラ投資の発表の発言が好感されたトランプ大統領でしたが、先日のエルサレムの首都認定やロシア疑惑などがトランプリスクとして警戒されています。
トランプ政権は税制改革案への期待が高まりつつありますが、ロシア疑惑では新たな報道のたびにリスクオフでドルが急落したりもするので、今後も引き続き報道には注意しておきましょう。
★今夜は注目の米雇用統計
米雇用統計という大きなイベントを控えていますが、今日はゴトー日ということもあり、今朝もドル円は上昇の流れが続いて113.3円台後半まで上昇を続けています。
米雇用統計は市場が最も注目する重要な指標なので、発表前後では相場が大きく変動する可能性がある経済指標です。
重要イベントを前にして、これからの相場は様子見ムードで大きな動きも出にくいと思われますが、指標発表前後は特に相場の動きに注意しておきましょう。
事前予想では非農業部門雇用者数が19.5万人、失業率は前回と同じ4.1%ですが、平均時給は前回から0.3%上昇するとの予想です。
今夜の米雇用統計で予想と大きな差が無ければ、上昇基調のドル円はこのままドル買いの流れが継続することが予想されます。
NY時間には米雇用統計やニュース等に気を付けて、ポジション調整などの相場の変動対策をしっかりしておきましょう。
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