★今週のドル円は上昇が一服しレンジ相場に

先週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を下回りましたが、市場はドル売りよりもドル買いで反応する結果となりました。


週明けは引き続きドル買いの動きが進み、東京時間に一時114円後半まで上昇する場面も見られました。

 

114円半ばを突破したことで、ドル円はさらに上昇する動きも期待されましたが、材料不足の中でNY時間には113円台後半まで下落した後は、頭が重いレンジ相場が続きました。

 
★トランプ大統領のアジア歴訪では北朝鮮情勢に警戒

今週は経済指標やイベントが少なく材料不足のなか、トランプ大統領のアジア歴訪が注目されました。

 

訪問先では北朝鮮問題をメインとした対談が行われていましたが、市場は各国での対談よりも北朝鮮情勢への警戒感の方が強い印象でした。

 

トランプ大統領が韓国を訪問した際の講演では、北朝鮮と金正恩委員長を激しく批難するような内容の講演が行われました。


今後トランプ大統領は、来週14日までベトナムとフィリピンを訪問する予定になっていますが、今後も各国での対談と北朝鮮の挑発行為には注意が必要そうです。

 


★米税制改革案の行方に注目

米下院による税制改革案が先週提出されましたが、今週に入ってから、税制改革の法人税減税を一年先送りにすることが検討されているとの報道があり市場ではドル売りが進みました。

 

今週後半に公表された上院の税制改革案では、20%の法人税減税は2019年に先送りされる内容となっていたため公表後のドル円はドル売りが進みました。

 

ドル円は一時113.1円付近まで下落し、その後113円台半ばまで反発しましたが、NY市場が祝日のため休場していたことから昨日のドル円は113円台半ばまでのレンジ相場が続きました。

 
来週は米生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)など注目される指標の発表が控えています。


今週のドル円は上昇の動きが一服し、レンジ相場が続きましたが、今後のイベントでどう動いていくのかに注目してよく見ていくようにしましょう。

 


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