★相場は材料不足の中、昨日のドル円は日本株の上昇を受けて114円台に

昨日のドル円は東京時間に日本株の上昇を受け、昨日の下げを埋める形で114円台まで上昇しました。


しかし欧州時間からNY時間にかけては、米長期金利の低下を受けて再び下落し、昨日は114円を挟んで上下するレンジ相場となりました。


週末にはユーロ圏のGDPが発表されますが、今週は特に重要な米経済指標などの発表がなく、全体的に動きづらい相場が続いています。

 

注目すべきイベントとしてはトランプ大統領のアジア歴訪がありますが、各国での対談内容よりどちらかと言うと北朝鮮情勢への注意の方が強く、ドル円の上昇要因とはならなそうです。

 

 
★北朝鮮がトランプ大統領の訪韓に批判

来日していたトランプ大統領は、昨日日本を出発して韓国を訪問しました。

 

トランプ大統領は韓国の文大統領との共同記者会見で、北朝鮮に対して「軍事力以外の手段」を活用したいと、今まで以上に融和的な姿勢を示していましたが、これに対して北朝鮮は、今回のトランプ大統領の訪韓は、北朝鮮に対する軍事的威嚇を強める行動だと、朝鮮労働新聞で批判しています。

 

トランプ大統領は今日から中国を訪問する予定で、訪中の間は北朝鮮も挑発行為は行わないだろうとの見方が強いようですが、今後も北朝鮮情勢には注意が必要です。

 


★法人税減税の先送りで今朝はドル円が下落

今朝、米上院共和党が税制改革の法人税の引き下げを1年先送りにすることを検討していることが報道されています。


法人税減税はトランプ政権の税制改革の目玉ともいえる政策で、報道を受けて市場は一時ドル売りが進みます。

 

今週は取引材料も少なく、ドル円相場も113円から114円の間の狭いレンジでの取引が続きそうです。


動きづらいレンジ相場では、突然の相場の動きに気を付けつつ、要人発言や株価など、相場の材料となりそうなニュースはこまめにチェックしながら見ていくようにしましょう。

 


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