★経済指標と次期FRB議長候補の報道でドル円上昇

昨日は東京市場の前半で112円台を回復したドル円でしたが、NY市場にかけて再び111円台に押し戻される上値が重い展開が続いていました。


18日に向けて北朝鮮リスクが現在のドル円の上昇を抑える要因になっています。


昨日北朝鮮でミサイル実験の発射準備が進んでいるとの報道もあり、近く挑発行為に出る可能性が警戒されています。

 

そんな中、NY時間に発表された「NY連銀製造業景気指数」が予想を大きく上回ったことや、次期FRB議長の候補として米スタンフォード大学のテイラー教授が浮上したことでドル円は112円台に上昇しました。

 


★次期FRB議長候補のジョン・テイラー教授とは

次期FRB議長にはタカ派のウォルシュ氏や、ハト派のパウエル氏などが上がっていましたが、今回候補として浮上したテイラー教授とはどのような人物でしょうか。


ジョン・テイラー教授は、米スタンフォード大学の教授で、現在、世界各国の中央銀行が政策金利を決める際に用いる「テイラー・ルール」を提唱したことが有名です。

 

今回、学者筋からの候補はでないとされていましたが、昨日トランプ大統領が次のFRB議長候補としてテイラー教授を高く評価しているとの報道がありました。


テイラー教授はFRBの低金利政策を批判していたこともあり、議長就任後は利上げに積極的な姿勢が期待されることからドル買いが進みました。

 

次期FRB議長の決定まではまだ時間がありますが、今後の進展には市場の注目も集まりそうです。

 


★明日18日は中国共産党大会で北朝鮮リスクに警戒

昨日112.2円台に上昇したドル円は、現在は少し値を落して112円付近でもみ合いになっています。


明日は中国共産党大会が開催されることから、北朝鮮リスクも警戒されています。

 

市場は北朝鮮は中朝関係の悪化を避けるため、明日の党大会を狙ったミサイル実験は行わないとの見方が大きいようです。


発射準備が進んでいるとの報道もあったので油断は禁物ですが、ポジションを持ち越す場合はロスカットに注意して、事前に調整など変動対策はしっかりしておきましょう。

 


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