★今週のドル円は北朝鮮リスクで動きづらい相場に
今週のドル円は月曜日が日米ともに祝日のため休場していました。
連休明けの10日は「北朝鮮労働党創建記念日」のため、北朝鮮による挑発行為が警戒されていましたが、今回は特に動きもなく無事通過しました。
しかし来週の18日は中国共産党大会を控えていて、この日に向けた北朝鮮リスクへの警戒感は続いています。
北朝鮮の挑発行為は北朝鮮の記念日よりも、他国の記念日やイベントに合わせて行われる方が多いと米機関の発表で明らかになりましたが、来週も北朝鮮情勢には注意が必要です。
★週末の消費者物価指数(CPI)と小売売上高は弱い結果に
11日のFOMC議事録では、大半のメンバーが年内の利上げを正当と判断しているとしたものの、一方ではインフレの低迷の要因が一時的ではない可能性があるとの懸念も示していました。
12日に発表された生産者物価指数(PPI)は予想を上回る強い結果となりましたが、発表後のドル円の上昇は限定的となり、市場は翌日の消費者物価指数(CPI)と小売売上高を見極めたいようでした。
★弱い消費者物価指数(CPI)を受けてドル円は111円台に下落
昨日のNY時間に発表された消費者物価指数と小売売上高は、どちらも予想を下回る弱い結果となりました。
注目されていた指標がどちらも予想を下回ったため、発表後のドル円は112円台から111.7円台まで下落。
下落後の111.7円台からドル円は反発しましたが、その後はしばらく111.9円付近でのもみ合いが続きました。そのまま112円台を回復せず、今週のドル円は111円台後半で終了しました。
今週は北朝鮮リスクから始まり重たい雰囲気が続いたドル円でしたが、来週は18日に中国共産党大会、22日に衆議院総選挙の投開票日が控えてます。
経済指標は米住宅関係がいくつか発表されますが、来週も相場の動きに気を付けてよく見ていくようにしましょう。
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