★今朝のドル円は北朝鮮リスクを警戒して下落スタート
先週末は112.6円台で終了していたドル円でしたが、今朝は東京市場が祝日で休場の中、明日10日に向けた北朝鮮リスクを警戒した動きで、112円前半まで円高が進みました。
明日10日は北朝鮮労働党創建記念日、さらに来週18日は中国共産党大会と、これらの日に合わせて北朝鮮がミサイル発射実験や、水爆実験を行う可能性が警戒されています。
先週末は、訪朝していたロシアのモロゾフ下院議員の「北朝鮮がアメリカの西海岸に到達するミサイルの発射実験を実施する準備を進めている」との発言を受け、ドル円は警戒感から反落しています。
トランプ大統領も最近の北朝鮮について「嵐の前の静けさ」と発言していて、米政権が北朝鮮に対して軍事的行動に出る可能性が警戒されました。
先週の注目イベントである雇用統計を通過し、現在の市場は北朝鮮リスクを警戒する動きに注目しています。
★3連休で日米市場が休場、北朝鮮リスクで様子見ムード
今朝は北朝鮮リスクを警戒した動きで112円前半までに円高が進みましたが、その後は下げ渋り、現在は112円半ばまで戻してもみ合いになっています。
今日は3連休で東京市場、NY市場が休場となるため、明日10日の北朝鮮リスクを警戒して動きづらい展開が続きそうです。
今日は取引せずに様子見するのが無難かもしれません。北朝鮮リスクはまた新しい情報が出てくる可能性もあるのでニュース関係にも注意しておきましょう。
★今週はインフレ関係の指標に注目
FRBメンバーによるタカ派発言が相次ぎ、年内の追加利上げ期待が再び高まりつつあります。
先週発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく下回りましたが、ハリケーンの影響ということもあり市場にはそこまでネガティブな反応はありませんでした。
逆に、ハリケーンの影響がほとんどない平均時給の上昇や失業率が低下していたことにポジティブに反応し、雇用統計発表後のドル円は113円近くまで上昇していました。
今週後半に発表される、生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)は、どちらもインフレ率を予測するための指標として注目されています。
年内の利上げ観測が高まってきている中で、今週発表の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)はよく見ておくようにしましょう。
さらに11日にはFOMC議事録の発表もあります。こちらも忘れずにチェックしておきしょう。
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