FX(外国為替証拠金取引)ブログ
Amebaでブログを始めよう!

FXの基本 仲値の設定時間を狙う

日本国内で物を作り、海外へ輸出する場合は商品の代金を外貨で受け取る事になります。この外貨のままでは日本国内で使えませんので、必ず外貨を日本円に変える必要があります。そこで各銀行が、朝10時ごろのFX取引の行われるインターバンク市場の取引相場の水準を基に決める対顧客レートがあります。原則当日中は変動しないものとして銀行は窓口業務を行うものです。それが、「仲値」と呼ばれる値段です。その時、普通の企業では、どのタイミングで外貨を円に変えるのか。これは通常、東京の午前10時の時点の値段で決済が行われます。そのため、時間的な目で見ますと東京の午前10時(仲値時間)の取引は、例え相場の動きがあまりよくなかったとしても、それとは全く関係なく、為替取引が行われることになります。特に、5や10のつく日や月末は、それぞれの企業の決済日になる事が多いですので、5、10、月末などの日には仲値時間(午前10時)の取引が一気に膨らむ傾向があります。取引量が多い時間帯でFXのトレードしたいという場合は、ぜひとも覚えておきたい法則でしょう。もちろん、これ以外にも多くの要素で状況が変わるものですから、海外の市場の開いている時間をメインに進めていく方法もまた戦略上はあり得るかもしれません。

FXの基本 原油市場と通貨の関係

商品市場(商品先物など)と通貨との関係は、その国の資源や輸入依存度などと大きく関係してきます。中でも、石油はどの国へも影響が大きいため注目を浴びています。それぞれの国にとって原油市場と通貨との関係が変わってきます。世界で一番石油を使うアメリカは、原油高の悪影響を直接受けてしまいます。石油の価格が上がると、その分、産業全体でコストが上がって競争力が落ちてしまいますので、FX取引で通貨は売られる方向へ向きます。アメリカが石油に対して必死な理由はこういうところにもあるのですね。日本は資源が国内でほとんど採れない国ですから、アメリカと同じように原油高の悪影響を受けてしまいます。基本的にはアメリカと同じように「原油高=競争力低下=通貨安」となります。また、日本は先進国の中でも相当にエネルギーの輸入依存度が高い(資源を他国から輸入しなければ生活できない)国ですから、石油以外の資源が高くなった場合も同じ状況になります。イギリスは産出量が少ないとはいえ、自国の近海で石油が採れますので、原油高になっても、他の国ほどの大きなダメージは受けません。原油価格の状況にもよりますが、あまりにも原油価格が高い場合は、他の国に比べて有利になり、FX取引で通貨高になる可能性が高くなります。世界でトップテンに入る石油産出国であるカナダは、原油高で利益を得た国の一つです。基本的に石油や天然ガスを輸出する側の国ですから、原油価格が上がると利益も上がり、自然と国の景気がよくなり、通貨高となります。この点は先に上げた国と逆の状況になるのです。またオーストラリアも石油が自国で採れる国ですから、同じく原油高で景気がよくなる国の一つです。鉱物資源の多い国でもありますので、他の商品市場の上昇がそのまま景気の向上につながりやすい国の一つと言えるでしょう。原油ひとつを取ってみても、各国によって影響がまちまちです。原油以外の資源についても同じように各国の状況が変わってきますので、普段のニュースの他に、各国の資源の状況なども事前に調べておくと後々有利になりますから、常日頃から海外の様子を見ておく事が大切です。

FXの基本 債権と通貨の関係

債権とFXで重要な通貨の関係を見てみましょう。基本的には、株と同じような法則がここにもあります。この法則を使ってFXで成果をだすことはができるかもしれません。FXの場合株価の時と違って、「債権安=通貨高」という形になります。その国の債権の価格が落ちるという事は、つまり少ない元手で高い金利が得られるという事ですから、その債権の金利が上がっているという事になるのです。FXの通貨取引の行われる外国為替市場では、特に「金利の高いところにお金が集まる」という傾向が日に日に強くなってきていますので、この傾向がよく見られます。単純に説明しますと。債権価格が下がる(株価が上がる)=金利が上がる=外国のお金が集まる=通貨高になるという流れがあると言うことです。ただし、これはあくまで短期的に見た話であって、長期的に見ると逆になるケースがよくあります。というのも。金利が高いという事は、長期的にはそれだけインフレ率も高い可能性がありますので競争力が落ちて、その分売られる可能性が高くなってくるんですね。長期的に見ますと、逆に「債権安=通貨安」になる場合もありますので、このようなことからFXの口座も短期用と長期用というように用意しFX取引を進めていく方が安全と言えるでしょう。最近の為替動向は、債権が中心というよりもNY株式市場の動きに大きく影響される傾向が強いようです。先にも書いたように債権と株には逆相関的な法則があります。そのためどちらかというとNY株高(=ドルが強くなる)→債権安というような図式となる傾向がここ最近は強いように思います。この債権と通貨の関係や株価と通貨の関係をしっかり理解し着実にFXで利益を増やしていけると良いですね。