マクロビオティック、菜食主義、ベジタリアン、マクロビが癌になる理由

http://uskeizai.com/article/349335920.html

健康的な食生活といえば、野菜を思い浮かべます。野菜だけ食べれば健康で幸せな人生を送れる。そう思ってきました。しかし、菜食主義を信じている人たちがことごとく、癌になっていることを事実をご存知でしたか?

代表的な例が アップルの創設者であるスティーブジョブス。彼は飛行機で移動する際にも、専属の料理人をつけてベジタリアン料理を食べていたくらいでした。 スティーブジョブスは2011年、膵臓癌で惜しくも亡くなりました。

僕の知り合いのヨガの先生は絶対菜食主義(ビーガン)でしたがが、その方も癌でなくなりました。

そして極めつけが、菜食主義が中心になっているマクロビオティック(マクロビ)の大家である久司道夫さん。 彼自身が2004年に結腸癌を発症し手術を受けている。 そして、長年マクロビオティックを実践していた久司さんの夫人も癌によって亡くなられています。

マクロビは玄米菜食の中心とした食事をとれば健康になれると提唱していますが、当の指導者である本人が、癌になり西洋医学にお世話になるという事実をみれば、マクロビの健康法について見直さなければならない。

健康は「食べるもので決まる」

これは正しい。

しかし、マクロビやビジタリアンによる健康法の過ちは、

1.食べてはいけないものを食べる
2.食べなければならないものを食べない

この2点だ。

本書では医学 博士である崎谷医師が、現代の万病といわれる癌、高血圧、糖尿病、認知症、リウマチなどの慢性炎症の根源を突き止め、その原因と病気 を劇的に改善する「ナチュラルパレオ」食事法を提案しています。

この食事法は アメリカの最先端の医学研究で実証され、200以上もの論文が世界の医学・栄養学雑誌に掲載されている内容で、科学的に根拠が実証されていること凄い。

本書を読むことで慢性病の原因となる腸に穴をあける危険な食材や、なぜ菜食主義が癌になるのかなどの謎が明らかになり、癌、高血圧、糖尿病、リウマチ、SLE、認知症、パーキンソン病などあらゆる生活習慣病を劇的に改善することができる食事法が公開されています。

今回「ナチュラルパレオ」食事法を現役医師が公開することは、日本では初めてとなります。 「玄米食」 「断食」「糖質制限食」など間違った健康法が広まる日本において、本書による健康食事法は今後の日本で健康革命を起こすこととなるでしょう。

「原始人食」が病気を治す (ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう)http://www.amazon.co.jp/dp/483767190X/ref=as_li_ss_til?tag=eibunletter-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=483767190X&adid=0NCD469BEGV9DWBXS5MB&&ref-refURL=http%3A%2F%2Fuskeizai.com%2Farticle%2F349335920.html


内容紹介 糖質制限食、カロリー制限食、玄米菜食など、健康によいといわれる食事法はたくさんある。
しかし、これら数多くの食事法を貫く食品や法則はない。
ある食事法ではよいとされた食品が、ほかの食事法では健康に悪い物として批判の対象になっている。
私たちは、一体何を食べればいいのか?

260万年に及ぶ人類の歴史で、食事内容に大異変が起こったのはわずか1万年前にすぎない。
狩猟・採集型社会が、農耕・牧畜型社会に移行したのだ。
長大な人類史から考えれば、それは「昨日」といって差し支えない時間だろう。

ヒトを含むすべての生物は、それぞれどのような栄養素を摂取すべきかが遺伝的に決定されている。
たとえば、草食動物が遺伝的に適応できない肉を食べ続けたならば、死期を早めることだろう。場合によっては、種が絶滅することさえ考えられる。
ここで考えてほしい。「昨日」から摂り始めた食事のことを。
現代食は、果たしてヒトの遺伝子に適応するだけの時間を経ているのだろうか?
現代食こそが、多くの病気を生み出す原因だったとしたら?

本書では、医学界の常識をくつがえす究極の食事「原始人食」を気鋭の医師が初公開する。
著者自身も、「原始人食」によって、2週間で5キロやせて健康になった。
また、著者の指導によって、やせて健康になることはもちろん、高血圧や糖尿病、アトピー、リウマチ、認知症など、多くの病気で改善例が続出している。 内容(「BOOK」データベースより)人類は260万年間、何を食べてきたか?それを知れば、病気は防げる、治せる。高血圧や糖尿病、アトピー、リウマチなど多くの病気で改善例が続出。医学界の常識をくつがえす「究極の食事」を気鋭の医師が初公開。

『「原始人食」が病気を治す』は本当か? Wed, April 03, 2013 08:42:28 posted by shin-mizui
テーマ:幸せな食事療法を求めて 話題になっているので、買って読んでみました。

「原始人食」が病気を治す (ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう)
崎谷博征

マキノ出版 2013-03-15






内容は、いわゆる糖質制限食をゆるくしたような食事法です。糖質制限食と違うのは、脂質をあまり摂取しないこと、加工肉(ハムやソーセージ)や乳製品を避けていることです。

著者は医学博士で、自身も菜食やマクロビ、アトキンスダイエットなどの食事療法を長年実践し、それらの食事療法が、自分の健康には寄与しないばかりか、逆に体調が悪くなった経験をしてします。

そのため、医師としてエビデンスに基づく食事療法の研究を始めて、原始人類が長年食べてきて、遺伝子が適応している食事法こそが、人間を健康にするのだと確信することになります。


その食事法とは、肉類や魚介類、野菜や果物を沢山摂取し、炭水化物を少なくする。体に悪い脂質を避け、加工品、菓子類なども避けるという食事法です。

さすがに医師なので、様々な実験データを紹介し、エビデンスに基づく提案をしているため、説得力があります。


しかし、僕の主観かもしれませんが、それらの実験データには、若干偏りがあるような気がします。

というのは、肉食が様々な病気の原因になっているという実験結果も沢山報告されているのに、それらのデータは全然紹介されていないからです。

興味のある方は、こちらの著書に沢山の実験データが紹介されています。

葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)
T・コリン・キャンベル トーマス・M・キャンベル 松田 麻美子

グスコー出版 2009-12-16






この著書を読めば、様々なエビデンスに基づく食事法が、菜食に近い食事法になってしまいます。

崎谷博士の説とは、真っ向から対立する内容です。

そしてどちらの著書も、科学的な実験や疫学データを紹介し、説得力のある論を展開しています。

(どちらかと言えば、『葬られた「第二のマクガバン報告」』の方が、データの数は多いです)

果たして、肉は食べるべきか、食べざるべきか?


結論を言うと、崎谷博士の食事法は、確かに理にかなっている部分があって、それによって病気が治る人も多いと思います。

実は、肉を食べても、野菜をたくさん食べている限り、病気のリスクは下がるのです。


また、崎谷博士が言うように、炭水化物の過剰摂取は、様々な病気のリスクを高めるのです。

そういう意味では、良質な動物性タンパク質を摂取し、野菜をたくさん食べて、炭水化物を減らし、体に悪い脂質や加工品を食べないというのは、理にかなっているのです。


しかし、もし野菜を沢山摂取しない場合は、肉食による病気のリスクが高まるのです。

ですから、崎谷博士が肉ばかり食べる糖質制限食を否定されているのは、正しいと思います。肉類の脂質や加工肉を過剰摂取するのはよくないからです。


そして、菜食やマクロビが、炭水化物の過剰摂取を促し、AGE(糖化物質)の増大によって、病気のリスクを高めるのも正しいと思います。


ですから、崎谷博士の食事法は、野菜を沢山摂取するという条件を守る限り、比較的理想的な食事になるのです。

実際、原始人は、肉ばかり食べていたわけではないでしょう。それほど毎日肉にありつけることはなかったはずです。

崎谷博士の食事法は、タンパク質が全体の食事の19~35%ですから、肉ばかり食べるわけではないようです。


実は、これらの根拠が明確にわかるすごい研究がなされています。

それは、かつて日本が村社会で、閉鎖的な環境であったために、村ごとに毎日食べているものが異なるという特殊な状況だったからこそ、可能だった疫学データがあるのです。

それがこれです。

日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める
近藤 正二

サンロード 1991-04





村によって、海に近い村は魚を食べ、山奥の村は野菜を食べ、米の産地は米ばかりを食べ…という特殊な状況だったからこそ、そこに住む人達の特有の病気や寿命が比較できたという奇跡的な研究です。

このデータによれば、魚(動物性タンパク質)ばかりを食べていたり、米(炭水化物)ばかりを食べていると、短命になるのです。

そして、野菜を沢山食べている村は、皆、長寿で元気なのです。


動物性タンパク質ばかり食べていると、『葬られた「第二のマクガバン報告」』で紹介されているように、病気のリスクが上がるのです。

また、炭水化物ばかり食べていると、血糖値が乱高下するので、同様に病気のリスクが上がるのです。


では、理想的な割合はどれくらいかというと、野菜や果物8割、タンパク質か炭水化物のどちらかを2割くらいが理想だと思うのです。

この根拠は、ちょっとスピリチュアルになりますが、エドガー・ケイシーの食事療法です。

エドガーケイシーは、スピリチュアルには珍しく、菜食主義ではないんです。

鶏肉やラム、魚介類は食べるように勧めていました。(ケイシーは、豚肉や牛肉の脂質が体に悪いので、特に豚肉は避けるように言っています)


ケイシーによれば、動物性タンパク質や炭水化物は、酸性反応を体内で引き起こし、野菜や果物はアルカリ性反応を引き起こすと言います。

そして、アルカリ性と酸性の反応を引き起こす理想的な食事配分は、アルカリ性8に対して、酸性2の割合です。

ですから、大盛り野菜サラダにチキンとか、あるいは全粒粉パンとかをよく勧めています。


ケイシーによれば、動物性タンパク質と炭水化物を同時に摂取するのはよくないそうです。

これは最近になって、AGE(糖化物質)を増大させるということがわかってきました。


エドガー・ケイシーの食事療法に関しては、スピリチュアルな領域なので、エビデンスに基づくものではない(少なくともアカデミックな分野においては)ため、信じるか信じないかの世界になってしまいます。

でも、最近の研究で、ケイシーの言っていたことが科学的にも正しいということが、かなりわかってきたので、参考にするのもいいと思うのです。


また、崎谷博士が否定しているマクロビや菜食に関しては、植物性タンパク質をしっかり摂取し、ビタミンB12などの欠乏しやすいビタミンをきちんと補給するなら、病気のリスクは下がるはずです。

インドのように乳製品が新鮮であるなら、乳製品+菜食という食事法も可能だと思いますが、日本の乳製品はかなり汚染されているので、ちょっとリスクがありますね。


ですから、肉が苦手な人は、汚染されていない魚(小魚など)をしっかりと食べて、タンパク質が不足しないようにし、野菜を沢山摂取すれば、理想的な食事になるかもしれません。


ということで、崎谷博士の原始人食は、それなりに理にかなっている食事法だと思います。ただ、肉ばかり食べるとリスクがあるので、崎谷博士が書かれているように野菜や果物もきちんと摂取することが大切だと思います。

http://ameblo.jp/shin-mizui/entry-11503829509.html