FX(外国為替証拠金取引)のブログ
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FXの基本 株価と通貨の関係

株と通貨の最も有名な関係は「株高=通貨高」です。FXをする上で重要な事なので覚えておきましょう。なぜこれが起こるかと言いますと。例えば日本で株が上がり続けていますと、海外の機関投資家が利益を求めて、日本株を買いにやってきます。基本的に日本株を買おうとしますと、日本の通貨(円)が必要になります。そのためにドルやポンドを円に換える(他国の通貨を売り、円を買う)事になりますので、自然と円高になっていきます。また、株が上昇しているという事は、産業全体が好調という事ですから自然と輸出が増え、その代金を換金するためにも「他国の通貨を売り、円を買い戻す」という動きが企業の中でも多くなります。こうした理由から、株高=通貨高 という法則が成り立つのです。かなり確率の高い方程式ではありますが、これが絶対という訳でもありません。日本で以前に起こった、「株高と円安の同時進行」が少し話題になりましたが、これはゼロ金利の影響で起こったレアなケースの一つともいえます。こうしたレアな事も起こる事がありますが、基本は「株高=通貨高」と覚えておいてOKでしょう。ただし相場は日々変化していきますので、FX取引をしながら市場の動きをチェックするといいでしょう。最近はFX取引をする上で、NYの株価は要チェック項目です。また確実にFXで成果をあげていきたければ、同時に以前のゼロ金利の時のような動きもある程度は想定して動くようにする事もすこし意識するべきでしょう。FXは少ない保証金で大きな金額を取引できます。FXでドル/円を1万通貨買うもしくは売るということは、レバレッジがかけられない場合1ドル100円なら100万円が必要です。それをレバレッジ100倍で保証金はわずか1万円でFXの取引ができてしまいます。株はFXと違い、信用取引をしてもせいぜいレバレッジは3倍程度です。FXは少ない資金で取引できる魅力が和えいますが、きちんとリスク管理をした上でFXに臨みたいものです。

FXの基本 時間帯による差

FXは24時間取引可能とは言え、それは世界中のどこかしらの市場が動いているからで取引量の多い時間帯と少ない時間帯で差があります。FXで一番多いのは、「ロンドン時間」と言われる、東京の夕方から深夜です。この時間帯は、EU全域の銀行がFXの取引をしており、東京、香港、シンガポールも途中まで残っています。また、明け方にはニューヨークの銀行が途中から参加しますので、一番FXの取引量の多い時間帯です。また、EU・アメリカの経済指標の発表などもこのあたりの時間帯に発表されることもあり、一番動きが大きいのもこの時間帯となります。逆にFXの取引が少ないのが、東京の早朝でしょう。この時間帯は、ニューヨーク勢は既に帰宅しており、東京も本格的にFXに参加する直前です。オーストラリアやNZのような、オセアニア系がFX取引の中心ですから、どうしても参加者が少なくなってしまいます。FXの取引量が少ないという事は、値動きも少ない上、大口の仕手筋にやられる可能性の高い時間帯でもあります。FXをする上で安定した取引をしたい方は、ぜひこの時間帯を避けるようにしたいものです。この時間帯をあえて取引する方はそうはいないとは思いますが、基本的には日本時間でのアフターファイブからが一番市場が活発なのですからその時間の動きを見てFXをするうえでえのコツを少しずつ覚えていければいいでしょう。

FXの基本 高金利通貨

FX取引で金利の高い通貨と(金利の安い)日本円の取引をする場合、それぞれの通貨の金利の差から、FXの特徴の一つである「スワップポイント」が発生します。具体例を出しましょう、ある国の金利が高く、日本円の金利の方が低いと、FXの取引でその国の通貨を持っている(FXの買いポジションを保有)だけでFX口座にはスワップによる収入が発生します。すると、金利の高い通貨へとFXや為替取引を行っている人の資金が集まり、通貨上昇につながりそうに思いますが、実際の値動きは必ずしもその方向へは行きません。金利の高い国は、それだけ物の値段も上がる可能性が高く、これによりFX取引の値段を決めている為替市場は違う方向に動く可能性があります。例えば。△国は政策金利ゼロ。□国は政策金利が10%としましょう。レートは△=□だったとします。すると、一本のペンの値段は、1△=1□となります。しかし、1年後に金利が付いた値段を考えてみますと同じペンなのに、△国ではペン一本が1△、□国ではペン一本が1.1□となります。□国の方が高くなってしまい、国際的な競争力が落ちています。つまり、△国が通貨高、□国が通貨安です。これにより、金利が高い通貨がずっと通貨高になる事は少なく、むしろ競争力が落ちて売られてしまう(通貨安になる)ケースが多く見られるのです。単純にFXのスワップポイントでの収入以外に、こうした点を考えておく必要がありますのでご注意しましょう。