得ることと与えること。 | 専業トレーダーブログ

専業トレーダーブログ

僕は、FX専業トレーダーという人生を選んだんだ。日々の生活から考え方・トレード検証まで。



多くの人は、一日のほとんどを自分のことについて考え、自分のために行動している。自分がどうしたら幸せになれるか・心地良くなれるか、全ての中心が自分自身になっているんだ。

どういう結婚をすれば幸せになれるか、どこに入社すれば安定できるか、誰と遊びに行けば楽しいか。自分のことがその全てで、相手が見えているようで見えていない。


そうやって自分にばかり目を向けていると、どんどん視野が狭くなってくる。全ての認識や行動が、自分がただ良くなるためという方向に向いていくんだ。


それは当たり前だろうと感じる人がいるかもしれない。でも、人が本当の心地よさや幸福感を感じられるのは、何かを得るときではなく、自分が誰かの役にたったとき・何かのために行動できたときなんだ。



今している仕事も、ただ経済的な理由だけでこなしていては、毎日が苦行になってしまうだろう。どんな仕事であれ、自分が今、誰かの役に立っている・貢献できていると思えるからやりがいを感じられる。

直接人に接する仕事をしている人であれば、何気ない"ありがとう"という一言で、もっと多くの人の役に立ちたいと思える。自社の製品が使われている光景を見れば、誇らしく思えるだろう。

何の意味もない仕事は存在しない。直接的にであれ間接的にであれ、誰かの役に立っているから今その仕事が存在している。それを確認できたとき、レベルの違う幸福感を感じることができるんだ。



仕事以外でも、身近な人に軽くありがとうと言われるだけで、何だかすごく心が軽くなる。ただ相手のためにと思ってしたことが、かえって自分が元気にさせられる。



自分のことばかりでいっぱいになっている人に、魅力的な人はいない。会話をしていても、自分が何を話したいか・自分が楽しいか・自分が何を得られるかしか考えていない。

どうしたら相手は心地良いのか・どういうことに興味があるのか、そうしたお互いが相手のことを第一に思いやれる関係はすごく心地良いんだ。



自分のためではなく、相手や他の誰かのためになる行動を意識的に選択していく。それだけで、幸福感を感じられる日々になる。

本当の幸福感を感じられるのは、何かを得たときではないんだ。