自分が追い求めるものに向かって、日々を真剣に生きている人がたくさんいる。その人をただ外から見ているだけの人が、あの人は成功者だ・あの人は駄目な人間だと勝手なレッテルを貼っている。
でも、そんながやがや騒がしい外からの声なんてどうでも良いんだ。成功の基準は自分自身で決めるもので、今自分はそれに近づいているのか・今それを満たせているのかに集中しなければいけない。
自分の中での成功とは、どういう状態を言うのだろう?どうなれば、成功していると自信を持って"自分"に言えるのだろう?
日々、目の前の作品と向き合っている芸術家がいる。頭の中で描く理想を表現しようと、これでもかと日夜作品と闘っている。でも、納得のいかない作品であったのにも関わらず、何百万円という高額で売買されたりする。
作品に真剣に向き合っていればいるほど、外の評価である価格などに興味がなくなる。自分が本当に納得できる表現ができたかどうか、それだけがこの芸術家の成功の基準なんだ。
買い手がつかなかったとしても、自分が納得できる表現ができれば、本物の芸術家であればあるほどこの上ない充実感・達成感を感じている。
価格に一喜一憂するのは、自分が今していることを商売として捉えている・自分の生活のためと捉えている芸術家だ。いや、そうなるともう芸術家ではなく商売人・メーカーになる。
イチローが何故、僕たちから見るともう十分だと思える成功を収めているのに、今でも尚更に本気で上を目指そうとしているのだろう。
自分が理想とするバッティングはもっと上のレベルにあって、きっと自分の中ではまだまだだと感じているはずだ。外からいくら凄いと言われても、自分の中での成功の基準を満たせていないから、それを達成するまでは絶対に立ち止れないんだ。
周囲の評価を成功の基準にしている限り、自分への自信や確信というものは絶対に生まれない。人は十人十色だから、色々な見方をされるし、その評価に一喜一憂している限り自分がブレブレになってしまう。
成功の基準は自分自身で創るんだ。