人は誰しも、こうなりたいという理想や目標を持っている。その想いがだんだん強くなると、周りの家族や友人に話してみて、その反応を探ってみたくなる。
でも、本当に自分がそれを望んでいるのなら、安易に人に相談してはいけないんだ。
相手は相手なりの価値観・立場で、良かれと思ってアドバイスをくれるだろう。特にその相手が親だったり先生・親友だったりすると、その内容ではなくその人が言ったことだからという理由で判断してしまうんだ。
人は、何か自分の進むべき方向を見つけると、それが正しいのかどうかを他人の反応で確かめてみたくなる。でも、そんなものは確かめなくていい。自分がそっちに進んでみたいと思ったのなら、それが正解なんだ。
それを近くにいる人に話してしまうから、ややこしくなる。そっちに行くとこんな危険があるよ・こんな落とし穴があるよと、色々教えてくれるかもしれない。じゃあ聞き返してあげれば良い、あなたはその落とし穴に落ちたことがあるんですかと。
実際に、真剣に選びとった先で落とし穴に落ちた人なら、きっと落ちてもその時痛いだけだよと教えてくれるだろう。落ちたことのない人に限って、もう二度と地上に上がってこれないような妄想を抱いているんだ。
進みたい道が見えたなら、それをすでに達成している・経験したことのある人の話だけを聞く。実際に達成しているのだから、リアルに実感できる。
そうやって、自分の向かっている方向は正しいという確信度を上げていくんだ。それを妨げるような人の話は、どんなにもっともな話であっても聞いてはいけない。本当にそれを望んでいるのなら。
確信度が上がるにつれて、どんどん行動力がついていく。確信しているから、諦める理由がなくなるんだ。
キッチンに行って水を飲もうとするときに、今日は蛇口から水が出るかな?と疑っていれば行こうか迷うだろう。当然水が出ると確信しているから、自然と足がキッチンに向かうんだ。3歩進んで、途中で飲みに行くのを諦める人はいない。
安易に周囲に相談してしまうのは、現状のままで良いんだというもっともな理由を探している場合が多い。新しい一歩を踏み出すのを恐れている自分を、もっともな意見で正当化したいんだ。