FXテクニカル分析検証Lab

FXテクニカル分析検証Lab

様々なテクニカル指標(インジケーター)をFX取引で利用して検証するラボブログ。FXで稼げるテクニカル指標を検証中

テクニカル分析検証ラボとは
テクニカル分析検証ラボ(当ブログ)は、FX取引で利用する様々なテクニカル指標(インジケーター)を実際の為替取引で利用し、どのくらい稼げるかを検証するブログです。
純粋にインジケーター検証のみで、勧誘や投資助言を行う内容ではありません。
テクニカル分析とは、過去の価格の値動きを表したチャートと言われるグラフから、トレンドのパターンや相場の動向をインジケーターというツールを活用して把握し、今後の為替の値動きを予想する方法です。
検証口座は、海外FX業者のXMTradingを使っています。XMTradingの口座開設手順は、画像付きで丁寧に解説しているリンク先のサイトを参考にしています。


Amebaでブログを始めよう!

テクニカル分析の王道である「移動平均線」を検証するときの取引条件について記します。

移動平均線は有名なインジケーターですが、移動平均線だけの取引で本当に稼げるのかを試すための取引条件です。

 

検証する移動平均線の期間と種類

  • 期間: 24、48、96 or 12、24、48

  • 種別: Simple(SMA,単純移動平均線)

  • 適用価格: Close

 

検証するチャート

  • 通貨ペア: USDJPY(米ドル/円)

  • 時間足: 15分足

  • 表示価格: BID(売り価格)

 

取引参考例

移動平均線を支持線や抵抗線として捉えて売買する。

移動平均線同士のゴールデンクロスやデッドクロスで売買の判断をする。

 

売買条件

損切りラインと現在価格が5pips以下の場合は取引しない。

買い条件

  • 3本の移動平均線の上に価格がある場合は、上昇トレンドとし買い視点

  • 価格が下落し短期移動平均線に到達した地点で買い注文

  • 移動平均線同士のゴールデンクロスで買い注文

 

売り条件

  • 3本の移動平均線の下に価格がある場合は、下落トレンドとし売り視点

  • 価格が上昇し短期移動平均線に到達した地点で売り注文

  • 移動平均線同士のデッドクロスで売り注文

 

利確条件

  • 利益がある状態で中期移動平均線を価格が抜けた場合

  • エンベロープでの利確判断

 

損切り条件

  • 中期移動平均線を価格が抜けた場合

  • 再び逆方向のクロスになった場合

 

インジケーター(indicator)をチャートに表示するには、取引ツールからの操作で行います。

インジケーターをチャートに表示することで、価格の動きを読みやすくなり、売買の判断がより簡単にできるようになります。

 

取引ツールによってインジケーターの表示方法は異なりますが、今回は世界的の標準取引ツールであるMT4(MetaTrader4)でインジケーターを表示する方法をご紹介します。

 

MT4のナビゲーターからインジケーターを表示

パソコン版のMT4は、MT4画面左下の「ナビゲーター」枠からご希望のインジケーター名を選択し、適用したいチャートにドラッグ&ドロップするだけで表示できます。

MT4インジケーター表示

 

スマートフォンからインジケーターを表示する場合

スマートフォン版のMT4の場合は、チャート画面上の「f」アイコンをタッチして、メインウィンドウからご希望のインジケーター名をタッチすることでインジケーターを表示できます。

MT4インジケーター表示

 

MT4のチャートへインジケーターを表示する方法は、以上の簡単な操作だけで完了です。

尚、MT4の次世代版であるMT5でも同じ操作でインジケーターを表示することができます。

 

MT4をパソコンやスマートフォンにインストールして、無料のアカウントを作成してログインする方法は、下記のサイトで紹介しています。

 

外部サイト MT4のダウンロード/インストール方法

外部サイト MT4のデモ口座開設方法

 

株取引やFX取引で最も多く使われているテクニカル分析ツールのインジケーターは、「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「MACD」などの種類があります。

代表的なインジケーターは、各取引ツールに標準搭載され、無料で利用することができます。

 

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の終値の平均値をグラフで表したテクニカル指標です。

平均値を表す期間は、自分で設定することができ、設定した期間で移動平均線が自動的に表示されます。

移動平均線

上記画像は、MT4(MetaTrader4)という取引ツールのチャートに移動平均線(オレンジ色の線)を表示した画像です。

移動平均線は、英語で「Moving Average」という名称で、MT4に移動平均線を表示するときは「Moving Average」インジケーターを使用します。

外部サイト 移動平均線をチャートに表示させる方法

 

移動平均線の使い方

移動平均線は、相場が上昇傾向なのか下落傾向なのかのトレンドを判断するのに利用します。

  • 移動平均線が全体的に上向きで価格が移動平均線の上にあるのなら上昇トレンド

  • 移動平均線が全体的に下向きで価格が移動平均線の下にあるのなら下落トレンド

移動平均線の見方

上記画像のように、移動平均線の向き加減で上昇トレンドか下落トレンドかを判断できます。

尚、移動平均線は同時に複数表示することが可能で、一般的には短期・中期・長期と3つの移動平均線を表示させます。

外部サイト 移動平均線の使い方

 

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)とは、移動平均線に標準偏差を利用して統計の手法を加えたテクニカル指標です。

複雑な計算式で求められますが、取引ツールは自動的に計算してチャートにボリンジャーバンドを描いてくれます。

ボリンジャーバンド

上記画像は、取引ツールMT4に±2σ(シグマ)、±3σ(シグマ)の2つのボリンジャーバンドをチャートに表示しています。

外部サイト ボリンジャーバンドをチャートに表示させる方法

 

ボリンジャーバンドの使い方

ボリンジャーバンドは、価格がどの帯と帯の間に位置するかによって統計上の確率から取引に応用します。

  • -1σ~+1σの間に値が存在する確率は68.26%

  • -2σ~+2σの間に値が存在する確率は95.44%

  • -3σ~+3σの間に値が存在する確率は99.73%

ボリンジャーバンド確率

例えば±2σの外に価格がある確率は、100%-95.44%=4.56%しかないことになります。

この少ない確率に価格がある場合、何れは確率の多い帯の中に収束するという考えのもと、逆張りにより取引を行います。

外部サイト ボリンジャーバンドの使い方

 

MACD

MACD(マックディー)とは、2つの移動平均線の差とその差に更に移動平均線を加えて表示したテクニカル指標です。

MACD

MACDは、上記画像例のようにチャートの下に別枠で表示されます。取引ツールの種類によってグラフの種類が異なりますが、MT4の標準MACDは一つが棒グラフでもうひとつが線グラフで表示されます。

外部サイト MACDをチャートに表示させる方法

 

MACDの使い方

MACDは、2つのグラフが交差するタイミングで売買サインを判断します。

  • MACDがシグナル線を下から上に交差: ゴールデンクロスとなり「買い」

  • MACDがシグナル線を上から下に交差: デッドデンクロスとなり「売り」

MACD

その他、0から上にMACDがある場合は買い継続、0から下にMACDがある場合は売り継続としても判断ができます。

外部サイト MACDの使い方