株取引やFX取引で最も多く使われているテクニカル分析ツールのインジケーターは、「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「MACD」などの種類があります。
代表的なインジケーターは、各取引ツールに標準搭載され、無料で利用することができます。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の終値の平均値をグラフで表したテクニカル指標です。
平均値を表す期間は、自分で設定することができ、設定した期間で移動平均線が自動的に表示されます。
上記画像は、MT4(MetaTrader4)という取引ツールのチャートに移動平均線(オレンジ色の線)を表示した画像です。
移動平均線は、英語で「Moving Average」という名称で、MT4に移動平均線を表示するときは「Moving Average」インジケーターを使用します。
外部サイト 移動平均線をチャートに表示させる方法
移動平均線の使い方
移動平均線は、相場が上昇傾向なのか下落傾向なのかのトレンドを判断するのに利用します。
上記画像のように、移動平均線の向き加減で上昇トレンドか下落トレンドかを判断できます。
尚、移動平均線は同時に複数表示することが可能で、一般的には短期・中期・長期と3つの移動平均線を表示させます。
外部サイト 移動平均線の使い方
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)とは、移動平均線に標準偏差を利用して統計の手法を加えたテクニカル指標です。
複雑な計算式で求められますが、取引ツールは自動的に計算してチャートにボリンジャーバンドを描いてくれます。
上記画像は、取引ツールMT4に±2σ(シグマ)、±3σ(シグマ)の2つのボリンジャーバンドをチャートに表示しています。
外部サイト ボリンジャーバンドをチャートに表示させる方法
ボリンジャーバンドの使い方
ボリンジャーバンドは、価格がどの帯と帯の間に位置するかによって統計上の確率から取引に応用します。
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-1σ~+1σの間に値が存在する確率は68.26%
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-2σ~+2σの間に値が存在する確率は95.44%
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-3σ~+3σの間に値が存在する確率は99.73%
例えば±2σの外に価格がある確率は、100%-95.44%=4.56%しかないことになります。
この少ない確率に価格がある場合、何れは確率の多い帯の中に収束するという考えのもと、逆張りにより取引を行います。
外部サイト ボリンジャーバンドの使い方
MACD
MACD(マックディー)とは、2つの移動平均線の差とその差に更に移動平均線を加えて表示したテクニカル指標です。
MACDは、上記画像例のようにチャートの下に別枠で表示されます。取引ツールの種類によってグラフの種類が異なりますが、MT4の標準MACDは一つが棒グラフでもうひとつが線グラフで表示されます。
外部サイト MACDをチャートに表示させる方法
MACDの使い方
MACDは、2つのグラフが交差するタイミングで売買サインを判断します。
その他、0から上にMACDがある場合は買い継続、0から下にMACDがある場合は売り継続としても判断ができます。
外部サイト MACDの使い方