取引業者を選ぶ際に重要になってくるものに「2wayプライス」があります。2wayプライスというのは、取引業者が外貨を売る時の価格「Askレート」と、買う時の価格「Bidレート」の両方を表示する方式です。例えば左の図では、投資家がドルを買う時には1ドル=95.83円で買う事ができます。売る時には1ドル=95.82円で売る事ができます。買う時と売る時で価格が異なるのです。
どうして売る時と買う時とで価格に差があるかというと、この価格差が取引業者の儲けになっているからです。業者にとっては安く買って高く売れば儲かります。この価格差を「スプレッド」と呼びますが、投資家にとってはスプレッドが小さい業者の方がお得になります。
その他にも取引業者を選ぶポイントがいくつかあります。まず、外国為替証拠金取引業者の登録を受けているかです。金融商品取引法では、外国為替証拠金取引業を行うことが出来るのは、金融庁への登録を受けた取引業者に限られます。そして、資産の区分管理をしているかも重要です。区分管理というのは、投資家から預かった資産と会社の事業資金を別々に管理する事です。これができている業者は、万が一倒産しても、投資家の資産は返還されるので安心です。
スワップポイント
FXには為替差益で稼ぐ方法以外に、金利調整分で稼ぐ「スワップポイント(スワップ金利)」というものもあります。スワップポイントというのは定期預金をした時にもらえる預金金利のようなもので、高い金利の通貨と低い金利の通貨を交換した時に発生する金利差分が受け取れます。
例えば豪州金利が3.00%、日本の金利が0.1%の時に、1万ドル買ったとすると、その金利差2.9%がスワップポイントになります。1ドル=80円で計算すると1年では23,200円。1日では約63円のスワップ金利が受け取れることになります。このようにFXを長期的に運用することで、スワップポイントによる利益が毎日得られるのです。
しかし、スワップポイントは良いことばかりではありません。それなりのリスクも知っておかなければなりません。上の例とは逆に、金利の高い通貨を売ったり、金利の低い通貨を買った場合は逆の結果になります。つまり、金利差分を支払うことになるのです。とはいえ、日本は世界でも珍しいゼロ金利政策なので、高金利の外貨と交換してスワップ金利が稼ぎやすく非常に魅力的です。
為替の動き
為替レートは刻一刻と変化しています。為替レートが動く主な要因は、その国の経済政策や政治、それに世界情勢も関係してきます。その国の評価で為替レートが動いていると言っていいでしょう。通貨を商品として売買している外国為替では、通常の商品と同じく、人気のある通貨は高くなり、人気のない通貨は安くなるのです。
例えば、日本が経済成長しGDPの伸び率が上がると円高になります。逆に、米国の経済成長性が高いと円安になります。また、日本の経済収支で黒字が拡大すると円高になり、縮小すると円安になります。日本は米国と経済的に密接に関わっているので、米国経済の動きにも注目する必要があります。
その他にも戦争や地域紛争、災害などが起こると円高になったり、有事が起こらなければ円安になるなど、世界情勢も為替レートに関わってきます。為替レートの動きにはたくさんの要因が複雑に絡み合っているので、日頃からニュースを確認しておく事が重要です。
マーケット情報
FX業者のホームページでは取り引きレートをリアルタイムに見ることができます。「売値」「買値」「売りスワップ」「買いスワップ」などが刻一刻と変化している様子が手に取るようにわかります。マーケット情報は為替取り引きをするのに非常に重要です。また、取引業者によっては、市況コメントやオリジナルのマーケット情報もあるので参考になるでしょう。
取引の基礎
それでは、FXの取り引き方法について基本的なところから解説しましょう。FXの取り引きは、好きなぶんだけ売り買いできるわけではありません。取引会社ごとに最低取引単位が決められています。例えば米ドルは1万ドル単位、ユーロは1万ユーロ単位、といった具合です。為替レートにもよりますが、おおよそ100万円単位で取り引きできるようになっています。もちろんFXにはレバレッジがあるので、少額の証拠金で取り引きが可能になるのです。
FXでは、外貨を売ったり買ったりすることを「ポジションを持つ」といいます。ポジションは日本語で「持ち高」のことで、外貨を売ったり買ったりして運用をスタートしたことを表します。外貨を買った状態を「買いポジション」、外貨を売った状態を「売りポジション」といいます。FXには決済期限がないのでポジションは持ち続けることができ、長期投資では非常に大きなメリットです。
売買する通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。例えば、「日本円/米ドル」「日本円/豪ドル」「日本円/英ポンド」などと表記します。通貨ペアは、日本円との組み合わせだけではありません。外貨同士の組み合わせも可能です。「ユーロ/米ドル」「英ポンド/米ドル」などもあります。日本円だけにこだわらずに、外貨同士の取り引きもできるのです。
注文の仕方
FXの基本的な注文方法は、指値注文(さしねちゅうもん)と成行注文(なりゆきちゅうもん)です。これは株取引と全く同じなので株式投資の経験者なら読まなくても理解できるでしょう。指値注文というのは、売買価格をあらかじめ特定しておく注文です。自分の好きな価格で売買できるのでわかりやすいのですが、その代わり誰かがその注文に合った売り買いをしなければ取引きが成立しません。一方、成行注文というのは、売買価格を特定せずにどの価格でもいいから売り買いを成立させる注文です。注文を出してすぐに取引きが成立し、その時の為替レートで価格が決まります。
注文が執行され売買が成立することを約定(やくじょう)といいます。成行注文では、売買価格がその場で決まるのですぐに取引きが成立して約定しますが、指値注文では、値段などが合わずに注文が失効して約定に至らない場合もあります。注文を出しても約定していなければ、注文の訂正や取り消しが可能です。
FXでは「逆指値注文」という方法もよく使われます。逆指値注文というのは、「価格が下がったら売る」「価格が上がったら買う」というように、損失が出る方向で指し値注文する方法です。特に損失を限定的にするためのリスクヘッジとして用いる方法を「ストップ・ロス注文」と呼びます。為替レートが予想とは違う方向へ動いていった時に、予め設定した価格で決済し、損失を最小限で食い止めることができます。ストップ・ロス注文はリスクヘッジの基本的な方法なので覚えておきましょう。
オススメのFX業者
さて、ここまでFXの概要から注文の仕方まで説明してきました。FXについておおよその知識は身に付いたのではないでしょうか。後は実際に取り引きをしながら勉強していけば、より高度なテクニックなどが学べるようになるでしょう。最後にお勧めのFX業者をご紹介します。
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