今、上野の森美術館でゴッホ展が開催されています。(週末は入り口前に長蛇の列ができているらしい~_~;)
行きたいと思いながら、
(働き始めたので)体力との兼ね合いもあり、
なかなか行けないでいます
ゴッホの絵に会えないジレンマから、
原田マハ著「ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯」を読みました
とても面白い本です
耳を切り落とした事件でゴッホには
「狂気の画家」という印象がついてしまっていますけれど、この本では、そうではないゴッホ像に迫っています。
耳切り事件の真相は、耳たぶの先端をちょっと切っただけって、知ってました
私はこの本読むまでざっくり切ったのかと思っていました
さらに、ゴッホの恋心にも似たパリへのいたいけな思い。
浮世絵に傾倒し、希望を膨らませた日本への思い。
ゴッホのさまざまな思いが、作家の手によって紐解かれていきます。
また、ゴッホが語学の才能に長けた人物であったことや、
常に新しい描法を追求した“努力の人”であったことも明かされます。
私はこの本を読みながら、登場する絵を
スマホで見ていきましたが、
どれもこれもワクワクする絵ばかり
鮮やかな色彩、浮世絵に影響を受けた独特な構図。時にファンタジックで、時に猛々しく…。
それらの絵には、やはり天才・ゴッホでなければ見えなかった風景が描かれています。
天才は凡人には見えないものが見えている。
彼の絵を見ているとそう思うのです。
天才画家の人間像に迫る「ゴッホのあしあと」
オススメします