台風被害、東京の私は何もありませんでしたが、義兄の家のお墓(長野)が水没したようです。流されてなければいいのですが。


さて。今週前半の話。


ケモ室で点滴中にラインの電話が鳴った。

20歳年下の入院中のがん友からだ。


去年11月の入院で同じ部屋で仲良くなって以降、ずっとラインで励まし合ってきた。

彼女は初発の手術入院だったのに、そのすぐあとに再発してハラヴェンを、

そして6月から私と同じアバスチン&パクリタキセルを始めていた。

でもこの秋、急速に体力がなくなり、10月には入院を余儀なくされた矢先の電話だった。


電話に出ると、意外にも妹さんの声。

「昨夜、姉が逝きました……」と。


まだ30歳。余りにも早過ぎる。

抗がん剤が合わなかったとはいえ、肺に水が溜まってしまったとはいえ、

30歳で逝ってしまうのは、余りに酷だ。

あっけなさ過ぎる。


癌が肺に転移し、水も抜けなくなって、呼吸困難になっていったとのこと。


私も胸水貯留の経験があるが、切り抜けられなかったその差は何?と思ってしまう。


先日のがんセミナーで,隣に座ったおばさまの声が胸中に去来する。

「(あなたは)若いからいいわよ」


あなたは若いからいいわよ。ってか!?


若いからいいなんて、嘘だ。

若くて癌に勢いがある場合は、こんな残酷なことが待っているのだ。


彼女がお空で笑顔でいることを祈るばかりだが、彼女の死を無駄にしないために、

私に何か出来ることはないか、

考える。考える。考えた。


ある。

あるにはあった。

でもとても体力が必要だ。

今の私には出来そうにない。。。


それでも、出来るか出来ないかは、

空から見守ってくれている彼女の意向に任せることにして、私は、体力回復を含め、

出来ることからやっていこう。


やれる準備が整ったら、何かが動き出すかもしれないから。