もう過ぎてしまっていたのだけど、長年お付き合いのある年上の友人が誕生日🎂をお祝いしてくれると言って🎉高級フレンチのディナーを予約してくれた。
行く前に、わが家に寄ってくれた。
🧒「今日、どっち着て行こうかなぁ」と、いつもの勝負服、紺色と水色のワンピース2枚を出して見せた。
彼女は👩🦰「水色は全然違うね。紺色かな。でも、それもランチっぽいよね。今日はディナー🍽🍸だし」
🧒「じゃあ、新しく買ったストール🧣合わせてみたらどうかしらん」
👩🦰「ストールの色が強すぎて浮くなぁ」
🧒「えー!実は今日のために新しく買ったストールなのにぃ」
👩🦰「カジュアルなんだよね。
ドレスアップして出かけるの、久しぶりでしょ?なんか感覚鈍ってない?」
うぐぐ。ズバッと言った。
🧒「じゃあ袖がレーシーになってるこの勝負服はどうだ!」
クローゼットの奥から、いわゆる一張羅を出して見せた。
👩🦰「あぁ✨これいいじゃん。靴はどうすんの?」
🧒「さすがに骨転移で松葉杖の今、ヒール👠は怖くて履けないよ。玄関に置いてある黒い靴で行こうと思ってる」
👩🦰「うん。それでいいと思う」
彼女は容赦なく言葉を続けた。
👩🦰「最初のワンピースさぁ、明るく元気って感じの服で昼ならいいんだけど。
なんつーか、もうなえちんもアラフィフじゃん。大人の女性って感じを出してもいいんじゃないかなって思ったんだよね」
おっしゃる通りだ。
実は最初に見せたワンピース2点は、まだアラフォーの時(つまり数年前)に買ったもの。
その時からずっと着てる勝負服だ。
それに、なんて言うか、病気に甘んじている自分を見透かされた気がした。
どうせ出かける時は電動車椅子か松葉杖。
抗がん剤治療で免疫も下がってるから、人混みに出る時はマスクをしている。
おしゃれさんだから人から見られる、
なんて事はなく、
車椅子だから見られる、松葉杖だから見られる。そんな目線で見られるのは感じている。
だから出来るだけ目立たないような服装に落ち着いてしまっている自分がいた。
これではあかん😖
私は自分の気持ちで、自分自身を日陰者にしてしまっている。
乳がんのことも、全部彼女には話している。
もちろん今の状況も知っているうえで、高級フレンチに連れ出してくれたのだ。
美味なるフレンチを堪能して、彼女は言った。
👩🦰「あなたはまだ社会で輝く人よ」
もう、泣けた😭
以下、堪能したディナーの一部。