話題のブログ「凡人が、天才を殺すことがある理由。」が書籍化されたので読んでみた。

北野唯我著「職場の人間関係に悩む、すべての人へ  天才を殺す凡人」


本書によると、この世界は天才と秀才と凡人でできているらしい。


「創造性」で評価される天才

独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人


「再現性」で評価される秀才

論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人


「共感性」で評価される凡人

感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人



あなたは、どれに当てはまりましたか?

ちなみに私は凡人です。


で、本書では3者の関係性を以下のように図解します。


秀才は天才に対し憧れと嫉妬を抱き、凡人は天才を理解できないから排斥する。

など、3者の間ではコミュニケーションが成り立たない。

そして世の中は圧倒的に凡人が多い。

こうして天才は排斥されてしまう。

どう天才を守ればいいのか。

そもそも天才秀才凡人のコミュニケーションの断絶はどう防げるのか。

実は、その際に活躍するアンバサダーがいることを本書は挙げる。図の①〜④の人物だ。


①「エリートスーパーマン」に位置する人種は高い創造性と論理性を兼ね備えている。共感性は低い。

②「最強の実行者」に位置する人は、何をやってもうまくいく。めちゃくちゃ要領の良い人物で、会社ではエースと呼ばれている。

③「病める天才」は高いクリエイティビティを持ちつつ共感性もあり凡人の気持ちもわかる。優しさもあるがムラが激しく、結果的に自殺したり病むことが多い。

④「共感の神」は、誰が天才で誰が秀才かを見極め、天才の考えを理解することができる。天才をサポートすることができる。



世の中が革新的に進む時、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのような天才の存在がある。

本書では、世界が進化していくメカニズムを以下のように読み解く。

「天才は、共感の神によって支えられて、創作活動ができる。そして、天才が生み出したものは、エリートスーパーマンと秀才によって「再現性」をもたらされ、最強の実行者を通じて、人々に「共感」されていく。こうやって世界は進んでいく。」と。


もう一度、ちょっと手を加えて見てみましょう。

これ、自分や自分の周りの人がどこに位置するのか考えると面白いですよ❗️

例えば自分の主治医は天才か?秀才か?凡人にも寄り添える最強の実行者か?

どれでしょう〜〜😄😄


乳がん多発転移のため傷病手当金で休職してる私ですが、時間があると普段読まない本も手にするものです📕