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私は、何人ものがん友に支えてもらって、今過ごしている。

その友人の1人に脳転移が見つかり、
ガンマナイフによる治療を受けて今、入院中だ。

ガンマナイフとは、脳の奥の病巣を開頭手術せずに放射線(ガンマ線)で除去する医療機器。
通常放射線治療は1週間~4週間かかるが、ガンマナイフは1回で済む(複数箇所除去できる)。
※私の乳がん初発の放射線治療は4週間かかり、これは通院で行い、
4ヶ月前の大腿骨への放射線治療は、5日間5回でしたが、こちらは入院しながら。右大腿骨のあと左も行いました。

もとい。

ガンマナイフ治療後の入院中の彼女とラインしました。
開頭手術はせずに済んだとはいえ、
脳転移の影響で、まだ利き腕が動かないのだそう。
入院中の今は、もう一方の手で日常生活が送れるよう、リハビリを始めるのだそうです。

そんな彼女のラインに「今の自分を受け入れるのに時間がかかりそう」と書いてあった。

その辛さは、体験した者でないとわからないかもしれない。

私は歩けなくなってしまった時、“絶望”した。奈落の底へ突き落とされる、とはこのことだと思った。
友人とお喋りしてる時は気が紛れたが、一人になると、ただ天井を見つめ、気が遠くなるほどの不安感と言い知れぬ恐怖感に押しつぶされそうになっていた。

今の彼女も、そんな絶望感に苛まされてるのだろう。

時間をかけて受け入れていくしかない。

私にできることは、退屈な入院生活にラインで励ましたり、仲間の状況を伝えたりすることくらいだ。

それでも、人とのつながりが私を救ってくれたことは間違いない。