今日、NHK BSプレミアムで再放送してた「マジックアワー ~ゴッホが描いた空の色~」🎨を見た。
そのレビュー、書きました🖌
いつものブログと雰囲気が違いますが💦
ご興味あればご一読を🙇♀
🖼
稀代の天才画家・ゴッホ。
この番組は彼の絵を「マジックアワー※の光と色」という視点で捉えたことが何よりユニークだ。
その色彩は、南仏だからこそ描けたものであることを、美しい夕焼けの映像とともに伝えている。
※マジックアワー、夕焼けから夜になるまでの束の間の時間のこと。
番組は黄金に色づく夏の麦畑を描いた絵「種まく人」を映し出す。
「種まく人」によせたゴッホの言葉が秀逸だ。
「青白い硫黄のような黄色
金色の青みがかかったシトロン
なんと美しい色だろう」
労働者への慈愛を湛えたモチーフに美しくも強烈な色彩を与えたのは、マジックアワーのなせる技だったのか。いや、やはりわれわれは知るのだ。麦畑に現れたマジックアワーの色と光の饗宴をゴッホの類まれなる才能が捉え、すくい上げ、描き出させたことを。
晩年、ゴッホは精神病院で生活を送る。
病院の敷地内というわずかな空間が創作の場となったわけだが、その1年で143枚の油絵と150枚のデッサンを残したという事実にも驚かされた。
囲われた場所で変化のない日々を送りながらそれだけの数を創作し続けたということは、描かずにはいられなかった、ということだろう。ゴッホにとって生きること=描くことであることが痛烈に伝わってくるエピソードだ。
なぜゴッホの絵がこれほどのエネルギーをもって見る者を魅了するのか。この現代においても燦然たるオーラを放つのか。
天才が天才である所以(ゆえん)を知る1本だ。
そのレビュー、書きました🖌
いつものブログと雰囲気が違いますが💦
ご興味あればご一読を🙇♀
🖼
稀代の天才画家・ゴッホ。
この番組は彼の絵を「マジックアワー※の光と色」という視点で捉えたことが何よりユニークだ。
その色彩は、南仏だからこそ描けたものであることを、美しい夕焼けの映像とともに伝えている。
※マジックアワー、夕焼けから夜になるまでの束の間の時間のこと。
番組は黄金に色づく夏の麦畑を描いた絵「種まく人」を映し出す。
「種まく人」によせたゴッホの言葉が秀逸だ。
「青白い硫黄のような黄色
金色の青みがかかったシトロン
なんと美しい色だろう」
労働者への慈愛を湛えたモチーフに美しくも強烈な色彩を与えたのは、マジックアワーのなせる技だったのか。いや、やはりわれわれは知るのだ。麦畑に現れたマジックアワーの色と光の饗宴をゴッホの類まれなる才能が捉え、すくい上げ、描き出させたことを。
晩年、ゴッホは精神病院で生活を送る。
病院の敷地内というわずかな空間が創作の場となったわけだが、その1年で143枚の油絵と150枚のデッサンを残したという事実にも驚かされた。
囲われた場所で変化のない日々を送りながらそれだけの数を創作し続けたということは、描かずにはいられなかった、ということだろう。ゴッホにとって生きること=描くことであることが痛烈に伝わってくるエピソードだ。
なぜゴッホの絵がこれほどのエネルギーをもって見る者を魅了するのか。この現代においても燦然たるオーラを放つのか。
天才が天才である所以(ゆえん)を知る1本だ。