他人の優れていることを盗める人って、相当、人間力が高いと思う。 そもそも、意識して他人の優れていることを盗もうと思うこと自体、何が成長に寄与するのかよく分かっている人だろうね。 

 

最初に、この記事における「成長」を定義しておく。


「自分の成長したい方向へ進むこと」とする。

 

もともと成長とは、遺伝子に組み込まれたものであり、どんな生物も放っておけば成長するようにできている。

 

その意味では、どんな生物も「成長の方向」は最初から定まっている。


たぶん「生き抜く」がそれだと思う。

 

じゃあ、本能のおもむくまま生きていれば、良いのかと言ったら、ある程度高度な哺乳類の場合、それだけじゃダメなようだ。

 

犬でも猫でも、生まれてからしばらくの間、教育期間があり、それによって生存確率は高められている。

 

獲物の取り方や食べ方、身の守り方、仲間との付き合い方など、「真似をさせる」というやり方で、親が教えている。

 

人間の場合、犬猫以上に教育期間が必要だ。

 

犬や猫ならせいぜい数週間なのに対し、人は一生、学習し続けなきゃ生きていけない。

 

その際、他者を参考に「真似る」という学習をする。

 

その巧拙が、その後の人生に大きく影響すると思われる。

 

真似を得意とする人の特徴は、以下の通りだ

  1. 優れた成果を上げた人を見たら「なぜ、この人はうまくいったのだろう」と考えられる。
  2. その際、嫉妬心とか劣等感に惑わされない。

 

つまり、プライドとか嫉妬とかに惑わされす、「現実は何か?」「自分にとって必要なものは何か?」を自問自答できる人、感情コントロール力のある人が、真似のうまいひとってわけだ。

 

ちなみに感情コントロールは次のように行う。

  1. 自分の感情に気づく。
  2. どうしてその感情が湧いたのか自分の信念に気づく。
  3. その信念が正しいかどうか吟味する。
  4. 新しい信念に書き換える。

 

さて、感情コントロール力が身に付いたとして、どういう真似の仕方がいいのか。

 

一応、真似のやり方について考えてみた。

  1. まず、何を真似るか決める。
  2. その手法を吟味し、自分なりの法則を見つける。
  3. それを試し、うまくいくかどうかを実際に検証する。
  4. うまく行かなかったら、再び1に戻る。
  5. うまくいくまでこのサイクルを繰り返す。

 

ここでひとつだけ注意しておく。

 

先ほど書いたとおり、「それを真似ることは自分に必要か?」を問うことである。

 

たとえば、飲み会とかで飛び交う「うまい話し」に、すぐに乗るのはいかがなものかと思う。

 

「俺なんか、○○で簡単に儲けたよ!」

 

「おお、いいねえ、教えて教えて」

 

まあ、ひとつやふたつこういうことがあってもいいけど、万事がこんな状態だと、この人の人生はきっと根無し草みたいになるよね。

 

こういうふらついた人とは逆に、勉強(真似の一種)の虫も黄色信号かな。

 

たとえば、目的も無くひたすら資格勉強をするとか。

 

繰り返しになるけど、成長とは「自分の成長したい方向へ進むこと」である。

 

どっちに進みたいのか?が先にあり、あくまでも真似は補助でしかない。

 

それさえ間違わなければ、真似ほど力強いツールは無いと思う。