いよいよ入院が決まりました。

まずは、家族に説明ということで母と病院へ。

一から病名の説明、手術内容の説明を受けることに。
開腹手術になるのですが、
「縦に開腹しますか?横に開腹しますか?」って
それって、私が決めること そして今~

びっくりです。
縦に開腹すると、中がよく見えて治療がしやすいけど、
横に開腹すると面積決められてしまうので
場合によっては、やりにくいけど、水着とかになったとき、手術痕が隠れますって。
どちらの場合も手術内容に違いはありませんが、どうします?って

そんなぁ。そりゃ隠れるほうがよいに決まってるじゃん。
でも、そんなことまで、今や患者が決めるんだね。
一種の脅しかと思ったよ。

あとは、特定生物由来製剤の説明、HIV感染の説明、などなど。
一気に聞かされて、では、ここにサインを、っていっぱい誓約書を書かされた。
理解もあまりできないままに、本当に単なる形式上だよね。
でも、後で問題になったとき、
「ここに同意しているでしょ」って言われるんだよね、きっと。

病院だけではなくて、カードとか、いろいろな契約時に
とりあえず説明しなきゃって
が~~~~~っと、説明されて、はいここにサイン、っていうケースが多いよね。
何がなんだかわからないまま、なんとなくで名前書いちゃうことも少なくないな。
短い時間で、どうせ話きいてないでしょ、ってな態度で
形式的に説明されていても、全然意味不明。
きっと、後から「説明がなかった」って責められないようにやっているとしか思えないよ。
騙されちゃうことだってあるかもね。注意しないと。

そして、はい、スケジュールです、って渡された表をみて、これまたびっくり
入院日から退院日まで、いつ何の検査する、食事はこうなる、
いつから歩いて、お風呂はここから、って
全部スケジュールが出来ている
まだどの程度の患部なのか、術後の状態がどんなかも解らないのに

それだけ、同じような患者さんが多い、っていることなのかしら・・・

まぁ、お蔭で10日で退院、翌日から仕事にも行けるみたい。
その後の予定もたてやすいので、ありがたいけど、そんな一辺倒なのかしら、
人間の身体って。こうご期待、ってところかな。

血液検査、尿検査、肺検査、心電図その他健康診断のようないろいろな検査を行い、
さてさて次は入院本番、というところまできました。


最近、仲の良い友人も同じ病気を持っていたことが判明。
なかなか、病気の話って、とくに女性の病気って、
わざわざ自分から他人には言わないことが多いみたい。
普段食事に行ったり、旅行にいったりしていたのに
そんな話、全然してなかったよ

でも、女性の病気って、精神的にも凹むし、
治療法だってひとつではないから、もっと情報を共有できると参考になるし、
仲間がいると心強いし、話すことで救われることもあるし、
そんな場がもっと増えるといいのにな、って思います。
個人的意見ですけど、
女性誌とか世の中にいっぱいあるのだから、
もっともっと特集とかしてもいいんじゃないかと。
私が気付かなかっただけかもしれませんけど。
気付くぐらいあるといいですね・・。
言いたくないけど、知りたいっていう人、きっと多いと思うよ。

とにかく、なんかおかしいな、って感じることがあったら
「お医者さんに行く」って大事なんだってつくづく思いました。
たぶん、私ももっと早くに言っていたら
「腹腔鏡手術」ぐらいで済んでいたかもしれないし、
適切な投薬で終わっていたかもしれない。

何より、子供を産んでおけばよかったかもしれない。
まぁ、それはチャンスが無かったんだけどね。

世の女性の方々に伝えたいです。
定期健診に行ってね、と。

そして私は
間もなく、入院、手術です。

つづく。



女性の病気。

実は会社の中でも、同じ病気を抱えている人が意外に多くてびっくりでした。
公にしにくい病気なのでしょうか。
まぁ、基本上司が男性だったりして、理解を得ることも難しいのは事実。
でも、最近は特に新聞や雑誌で特集が組まれたりして、
あぁ、悩んでいる人が結構いるんだ、ということでちょっと安心。

でも、大抵の記事と私との大きな違いは現在子供がいないこと。

もし、すでに子供がいたら、こんなには悩まなかったかもしれません。

子供を産む。
もちろん望まない人もいるし、育てるのは大変、また、子供は嫌い、
思いは人それぞれです。

でも、パートナーが望んだら?
ごめんなさい、あなたの子孫は残せないの。
そう、言い切る自信は持てるのだろうか?
本当に後悔しないだろうか?

仕事がとても忙しくて、でも自由に生きてきました。
お金も自由に使って、旅行も自由に行けて。
このままでもいいのかもしれない、
毎月の煩わしさからも解放されるし。
その分、軽費もかからないよね。
そう思い込むことによって、自分を正当化しようとしているのかもしれません。

決心がつかないまま、どうしようもないなら、運命を受け入れよう。
そう思い、診療へ向かいました。
「どうされますか?」
その先生の問いに、もう一度確認しました。
「子宮を残すことは出来ますか?」

先生の答えは、
全摘出すれば、完全に悪いところはなくなり、完治します。
医師としては、治すことが仕事ですので、
完治させたい気持ちはあります。
子宮を残す手術は出来ますが、完治はしません。
50%の確率で再発すると思います。

とのこと。
そっか。今の私の最悪の症状でもとりあえず残せるんだ。
夢絶たれる、と思っていたことは可能性が残るんだ。

でも、先生、最初は「残せない」って言っていたような・・・
まぁいいっか。

なんか、気が楽になりました。
再発したって、今までずぅ~っと、我慢してきたこと。
とりあえずの痛みはおさまるし。

「残します」。

そう結論を出しました。

その後のことは、そのとき考えよう。

もしかしたら、開腹をしたらダメでした。なんてことになるかもしれない。
でも、可能性を捨ててはいけない、
最後まであきらめない!

なんか、スポーツの試合のようですね。病気との戦いデス

手術の日を決め、いよいよその日に向かっての検査、治療がはじまるのでした。

つづく。




病院での検査。
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫。
あ~あ。私のお腹では、そんないっぱいの原因が繰り広げられていたんだ。。。
ネットとかで調べると必ず「不正出血がある」って書かれているケースが多かったんだけど、
そんな兆候は無かったので、きっと違う、と信じたかった

血液検査の結果も悪く、極度の貧血。
そういえば、数年前から、定期健診でひっかかっていたんだよね。
偏食のせいだと思っていた。
もう少しで輸血ですよ、と言われたときにはびっくり!
全然元気なんですけど。お腹が痛い以外。
「定期健診」を侮ってはいけませんね。
さっそく、大量の貧血改善のための薬を飲むことに。

MRI検査もしました。
ちょっとうるさいだけで痛くもないし、楽ちん検査。
でも、そういえば、仰向けで寝てるのって、苦手だった。。。と、だんだん苦痛に。
じっと同じ姿勢をしていてね、っていうのも限界があるのね。

そして下された判決。
「摘出手術が必要です。悪性かどうかは、手術をしないとわかりません」

え~~!?
そ、そうなんだ。薬では駄目なんだ。
痛いのとってくれるだけでいいんだけど。

「全摘出がベストですが、どうしますか?」

え、どうしますか?って聞かれても。。。

通常、若い方だったら、部分摘出で、子宮を残す選択が優先、
また、出産の予定が無い方は、全摘出。
私の場合、、、、、どっちの選択もあり、っていう微妙な年齢。

全摘出だったら、完全に痛みもなくなり、1週間で退院、翌日から会社にも行けますよ。
部分摘出だったら、手術も時間がかかって、取り残しも考えられ、再発する確率50%。
2,3週間はかかります。

今そんなに休めないから、、、出産の予定もないし、、、、。

と、即決しそうになったけど、その時ちょっと迷いがあったんですよね。
こんな大事なことを、すぐに結論だしていいのか、っと。

とりあえずの治療で、ホルモン注射をして、様子をみることに。
ただし、この治療は、4か月しかできない治療。
それ以上続けると、骨粗しょう症になったりするらしい。
そして、更年期の状態にするので、そういう副作用があるとのこと。

まぁ、4か月。その間に結論を出そう、そう思って、ホルモン療法で時間稼ぎをすることに。
ただ、保険がきく、といっても、1回15,000円ぐらいして、高いんですよね。
痛い出費です。

とにかく、治療を始めました。

治療を始めて、1週間後ぐらいに大量の不正出欠があり、2週間ぐらい続きました。
お腹の痛みはひどい時だけ飲み薬を飲みましたが、それも1か月ぐらいでおさまりました。
そして副作用の更年期の症状。最初はわからなかったけど、体温調節がきかない、
つまり、ほてりがこれまた辛い。
今年の夏は特に暑く、省エネでエアコンもあまり使えない。毎日汗だらだらです。
他の方は、「暑いけどまぁ耐えられる」が、私には耐えられない暑さの毎日!
涼しくなってきた時期でも、ちょっと熱を発散するような動作をすると、すごく暑く感じるんです。
まぁ、そんなことは我慢できる範囲としましょう。

なにより、精神的に追い詰められました。

いろいろ考え始めちゃったんです。
子供のころは、大人になったら子供を持つもの、と漠然と考えていたなぁ、とか、
親に孫の顔を見せてあげられないんだ、とか、
子孫を残す、という宿命に従えず、私は役立たずな「人類」だ、とか、
私の遺伝子を受け継ぐ子供はどう頑張っても見られないんだとか。。。
大抵男の人って、会話の中でも、「将来さぁ、子供が出来たら、、、」って当たり前のように言う。
そう思うと、私は女性としての価値はゼロなんだよね。
さらに売れ残りじゃん。

そういう時に限って、周りで子供が出来た、とか 産まれました~とかの報告が多くて、
正直に喜べないのが本音。
子供が出てくるテレビとか、歌の歌詞とかにも敏感に反応しちゃって、ますます凹む。
子供が大事、子供のために、将来の日本を担う、、、もちろん、わかってる。
わかっているけど、そう出来ない人を救う言葉も歌もあんまり無いんだよね。

支えの言葉は「みんな死ぬときは一人さ」。

まぁ、なんてネガティブなんでしょう。

子供を持つチャンスはあったはずなのに、避けてきた自分のせい。
こんなことになるなんて、想像もしていなかった。
「産まない」って自分で決めるならまだしも「産めない」なんて
女に生まれてきた運命に従えないことってこんなに辛いことなのかと。
不妊症の方々もこんな風に戦っているんだよね、きっと。

代理出産とかすると日本ではワーワー言いますが、
「遺伝子を残したい」と思う気持ちは当人でなければわからないと思います。
そんな声が多く集まれば、
将来は「遺伝子を残す」方法が普通に行われているかもしれませんね。

友人たちは、当たり前ですがいろいろと励ましの言葉をくれます。
本当にありがたいです。
でも、最終的には後悔のないように、自分で自分を納得させなければなりません。

結論を出す日が刻々と近づいてくるのでありました。

つづく。