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STUDIO 67

ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

ジャズ初心者の常として、いわゆる『名盤ランキング』を

あちこちのサイトで見てまわっているわけなのだが・・・。

どうもいまいちピンとくるものがない。

 

やはり国内のサイトを見ている以上、「日本で人気がある盤」に

評価が集中するのはしかたがないだろう。

ランキングが下位になるにしたがって「?」となることが多いのだ。

 

そこで、「海外で人気のある盤」も参考にして

日本と海外の両方で選ばれている盤をピックアップすれば

精度の高いランキングができるのではないか・・・と思ったのだ。

 

その結果・・・それなりに納得できて、

なおかつちょっとした意外性もあるもの

できあがったのでここに記載してみようと思う。

 

まず、国内のランキングで参照したのが

雑誌『スイングジャーナル』2001年の読者投票

下記URLを参照させていただいた。

 

 

次に海外のランキングだが、まとまったものは、ロンドンに拠点をおく

udiscovermusicのランキングしか見つからなかった。

選考基準が不明瞭なのが若干不安ではある。

 

 

この両方で選ばれているのは合計22枚

当然同じアルバムでも双方で順位が異なるので

両方の順位を平均化してみた。

 

・・・勿体ぶるのはここまでにして、それでは、いざ。

 

***

 

1.カインド・オブ・ブルー / マイルス・デイビス


2.サキソフォン・コロッサス / ソニー・ロリンズ


3.サムシン・エルス / キャノンボール・アダレイ


4.ブルー・トレイン / ジョン・コルトレーン


5.ワルツ・フォー・デビイ / ビル・エバンス


6.オン・サヴォイ&オン・ダイアル / チャーリー・パーカー


7.ビッチェズ・ブリュー / マイルス・デイビス


8.処女航海 / ハービー・ハンコック


9.ゲッツ~ジルベルト / スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト


10.至上の愛 / ジョン・コルトレーン


10.ケルン・コンサート / キース・ジャレット


12.ジャイアント・ステップス / ジョン・コルトレーン


13.モーニン / アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ


14.アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション / アート・ペッパー


15.ブリリアント・コーナーズ / セロニアス・モンク


16.クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ / クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ


17.サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード / ビル・エバンス


18.ヘビー・ウエザー / ウエザー・リポート


19.ゴー! / デクスター・ゴードン


20.ソウル・ステーション / ハンク・モブレイ


21.マイ・フェイバリット・シングス / ジョン・コルトレーン


22.ライブ・アット・カーネギー・ホール 1938 / ベニー・グッドマン

 

※『至上の愛』と『ケルン・コンサート』は同率10位

※チャーリー・パーカーは海外では「サヴォイ&ダイヤル」だが

 国内では「オン・サヴォイ」と「オン・ダイヤル」の2枚になるため

 順位の高い「オン・サヴォイ」にまとめています。

 

***

 

1位はまあ予想どおりですが、日本でも海外でも評価の高い

「サキコロ」「サムシン」「ブルー・トレイン」が上位に。

 

日本で1位の「デビイ」は海外ではそれほどでもなく、

逆に海外2位の「至上の愛」は日本での順位が低く

結果的にこの順位に。

 

「ゲッツ~ジルベルト」も評価高いです。

僕はこのランキングをもとに、初めてボサノバを買いました。

 

下位にひょっこり顔を出しているハンク・モブレイ。

初心者の僕には、「誰だよお前」って感じなのですが・・・。

 

いかがだったでしょうか。

こんな末席ブログを見ている人も少ないだろうが

ちょっとでも興味を持っていただけたのなら幸いだ。