びーらぶどあんどらばぶる -15ページ目
もう直に
お別れの時が来る
思いつくことは
し尽くして
次のあてを無くしている
わたしに
逝こうとしている者を
抱いてあげて
と
あなたは言った
あなたがいつか
逝く者になった時
わたしはあなたを
抱きしめる人でいたい
抱きしめてほしいと
言われるわたしでいたい
あなただけが
わたしの中で唯一
わたしの世界を変える
わたしの核心に届く存在
わたしの
わたし分の
わたし一杯に響き渡る霹靂
まるで違う
羽模様のふたり
一緒に居ると
素敵なことが起こる
いつか躓いた道にいても
迂回する道を思いつく
痛みだと思っていたことが
自分の美点だと気づく
目の高さが違えば
見える景色も変わる
互いが見ている景色を
伝えたいと思える相手なら
どうしてって聞かれても
難しい理論はわからないけど
どうしたって
しあわせになれるってことは
どうしても決まってる
あなたが
しあわせになればいいのに
あたしなんか忘れて
しあわせになればいいのに
しあわせになって
あたしを忘れてくれたらいいのに
ほんとうに嫌いって
興味がないってことなのに
嫌い嫌いって
わざわざ言いに来る
あなたが心から
しあわせになればいいのに
あなたが言った
心得た
あなたがそう言うなら
わたしも彼女も
あなたを失って終わり
それでいい
たとえ
彼女にとって
あなたはたった一部でしかなく
わたしにはあなたが
わたしの全てでも
おまじないかけて
わかったよ
アブラカタブラ
そんなことより温かくして
ゆっくりおやすみ
あなたは同時に
いくつも魔法をかける
あなたにはまるで
そんな気がなくても
あたしは
あなたの魔法にかかる
今日も
明日も 未来もずっと
あなたが患う
死なないビョウキ
君の考えは間違っている
君の言うことは矛盾している
誰かが悪い
世の中が悪い
あなた一人分
ちゃんと生きてるなら
それでいいじゃない
心から理解してくれる人が
たった一人居れば
それだけでいいじゃない
一番愛してる人が
わかってくれているなら
それでいいじゃない
忘れた方が
しあわせになれるのに
誰かの不幸を
願いながら生きたって
ほんとうのしあわせとは
言えないのに
どちらにもそれなりの
理由がある以上
許し合える日など
来ないのに
あなたは何を期待しているの?
人生は夕暮れに近づき
誰もがそれぞれに
いろいろなことを
いろいろな理由を飾って諦め始める
心から愛せる仕事
心まで潤す収入
あなたのために
生まれて来たと言える伴侶
こんなものか
所詮こんなものか
みんなそんなものだ
人並みに笑って泣いて
不幸ではない生活を送れたなら
良しとしようと
自分に言い聞かせる
身震いする程の
歓喜に出会う事なく
もう陽が落ちようとしている今も
わたしは
あなたとなら
全てを手に入れられると
思っている
あなたとなら
諦めなければならないものは
ひとつも
ないと思っているんだ
ほんとうならば今ごろ
ぼくのベッドには
あなたが
あなたが あなたが
居て欲しい
今度生まれた時には
約束しよう
誰にも邪魔させない
ふたりのことを
〔 ラブ・レター Blue hearts 〕

