こつぶが今日新しいおうちに旅立って行った。

最初に欲しいと言われたお宅はけっきょくダメになり、
こりゃもううちの子に決定だ―！と思ったのもつかの間、
すぐに別の人から欲しいと言われ決まってしまった。

うちに来てすぐ椅子の下に雑巾とトイレットペーパー
（ペーパーボックスに入っているのを自分で引っ張りだした）で巣を作った。

本当はあげたくなかった。
でも集合住宅であんな元気な子猫がいたら大変なのは火を見るよりも明らか。
夜中だろうと走り回るもんね。

そうだ、引っ越そう。
豪邸建てて。

可愛い顔でよく寝る。

ちびこはよっぽどこつぶが気に入っていたらしく
一緒にかくれんぼをして遊んだテレビの裏だのを覗き込んで
こつぶを捜しては鳴いている。

母はそれを見てぐずぐず泣く。

寝そべったままメシを食うの図。

いっぱい撮ったのに暴れるからまともに撮れた画像は少ない。

こんなに暴れん坊な子猫は初めてだ。
まるで子獅子だ。
荒ぶる子猫ちゃんと呼んでいた。

とにかく噛む！人だろうが猫だろうが噛む！
痛い！だが可愛い！

熟睡していたのでおねーたんたちのところに置いてみた。
せっかくなめてもらったのにこの後大暴れしておねーたんたちは逃げてしまった。

これはやっとこ撮れたお帽子の図。
くつしたに詰めてブリトーキャットをやろうとしたら
大暴れしてすぐ抜けだしてしまいまともに撮れなかった。

捨てられた子猫が拾われてちゃんと育つ確率は宝くじより低いのだとか。
向こうのおうちの人に可愛い可愛いと言われたそうだ。
こつぶはものすごーく幸運であるに違いない。

でももし万が一返されてきちゃったりしたら嬉しい…。

ぴりりと辛いこつぶさん