水の中にいる夢を見ました。
息ができなくて、目もちょっとしかあけられない。苦しくて苦しくて、人間でいることをうらみました。

すると魚になれたけれど、自分がなんの魚なのか、どんな色でどこに所属して誰といるべきなのかがわからなくて、

魚でいることも嫌になりました。


すると大きな波がきて

気づいたら浜にうちあげられていました。

息ができないし、のどは焼けるように熱いし、力が入らないし、魚でいることが心底嫌になりました。


すると、ヤドカリになれました。でもヤドカリがどんな生活をするものなのか、何を食べればいいのか、何をしてすごせばいいのかわからなくて、悲しくなりました。


だからずっと、家に閉じこもっていました。

人間の時はよかったなぁ、友達がいて家族がいて恋人がいて。

今会っても、彼らは私に気づいてくれない。そう思うと悲しくて悲しくてそのまま死んでしまいました。




気づいたら人間に戻っていました。いつものベットの上で、扇風機をつけたまま、泣きながら目を覚ましました。

魚だったときの孤独感も、ヤドカリだった時の絶望感もまだ身体の中に重くのしかかっていました。


これが私の初夢です。

 寒くて寒くてたいへんな夜。

ホットミルクの海に行きました。


ホットミルクの海は甘くてあったかいから。一人でもさみしくない。


ホットミルクの海を眺めながら、明日になることを考えました。

明日はとても、気が重い。


私は毎日毎日気がおもくて。 生きるということは、精神的に、マッチョじゃないと大変なんです。

でも明日は必ずやってくるから、たちむかっていかなくてはいけない。


そんなことを考えていたら、水平線の向こうから

新しい太陽が出てきました。



日が出てくると、ホットミルクの海は暑いから

私は帰って、新しい一日と戦う準備をします。


マッチョじゃないけど。できるかぎりがんばらないと。


そして、またつらくなったら、ここに来ればいい。

はじめまして。

冬林檎といいます。 とても未熟ですが、 待っていてはだめだと思い、挑戦者になりました。


書くことを通して、自分を表現できるようになれればいいなあと思います。


よろしくお願いします。