<写真・ミステリー歩く石>
<写真・スズメの学校>
(写真・歩く鳥)
<68章・歩く石~>
コロナのために外出も控えている最近ですが、代わりに散歩で公園や隣接する海岸を歩くようになったのです。
すると発見です。
都会では見られない情景の発見の数々~見つけたものです。でも、ここは都会の真ん中なのです。
その証拠に高層住宅マンションが群れをなして立ち並び、その一棟一棟がとてつもない大きさなのです。11階建で横に四十戸並んでいるとすると、440戸の3LDKの住宅があるということで、居住人口はざっと千人ということになります。
下から建物を見上げると、その巨大さは外洋の客船と変わらぬ大きさです。
しかもその巨大な棟が何棟も連なった団地なのです。
建物の連棟だけではありません。隣接して公園があるのです。そしてこれまた市内あちこちにあるミニ公園ではありません。団地の敷地すべてを合わしたような,いや、もっと広い公園なのです。
なぜかというと海浜公園だからです。一口に言えば<海とセットの公園>えへ~私の命名ですけど。
面積は概算、公園部分が10万8千平方メートル。海岸、砂浜部分で10万平方メートルあまりです。
この海岸に防波堤を隔てて、戸建て住宅が密集し、高層住宅があるのです。
昔、この地域は遊園地と海だったのです。海水浴場であった海が埋め立てられて、遊園地の跡地が合わさって現在の姿になったということです。広い筈です。
コロナで出歩くことが少なくなって、この公園を一周し、海辺で佇むのが私の日課なのです。
今は桜の季節です。この公園でも散歩道に沿ってところどころで植えられている桜が満開で、ペンチに座って桜を見上げていると 傘を広げたように精一杯枝ぶりを広げて、春爛漫と花びらを咲かしているのです。
この桜の樹、公園のなかの桜で一番の巨木なのです。この大きい胴体?多分樹齢50年以上でしょう。とするとこの場所は埋め立て地ではありません。
そうか~遊園地のあったところです。遊園地のあったころから成長してきたのでしょう。
この団地は、確か高度成長の建設ブームのなかで、海を埋め立て高層住宅団地が建設されたようなのです。併せて都会のなかにある動物園。遊園地もなくなり、子供達を失望させたのでしょう。
でも、遊園地にある桜は他の木樹とともに、動くことしません。これが公園になった動機かも知れない?
そんなこと思いながらペンチに居ると、鳩が何羽も足元に寄ってくるのです。
なにかここの鳩は人の姿見ると寄ってくる習性があるようです。
地面をついばみながら、ときどき私を見上げるのは、餌を貰えるのか?期待しているのかも?
そういえば、海岸の傍の木陰で鳩にパンをちぎっては与えている、お年寄り見ました。<アハハ、私も年寄の部類にはいるのでしたね>10数羽の鳩がおじいさんの廻りを囲んでいるのです。
おじいさんがパンを小さくちぎって掌に載せてさしだすと、鳩が手の上に乗ってきてパンをついばんでいるのです。
なにか写真に撮りたくなるような風景です。
鳩だけではありません。スズメがおり、カラスが人家に沿った公園の森に集団で巣喰っています。
多くはないけどその他の鳥の姿も見ます。
それに街中では当たり前ですけど、スズメです。
戸建て住宅が海沿いに密集するのを隔てて、石垣塀があり石畳みの道路と共に海にそって延々と伸びています。
道路は公園で行き止まりなっています。そこで見たのです。
何十羽というスズメが石垣の上に並んでいるのです。道路でも数羽遊んでいます。(写真参照)
私が近づいても逃げようともしません。
スマホを取り出して写しました。
それだけではありません。
石畳み道路歩いていたら壱羽の鳥が石垣に沿ってトコトコ歩いているのです。
逃げるものと思いながら近づいたら、逃げないのです。
一諸に歩きながらスマホ撮影です。
なにかこの公園~桜や木樹や花にあふれているだけでなく、生き物たちもいっぱい暮らしているようで、すごく楽しい気分に包まれます。
そして海です。
海に生息する鴨~<ハジロ鴨>です。
内湾とか気水域(淡水と海水が混じる水域)に生息する鴨なのですが、ここは内湾でもあり、川の水が流れ込んでいる気水域でもあるのですが、水辺近く20羽近くやってきてもぐって魚を獲ったり、岸べのトテラポットの隙間から、藻とか子魚を獲るようです。
それが群れ成して泳ぐのが凄く可愛いのです。下に降りて行くと岸辺から逃げるので、海岸に沿った堤防の上からつい長い間見とれてしまうのです。
それ以上に私を引き付けたのは、沖合遠くと言っても湾のなかですけど、ボート?いえ、一人乗り一枚セールの<キャット・リグ>です。
一枚セールを綱で操つて、体をそらして風を受けて走らせるのです。
上手く操作すると自転車より早く、風を切って走るのが凄く素敵に感じました。
思わず堤防の上から、近づいてくるキヤット・リグに向かって両手を上げ下げして、しまいにはスカートを広げたり~もう歳甲斐もなく~だって、方向転換して私に向かってくるのですからね。愛想~あいそです。
ええ、勿論女装姿で公園や海に散歩に行っているのです。時々女装しているの忘れるときありますけどね。
ところが、これがとんだ罪作りでした。
前にも書きました。ドボンです。
私に手振ったらドボン、体ねじって私を見ただけでもドボン~
5艘も沈めたこともありましたが、いくらウエットスーツ着ているともいえ水に落ち込んだら冷たいでしょう。
なにか気がとがめて、止めました。
<波打ち際から上がってきた歩く石>
<石の大きさ>
<写真・砂浜に移動した歩く石>
そして、ここからが本題です。
砂浜に降りて行くと、小波の打ち寄せる波内ぎわ~
50センチ四方もあるような、大きい石を見つけたのです。初め見つけたときは緑の藻を付けて、青青と光っていました。たった今、海から上がってきたようにね。冬の季節のときです
所が、先日見たら岸辺に上がったきりで水に入らないせいか?藻が干上がって黒くなり石が乾いているのです。
これがミステリーの始まりでした。
不思議なのです。
周辺は石ころひとつない砂浜が延々と続いているのです。
ところがある日、この石が突如姿現したのですからね。
苔(こけ)むして光っていますから、海の中から這い上がってきたことははっきりしています。
でも、海のなかにあったものが、どのようにして岸辺に這い上がってきたのか?波で動くような小さい石ではありません<写真参考>
とてもじやないけど、両手で抱えあげられるような代物ではないのです。
それがある日、突如岸辺に上がってきて、そのまま波うちきわで居座って動かないのは、今では乾いているのでわかります。
もう一度写真見てください。
緑の苔に包まれて大きさは私の胸ほど~とてもじゃないけど抱えられるような石ではありません。こんな重いものが海中から波打ち際より上がってくることできるのか?
答えがみつかりません。
ところが石のミステリーはこの石だけではありませんでした。
波打ち際から伸びている砂浜~冬ごろだったと思います。
その砂浜のなかに同じような大きさの石を見つけているのです。
石の周辺は一面砂浜です。これだけの大きな石は見当たりません。砂浜の上に埋もれているわけでもなくでんと砂浜に君臨しているのです。
砂浜に大きくても石があってもおかしくない~。
確かにそうです。
でもね~じつは見つけた一週間ほど前、この場所には石なんてなかったのです。その場所は水際から百メートルは離れている砂浜の場所なのです。
一体、この石はどこから?どのようにしてここに来たのか?
ホント~ミステリーなのです。
嘘と思います?いいえ~
じつは幸いなことに、私、何気なく砂浜のなかの石~写真に撮っていたのです。
本当になに気なくです。
でもミステリーは、砂浜にどういうふうに砂浜に来たのか?だけでは終わっていなかったのです。
それがです。ある日のこと。この石が忽然と砂浜から消えたのです。
うそ!うそ~言いたくなりますね。
人の手では簡単に持ち上がりもできないようなこの石が、広い砂浜から消えているのですから。
そして先日です。桜の季節~スタジオで西宮浜の桜通りに撮影に出かけたのです。
総勢6人、満開の桜通りです。
先生<女将さん>ここで踊ってく下さい。だって~桜、満開です。人通り多いのにね。
仕方ありません。
もう一人の女装さんと二人並んで踊りましたよ。
おばさんグループに見物されましたけどね。
これ、( TIKTOK)の(とくみチャンネル)に出ていますから、見て下さい。(フォロワー)忘れないでね。
脱線ゴメン~
帰り道にこの浜に寄って撮影しました。
勿論、石のミステリーも話題になりました。
そこでスタップで砂浜から消えた石を探したものです。
(ここにあった~)一人が声上げたので、近寄ると~
ええ!驚きです。
もと合ったとこから離れた思いもしない場所で鎮座していました。
砂浜のはずれ~公園に上がる階段があるのです。
その階段の下に、まるで階段が上がれなかって立ち止まったように、階段の下でうずくまっているのです。
「とくみさん本当にこの石、砂浜にあったの?」
91歳の年ですからね~
疑わし気です~
「信用してください。証拠はあるんだから~」
砂の中の石を撮ったスマホの写真見せます。
「同じだ。同じ石だ~」
「でもどうやって、ここまで来たんだろう?」
疑問は皆な同じです。
「一人ではとても運べる重さじやないよ。4人がかりでもね~」
男性のスタップが動かそうとしても、びくともしないのです。
結局、答えは出ませんでした。
他に石があるのでは??砂浜見渡しますが、波打ち際の石しか見当たらないのですからね。
読んでいただいた皆さん。
この謎、解いて頂けませんか~
写真・<階段で止まっている石>
追伸・今日海岸に行ったら、浜辺にあった石~<写真>私が指さしている石です。これが消えているのです。
また、ミステリー
<オワリ>
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