2021年5月 <うめきた外苑スクエア>
2021年5月
㊵ うめきた外苑スクエアで撮影
女装で私が何時も悩むのは衣装選びです。
フレンドさんのたまり場に居候して、服置き場にさしてもらうのですけど、本物女装?のフレンドさんが溢れるほどの女性の衣装つるしているところに、私の悪い癖、衝動買いで買った服が今ではフレンドさんに負けない位ぶら下げているのです。
なかには着ていない服も結構あるのですが、写真撮影の時にどれを着たものか?何時も迷うのです。
女装する癖に女性の衣装のセンスがないというのか?フレンドさんの意見聞いて着る服を決めるのがしばしばです。
それが先週の日曜日~撮影するということでメイク兼写真の先生<通称女将さん>の招集でスタジオ行きになったときも衣装で悩みました。
メンズで出かけるのはラフな服装で、家のそこらに引っ掛けてあるのを着て出るのですが~
たまリで、ハンガーラックにすしずめの女装の衣装となると<どれにしたものか?>悩んで悪戦苦闘するのです。
結局適当な服にして、後はこれと思うものをバックに入れて女将さんに選んでもらうことにしました。いくら悩んで選んでスタジオ行っても、大抵は着替えさせられてしまうのです。
着て行ったものがパスするのはバンドを追い足しで巻いてもらって済んだ時ぐらい。大抵はメイク室の隣の部屋の衣装部屋から、女将さん山のような服をかきわけて私に着せる服を出してくるのです。
これがすごいのです。サイズはさざまま~衣装の種類もさまざま~なのに、私のサイズにぴっちり合わして、当日の写真の目的に合った衣装選んでくるのですからね。
スタジオには女装変身で来る方があるのです。大きなキャリーに女装用具衣装詰め込んでメイク室で変身する女装さんが来て写真撮影撮されるのですが、メンズ姿で何も持たないで衣装借りてメイクしてもらう女装さんも結構いるのです。、
そのために体型や衣装のの好みに合わして~まあ、男性ですから大柄な方多いですからサイズもそれなりに合った衣装が衣装部屋にずらりと用意されているのです。
スタジオは女性に変身して女装への願望~男性に美しさを提供する場なのです。
そのスタジオに着いて持ってきた女性衣装を女将さんに選んで貰うと、案の定です。買ったばかりでまだ着ていないチャイナドレスは<次の撮影に着ましょう>と、取り上げてもらえたけど、後は全部却下~
私が着てきた服まで脱がされました。どんな服着てきたのか?書く気にもなれません。
それがこの服装でメイクなし~すっぴんで女装して商店街通ってきても、すれ違う女の人にも注目されることもなかったというのにね。
代わりに着せられたのが写真の衣装です。
いくら衝動買いの私でもこの服は絶対、買わないと思います。
だって、昔の昭和の時代~その頃の縞の大風呂敷きの柄ですものね。そこへ5月だというのに夏帽子までかぶせられて~白のマフラーで華やかさ出しているけど~
こんな服装でどんな写真撮るのか?見当もつきません。
でも不思議なのです。
着せられて鏡見たのです。
ええ?なにか不思議です。似合っているのです。いけるやん~
横から女将さん帽子差し出して私の頭にチョコンと載せます。
若く見える~いえ、90歳で若く見える?て、幾つに見えるの?言われそうですけどね。
なにかルンルン気分になって階下の台所に行くと、今日のお客さん、私の撮影見学にフレンドさん二人が来ていました。
撮影見学の申し込みがあるなんて~スターにでもなった気分です。
撮影はスタジオから始まりました。
見学のフレンドさんの前で始めるのですから、少し緊張したのかセリフ<とちって>やり直ししたけど~
それがね「テレポート!」と言って両手上げて飛び上がれと、監督の女将さんの指示なのです。スタジオの緑の幕の前で背景もないところですよ。
見学者が居るとこで訳分からずに変な演技命じられて、気合がはいりません。
「空間移動、テレポートよ~とくみさん。それに手が上がってないですよ。上に大きく手上げてテレポートするポーズするの。次行くところに向かってね」
<ああ、そういうこと~>説明に納得です。
どこへ行くのかわからないままにやり直し~今度はOKです。
スタジオの短い撮影終わって見学のフレンドさんも一諸に車で移動です。
淀川の大橋渡ると、前に撮影した場所の<空中庭園>のビルがひときわ高く見えます。
ビルとビルをつなぐ空中に浮かぶ橋のように見える長い通路は、車の窓から見ていて変わった印象を与えてくれます。
<多分、またあそこへ行くのだろう>思ったのは、コロナの時期です。前行ったとき人出が全くなかったからです。
でも違っていました。ついた先はオフイス街のビルの立ち並ぶ区画なのです。車を降りて歩いて行くと目の前が広がったのです。
ビルに囲まれるようにカーペットのように、人工芝もどきの敷物が引かれたグリーンの広場です。
カフエーテラスです。ミニ公園ほどの広さで、,これもミニテントがあちこちに散らばって、その下で人々が椅子に腰かけてストローで飲み物飲んでいます。
それを取り囲むように周りを夜店に見かける屋台に似た~キッチンカーというのですか?互いに距離置いて店を開いているのです。
前を歩いていた女将さんが、私達を空いている一つのテントに案内します。私達に飲み物の注文聞いて、前のキッチンカーから飲み物を運んできてくれます。
私はアイス紅茶です。
私は飲みながら、頭のなかでは、ある謎解きをしていました。
テントの下の椅子はパイプの椅子や普通の木の椅子~と思えば応接間の部屋に置くどっしりした椅子が、地面にじかに置かれているのです。
テーブルもそうです。大きいのや、私の前のミニテーブルなどまちまち~。隣のテント見ても同じなのです。飲み物飲んでいる人達がいろんな椅子に座っています。
そう、すべてがまちまちなのです。
なにか古道具屋の店先から家財道具運んできたようなものばかりです。
そしてキッチンカーでしょう。
移動トイレも設置されています。
こじんまりしたテント~
でも、それとアンバランスにビルの立ち並ぶなかに占めて、広いテラスがあるのです。贅沢なテラスです。
普通のお店だったらこんな造作しませんものね。
でも私には庶民的な広場のように映ってくるのですぅ。
そして~昔、オードリーへップパーン扮する王女「ローマの休日」です。王女のつかの間の初めての逢う瀬のひと時~カフエーテラスの場面が浮かんでくるのです。
そして一転~現実の場面~カフエーテラスを見回して私は疑問の答え見つけたのです。
皆さん分かります?
ヒントは?椅子、机、テント、人工芝、キッチンカー、トイレこれらがすべて共通している因子を見つけて手繰り寄せれば、このテラスの意図が答えです。
答えはさいごに~
このテラスの名称は<うめきた外苑スクエア>というしゃれた名前です。
「とくみさん、ここで撮影しますよ」
いきなりです。女将さん告げるのです。
<ええ!こんな人の居るとこで?>撮影するようになって、初めての経験になるのですからね。
「前のキッチンカーのバナナジュースのお店の人と話しているところの撮影です。話ついていますから」
さすがに監督です。女将さんは、お膳立てできていたのです。
でもね~人の憩いの場だけでなく、お店の人と話せて~なに話すの?
思ったけど、まあ、何時もの調子でやればいいんだから~と自分に言い聞かせて毎度の私の行ったとこ勝負です。
フレンドさん達そんな私見て唖然としているようです。撮影見学に来てみたけど、こんなヤッケな撮影でいいの?
そんなこと思っているみたいです。
私にすればテラスに憩う人よりも、フレンドさんが私の撮影に注目するほうが緊張します。
バナナジュースのキッチンカーのお店に挨拶に行きました。
お店の女性二人が笑顔で迎えてくれます。
「私との話し相手お願いできます?」
「ええ、いいですよ」二人一緒に答えて嬉しそうな笑顔です。
「動画は公開されますけどよろしいの?」
「大丈夫です」
力強い返事に撮影開始です。
カメラ構える女将さんに向きます。
<何事?>そんな視線があちこちから向けられてくるのを感じたけど、気にしないようにします。なにをしゃべったらいいのか?今、それに集中することと自分に言い聞かせます。
「じや~スタジオの続きよ。瞬間移動~着いたところがここ~いち、に~さん指まげるからそこで両手高く上げてから始まりよ」
<こんな場で万歳するの?もう、見世物じゃないの~>
<あれなにしているの?>視線集中するだろうね。
でも仕方ないのです。スタジオでの<テレポート!>言った続きですものね。
一人しゃべってから~なに、しゃべった?もう、そこから調子に乗って、お店に行くと待ち構えていたお店のスタップの方とのやり取り~
答えられないような質問までして~
なにしゃべった?
忘れました~しゃべるのも私<瞬間移動>なのです。
見るには< YOUTUB >ユーチーブの<とくみチャンネル>でどうぞ~。
ああ、撮影終わって一休みしていたらオーナーの方が挨拶に来られました。
名刺頂いて、スクエアの地主さん?思ったら違いました。
某電鉄会社傍系の不動産会社の<開発事業本部・スーパーバイザー>てすごい肩書の方
疑問の答え分かりました?人口芝生も、ミニテント、机に椅子、そしてキッチンカ―
共通するのは即移動できることです。
移動してどうなるの?いわずもがな~です。
<次回・京都観光続きです>