やめてとは言わないよ。
やめなとも言わないよ。
理由があるのもわかるよ。
君の辛さが全てわかる事は出来ない事も知ってるよ。
精神のどん底に落ちると
希望は絶望に
夢はあっけなく散っていく。
人の優しさは痛くて
善意は偽善に感じる。
自分なんて誰からも必要とされていなくて
自分を救ってくれる人も言葉もない気がして
この世で自分はたった一人で
自分が死んだってこの世の中はなにも変わらないって思う。
ワタシなんかが死んだって誰も悲しまないと思い
これ以上生きていても、迷惑をかけ続けるだけだと自分を責める。
人に優しくされればされるほど
自分は情けなくて
人の優しさに素直になれるはずはなく
この人もワタシを置いていくと恐怖心にかられ
近づくもの全てに牙を向く。
無駄に生きている気がして
生きている事に吐き気がする。
無意識に生きようとする脳と体
悲しすぎて
痛すぎて
生きる事をやめようとする心。
痛くて
腕にナイフをあてがい
流れた血に安堵を覚えて
異常な精神を
異常な量の薬で沈める
異常にシグナルを発し続けて
痛み
熱を帯びる体
痛くて
熱くて
何度も何度も
口にしたものを吐き続ける
吐いても
吐いても
空にならない体の中
鏡に映った自分は
あまりに残念で
自分じゃなくなっていて
それを認める度に自己嫌悪
悲しくて
痛くて
辛くて
寂しくて
一人になりたくて
独りにはなりたくなくて
自分が天の邪鬼なのを
時おりつながる
まともな思考回路が気づいたりする
その度に遠くなりすぎた空を見つめてみたりする
床に滴る鮮血
落ちる涙
散らばる薬
なにも、なにも
満たされない
なにも、なにも
安心できない
誰も、誰も
信用できない
自分が一番
信用できない
それでもね。
それでもね。
僕は君が自分を痛め付ける姿を見る度悲しくなるんだよ。
君の苦しみを聞くたび
痛くなるんだよ。
安心
信頼
安息の地
どれも僕にはとても用意してあげられそうにない。
どれも簡単に、単純に手にいれる事のできるものではないから。
だけどね。
だけどね。
心配する気持ちも
痛む心も
偽善でもなんでもなく
心が素直に感じた感情なんだよ?
痛い時
さすってあげる位の手はあるよ。
悲しい時
どんな話でも聞ける耳位はあるよ。
辛い時
笑い話をする位の口はあるよ。
眠れない時
いぢわるい事をして、君が笑ってくれる位の話術はあるよ。
だから。
少しだけでいいから
自分に優しくしてあげてほしいよ。
傷はね。
自分だけじゃなくて
君の気づかない人まで傷つける威力があるんだよ。
痛みはやがて悲しみになるから…
絆創膏一枚の優しさを。
君に。

